名選手が名コーチとは限らない
昨日、テレビでフィギュアスケートをやっていて、ほんの数分みただけでしたが気付いたことがありました。
それは、スケート選手のコーチが、どうみてもアスリートに見えないということです。
どちらかというと運動不足の人という印象(人のことはいえませんが・・)。
もちろん、昔は一流のスケート選手としての経験があったり、華々しい経歴をもっている人もいます。
しかし、現在進行形でスケートの技術を、コーチ自身が切磋琢磨しているわけではないということはわかりました。
例えば、コーチが実際に4回転の手本を見せるわけではないということです。
コーチである以上、技術的な面でのアドバイスが必要だという気がするのですが、実はそうでもないようです。
昔の経験に基づいた技術指導でも立派にコーチをつとめている人はいるということです。
このことは、スケートをしたことのない、フィギュアファンが選手の演技の是非を語ったり、採点の仕方について詳しいのをみるとなっとくがいきます。
ディープなフィギュアファンですら、評論家のように選手の演技を語ることができるのですから、昔といえども実際にスケートをしていた人がコーチになることは十分に可能なのだと思いなおしました。
それに、コーチの仕事としては、技術指導そのものよりも、メンターや監督としての役割が大きいのではないでしょうか?
いざ大会の場にいったら、もう技術的なことよりも、選手が思い切り演技に集中できるようにサポートしてあげることの方がよっぽど大事なことなのかもしれません。
ひるがえって、自分のことに身を置き換えて考えると、何かの技術に関して一番の実績がなくても、それを人に教えることは、また別のことなんだと思うようになりました。
コーチになるには、コーチになるための経験がある
ということなんですね。
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