クリスマスアドベント2022年11月27日 p.1
※Salvador Coffee クリスマスアドベント2022 の特典ストーリーです。
タイトルの日付になると無料公開されます。
エチオピアのナチュラルは魔法のコーヒーだ。
どんな人でもコーヒーが好きになる味、エチオピアナチュラル。
苦くてどっしりと重たいコーヒーが苦手な人はもちろん好きだろうし、酸味が苦手でコクがあるのが好きという人もエチオピアだけは例外だ。
魔法のコーヒー、エチオピアナチュラル。
スミレやラベンダー、ジャスミンなどフローラルさを感じたいあなたは96℃くらいの高い温度で淹れてみましょう。ベリーやアップルシナモンなど甘さと質感を感じたい人は86℃〜90℃くらいで淹れてみるのがおすすめです。
詳しいドリップの仕方はこちらの動画をぜひご覧ください◎
※2年前に撮影したハンドドリップの動画です。温度や挽き目や道具などは都度変えますが、現在もほぼ一緒のレシピを使っています。
【ストーリー p1】 人々を魅了するナチュラルプロセスのエチオピアコーヒー
コーヒーの味わいを決める大きな要素の一つが、「精製(プロセス)」と呼ばれる、収穫後に行われる処理工程です。
「ウォッシュト」「ナチュラル」「ハニー」「アナエロビック」など、現代では様々な種類の精製が試されていますが、その中でも「ナチュラル」は非常に歴史が深い精製方法です。
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エチオピアのナチュラルプロセスといえば、伝統的にSun Dried(サンドライド)なんて呼ばれ方をしている天日干し乾燥が有名ですね◎
コーヒードキュメンタリー映画の『A FILM ABOUT COFFEE』でも、エチオピアの農協の偉いおじさんが言ってました。
UNWASHED ETHIOPIAN COFFEE IS THE BEST!!
(ナチュラルのエチオピアコーヒーが世界で一番美味いんだ!)
どうやって作ってるか?というと、コーヒーチェリーをアフリカンベッドという棚の上に拡げて並べて、レーズンみたいな見た目になるまで乾燥させていく作業です。
目標水分量とかもちろんあるんですけど難しい話は割愛します。笑
こうすることでコーヒーチェリーの果肉がコーヒー豆にたくさん付着して複雑な果実味が染み込みます。(おおよそ概念の話です)
お届けしたコーヒーを飲んで感じる「ベリーやカシスのような濃厚な酸味」「焼き林檎とシナモンのような甘み」は、ナチュラルプロセス特有の味わいと言えます。
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コーヒーの業界にも、流行り廃りみたいなものがあります。
今年のアドベントストーリーではコーヒーの味のトレンドについて簡単に説明していきます◎
エチオピアナチュラルの味は、やっぱり特別です。
コーヒー発祥の地であるエチオピアに自生している野生のコーヒーにしかない味わいがあります。本物のDNAというか、「物語の全ての始まり」みたいな味がするのがエチオピアです。
一昔前の表現で言えば「モカフレーバー」というやつですね。
ここでいう「モカ」はスタバ世代が知るカフェモカの『MOCHA』ではなくて、喫茶店世代が知るモカコーヒーの『MOKKA』です。笑
これはお客さんも店員さんもよく勘違いします。笑
「わたしモカみたいなやつが好みです。」
「よくわからないけど、モカってやつ好きです。」
なーんて、コーヒーに詳しくない方でも説明できちゃうくらいに一世を風靡したトレンドが「モカ・エチオピア」なのです。
このプロセス感(モカモカしい発酵感)こそが、コーヒーのフレーバーの走りでありトレンドの始まりであると思っています。(諸説あるかもしれません)
1000年もの間、人々を魅了し続ける味わい。
エチオピアのナチュラルプロセスコーヒー。
今一度、味を確かめるようにゆっくりと楽しんでみてください。
次回12月4日に続きがアップされます。
お楽しみに!
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