会社は這ってでもいくものなのか?

昭和の時代、絶滅危惧種ともいうべき人が職場にいました。

「会社を休みます」というと、怒ってくる人です。

例えば、風邪をひいたので休みますというと、そういう方は

「風邪をひくのは気がたるんでいるからだ」

と力説するのです。

その方いわく、「昔は多少体調が悪くても会社というのは這ってでもいった」というのです。(ほんとうに這って通勤していたという話ではないと思います。)

要するにちょっと体調が悪くくらいで休むなんてけしからんということなのでしょう。

頭悪い理屈ですね。

でも昭和の時代はこういう人がいたんです。

今でもブラック企業には、こういう人が存在するかもしれませんが、もし、いたら一生休んでおく(退職する)ことをお勧めします。

視点を変えると、この発言は天に向かって吐くつばのように、自分にはね返ってくるリスクがあるのではないでしょうか?

つまり、自分が体調を崩しても会社を休みづらくなってしまうということです。

昔、私がいた会社では実際、具合が悪いのに職場に来てだるそうに仕事をしている上司がいました。「無理せず休めばいいのにね」と思ったものです。

そういう人は、自分が会社にいないと会社が困ると本気で思っている節がありましたが、第三者からみると決してそんなことはなく、その人がいなくても会社は回るようにできています。

今の時代、さすがに「会社に這ってでも来い」という人はいませんが、逆にそれを悪用してずる休みを繰り返すような行為は、やはりやめたほうがいいでしょう。

あくまで自分のポリシーに基づいて休むか出勤するか決めればいいことです。

グタグタの体調で出勤しても職場やお客様に迷惑をかけるだけです。







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