【Day.37 実は進化している?ゴミ山】
【Day.37 実は進化している?ゴミ山】
ここまでゴミ山について少しネガティブな面について説明をしてきました。
しかし2000年のゴミ山崩落事故以降、ゴミ山の運営方法は進化を続けています。
ゴミ山にはその管理方法によって三つのレベルに分けられることができます
・Open Dumpsite(オープンダンプサイト)
ただ無造作にゴミを積み上げるだけのゴミ山(現在は禁止)
・Controlled Dumpsite(コントロールドダンプサイト)
高さ・傾斜角等のルールが定められた、ある程度管理されたゴミ山
(※底に厚いゴムシートを敷いて地下に汚染水が浸透しないようにする。下から順に土を被せながら圧迫し、崩れにくくする、など)
・Landfill(ランドフィル)
環境や衛生面に配慮され、ガスの抽出などまで設計された廃棄場
スモーキーマウンテンと言われたトンドのゴミ山、そしてゴミ山崩落事故が起こる以前のパヤタスのゴミ山はオープンダンプサイトでした。
しかしゴミ山崩落事故が発生した後にゴミの投棄が再開されたパヤタスのゴミ山はコントロールドダンプサイトとして管理運営がされてきました。
そしてパヤタスのゴミ山は2017年8月に閉鎖をされました。
これまでパヤタスに運ばれてきたゴミの多くは、リサール州のロドリゲス町のサンイシドロという所にあるゴミ山に投棄されています。
この投棄場はかつて砕石の採取されて山が削られた場所に作られています。
周辺や進入道路沿いには、スカベンジャーの集落ができています。
サンイシドロのゴミ山はLandfillに分類されます。
ゴミから出るメタンガスを抽出してそれを電気エネルギーに変える発電所も併設されています。未だに昔のパヤタスのように衛生面や安全面が十分でないゴミ山がフィリピンにあるのは事実ですか、フィリピン政府もゴミ山をうまくマネジメントするための努力をしていることも事実です。
ゴミ山の解説については本日までです!明日は閉鎖されたパヤタスのゴミ山についてお話しします!
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