サルビアアカデミーVol.64「カンツォーネ・ワークショップ〜イタリアの心を歌おう〜」
2023年4月2日 横浜市鶴見区民文化センターサルビアホールにて、イタリアの伝統的な歌・カンツォーネを歌うワークショップを開催。
<イタリアの心を歌おう>
日本でも馴染み深い「サンタルチア」「帰れソレントへ」「フニクリフニクラ」「オー・ソレ・ミオ」の4曲をイタリア語で挑戦しました。
今回はサブタイトルに「イタリアの心を歌おう」とありますように、イタリアに行ってナポリの海に向かっているつもりで、心のままに歌い、楽しんでいただく企画です。「フォルテは好きなだけどうぞ!」「波に揺られるような気持ちで」「自分を開放して!」とのご指導。
曲が進むにつれ、どんどん盛り上がり、最後の「オー・ソレ・ミオ」はホールいっぱいに歌声が響き渡りました。鶴見にナポリの海が見えた気がしました。
<講師模範コーナー>
大森先生には「ジロメッタ」「チリビリビン」の2曲をご披露いただきました。
「サンタルチア」や「オー・ソレ・ミオ」ほどメジャーでは無いのですが、カンツォーネにはこんなキレイな曲もありますよ!ということを紹介したくて、何度も打合せを重ねてこの2曲に決まりました。
<アカデミックな講義も!>
サルビアアカデミーは世界の文化を紹介する講座でもあります。
今回は「カンツオーネとオペラの違い」「サンレモ音楽祭」についてなど、イタリアの音楽シーンの多様性についても大画面で解説して頂きました。
<ミニ・エピソード>
カンツォーネにまつわる楽しいエピソードもご紹介下さいました。
「帰れソレントへ」
イタリアの首相がソレントを訪問した際に歓迎の曲として披露された曲ですが…実は作曲者がフラレた直後で元恋人を思って作った曲だそうです。首相をお迎えするにはかなりセンチメンタルな曲調です。ぜひ聞いてみて下さい。
「オー・ソレ・ミオ」
1920年のアントワープオリンピックの競歩でイタリア人初の金メダルを獲得したウーゴ・フリジェリオの受賞式の際、国歌の演奏が行われる場面だったのですが…なぜか楽団員が国歌の楽譜を紛失。「楽譜無くても弾ける曲」ということで急遽「オー・ソレ・ミオ」になったとか。こんな場面でも気楽に歌を楽しむ心があったら心強いですね。
3時間たっぷり充実のワークショップ、大森先生、田村先生、ありがとうございました!
▼大森先生&田村先生の今後の活動▼
(poppo)
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