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R18小説『彼の隠し事 番外編』
※注意※
性的表現を含む描写があります。18歳未満の方、ならびに性的表現が苦手な方は閲覧しないよう、ブラウザバック等でお戻り下さい。
前書き
この話はR18を書きたい一心でできたもので、断髪小説『彼の隠し事』に登場した二人がただ致しているだけのお話となります。
本編から追加した小話とか、他の小説のような断髪描写とかもありません。
それでも読んでみたいという心の広い方は本文へどうぞ🙇
本文
「――っん、」
玄関で靴を脱ぐなり、大和が後ろから抱きすくめてきて、うなじに彼の唇が触れてくる。
彼の勤める理容室でバッサリと短く髪を切られ、前下がりの刈り上げボブになったのはほんの数時間前だ。その後、外でラーメンを食べてから私の家まで送ってくれたが、文字通り送り狼となっていた。
まずうなじを攻め立ててくるのはいつものことだった。慣れているはずのに、それだけでもうお腹がキュウとしてきて、太ももの内側に力が入る。
「……あぁ……っ」
「……ヤバいな……、思ってた以上だ」
うなじから刈り上げた髪へと指でなぞられ、チロチロと舌で耳たぶを転がしている。
「……ねぇ、……ベットに……っぅあ……」
ここは玄関を上がってすぐの廊下で、声を上げれば外へ漏れそうで気が気じゃない。
最後まで言わせないかのように、彼は空いていた手を服の中に忍び込ませ、ブラジャーのホックを外した。そしてそのままトップスを捲り上げている。
「ちょっ……んんっ」
声が外へと響かないように、思わず自分の手で口を押さえた。胸をやわやわと揉まれ、その中心へと指が伸びてくる。
「んっ……んんっ……!」
胸の敏感な場所を執拗に弄られる。指でくにくにと掠めたり、キュウと摘まれる。もう片方の手は執拗にうなじと襟足の間をスゥっとなぞるように行き来している。
すぐ固くなった胸の中心を爪で弾かれると、一気にお腹からゾクゾクとした痺れるような感覚が這い上がり、身体が震える。
――だめっ、すごくクるっ……!
いつもよりも感じてしまう身体が自分でも怖いくらいだ。もっと触れてほしくて、自分から胸を突き出している。
「気持ち、良さそうだな。」
後ろから聞こえる彼の息遣いが少し荒い。首筋にかかる熱い吐息と余裕のない彼の様子にも悦びを隠せず、秘所がじゅうと潤み始めてくる。
「んあっ、それっ、ィイっ」
出さずにはいられない嬌声を必死に手で止める。
うなじに触れていた手がそのままスルリと頬に伸びてきて、くいっと少し顔を後ろに向かされる。口に当てていた手を剥がし、大和の唇が噛み付くように私の唇を貪る。ぬるりと彼の舌が入ってきて、性急にチュクチュクと口内を蹂躙し始める。
「っふぁ……、ぁふっ……」
舌にも絡んできて、その動きに応えるのにもういっぱいいっぱいだ。口の中にはどちらの唾液か分からなくなるほど溢れている。
布がシュルっと落ちる音がしたと思ったら、すうっと大和の唇が離れていった。二人の口の間に銀色の細い糸が引いて、いやらしく映る。着ていたフレアスカートを脱がされたらしく、床へ円状に広がっていた。
露わになった下肢へと彼の手は伸びてきて、下着の中の秘裂へと指を入れてきた。もう片方の手でひたすら胸の先端を弄られている。
「っ……!やぁっ、ああっ!」
「すごい、もうとろとろだな」
ピチャピチャと、いやらしい水音をわざと立てるように秘裂を指で擦ってくる。先程まではかろうじて手で声を抑えていたのに、今はそんな余裕はなかった。翻弄されるがままに嬌声も上がる。
「んあっ、同時にそこはっ……、だめぇっ!」
「こんな状態なのに? ベッドじゃないから?」
一番感じる場所も丹念にくるくると擦られると、ふるふると腰が震えて、反射的に涙も滲む。もう我慢できずにイってしまいそうだ。彼の太くそそり立つ熱を膣内に埋めてほしくて仕方がない。
「いじわる、しないでっ、……もぅ、挿れてっ……!」
「ははっ、えろっ。壁に両手を付いて」
言われたまま壁を正面にして両手をついた。大和はいつものようにズボンのポケットからゴムを取り出していることだろう。カチャカチャとベルトを外す音とビッと袋が破れる音が聞こえる。
早く挿れてほしくて、ねだるようにお尻を彼に突き出して、頭を少し下げた。さらりと短くした髪が頬を撫でた。いつもと全然違う長さに違和感しかない。
――そうか。さっき、大和が切ったんだっけ
思い出すとゾクっとした強い波が身体の中心を駆け巡っていった。
大和が腕をお腹に回してきた。私の腰を軽く支えた瞬間、後ろから一気に突き上げてきた。
「いきなり、奥にきちゃ、やぁっ、ああぁ!!」
膣内に入ってきたソレは想像を超える大きさだった。充分に濡れていても久しぶりの行為とその圧迫感に少し痛みが走る。
「くっ……狭いな」
お構いなしにパンパンと腰を打ちつけられる。
「やまとっ……おっきいから、もっとゆっくり……ゃあああっ!」
「無理、腰止まんねぇっ!」
ただ性急に突き上げている様子でも、膣内を知り尽くされているかの様に奥の感じるところばかり的確に突いてくる。間断なく刺激されて、愛液がどうしようもなく溢れる。太ももへ滴り落ちそうだ。
「やぁ……なん……で、こんな、ああ、あああっ!」
「この眺め、最高、だなっ」
じゅぶじゅぶと卑猥な音が廊下に響いている。襟足の刈り上げに触れながら、うなじにつぅっと舌を立ててくる。
「ひやぁっ! ああっ、ぃやぁっ!!」
「亜子、マジ可愛いっ、」
ぶわっと背中に汗が滲み、ゾク、ゾク、と何度も味わってきた快楽が身体のナカへせり上がってくる。もうイきそうで、搾り取るように彼自身をぎゅうと締め付けていた。彼により一層、激しく腰を打ちつけられる。
「あこ、締めすぎ……っ!」
「やまとぉっ、……イイっ! もぅ、わたしっ、」
「あぁ、俺も……イクっ!」
「ああああああああっ!!」
奥にピュゥっと放たれた感触がした。
◇
バスルームでもベッドでも幾度となく貫かれた。下半身がジンジンとして、だるくてこれ以上は動けそうにない。喉もカラカラだ。
「大和……激しすぎ」
「仕方ないだろう、久々だったし。彼女が好みの髪型にしてくれて、しかも自分にやらせてもらえたとなれば、流石にこうなる」
大和はベッドから下りて、キッチンへと向かっていく。下着は身に付けていた。自分もベッドからむくりと上半身だけを起こす。
「大和も明日は仕事でしょ」
冷蔵庫からミネラルウォータを取り出してコップに注いでいるようだ。
「あぁ、始発で出て行くから、起こしたら悪いな」
このままここに泊まるつもりなのだろう。コップを二つ持ってベッドへ戻ってくる。一つをこちらに差し出してきたので、そのまま受け取り、一気に飲み干した。大和もベッドに腰掛けて水を口に含んでいるようだ。
「それは良いけど、ずっと続くの?」
「一応、明日で区切りだな」
「ふぅん、そうなんだ」
空になったコップを持って、ベッドから起き上がる。大和の空になっていたコップも持って、キッチンの流しへと向かった。少し足元がふらふらとして覚束ないが、歩けなくはなかった。
コップを流しに置いてベッドへ戻ってくると、腰掛けていた大和に腕を引かれ、後ろから抱き込まれるように二人ともベッドに寝転がっていた。大和は首筋にパクッとかぶり付いてくる。
「ちょっ、何して、」
「キレイだったから、つい」
今度は首筋をペロッと舐めてくる。
「ひやぁっ! くすぐったいって。」
「すごいそそられる」
背中に固いものが当たっている。
――えっ!? さんざんシたのに!?
「大和」
「なに?」
「……その、当たっているんだけど……」
「あぁ」
「まだできるの?」
「お望みとあらば」
反射的にブンブンと首を振った。
「そんな勢いよく拒否らなくても。わかってるよ。今日はもうしない」
そうは言っても固くなっているソレは、すぐには収まりそうもない。
「何でそんなに元気なの?」
「亜子のうなじが視界に入れば煽られるさ」
「えっ?」
「そういうものだ。しばらくは際限なさそうだな」
「……仕事中もそうなの?」
うなじにご執心なのはわかるが、見ただけで煽られるとしたら、お客さんにもそうなるのかと気になった。床屋に増えてきたと聞く女性客にむくむくと嫉妬心も湧く。
「はぁ?」
「その、女性のお客さんとか」
「……はぁぁ。もう寝るぞ」
大和は盛大に溜息を吐いて、私の体から腕を外し、くるりと背中を向けていた。
「そのぅ、もしかして怒ってる?」
大和の居る方へ向き直り、恐る恐る彼の背中に話しかける。
「……少し呆れただけ」
「……ごめん」
大和はふぅ、と一つ嘆息した。
「そもそも仕事中にそんなことは考えないし、俺にとっては亜子のうなじが一番キレイなんだ。それを知ってるから、そう簡単に勃たねーよ。こんなこと言わせるなよ」
彼は背中を向けたまま、ぶっきらぼうに言っていた。
「……」
ただ嬉しくてなにも言葉にならなかった。そっぽを向いている彼の背中に体をくっつけた。
「煽るなら、もう一回するぞ」
「ええっ! ムリムリっ! 明日早いし、もう寝よう! おやすみっ」
慌てて彼に背中を向けて寝たふりをする。
「ったく、責任とってくれよな」
背中から彼の声がしたが、聞こえないフリをした。でも久々に背中へ感じる体温はただ愛おしく、すぐには眠れそうもない。
後書き
エロが書きたくなりまして、……スミマセン💦
そのうちエロ断髪を書きたいのですが、どこかでみた断髪もののAVみたいになりそうで、中々書けないのが現実でして。
本編には入れられず仕舞いで、大和は露出したうなじを構いたくて仕方がないはず、とずっと頭の中で引っかかっていたので、二人のえちえちを書くことにしました。
需要あるのかなぁ……😓
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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