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碑文谷教会 子どもの洗礼講座

初めまして。私は碑文谷教会に所属しています、入山 太郎です。
 今回は私の所属教会で行っている、洗礼を受ける子どもたちとの勉強について紹介させていただきます。
 碑文谷教会では、2年前より子どもたちが洗礼を受ける準備のための勉強会を私たち信徒が担当しています。
現在は私を含め、3名の現役教員が担当しています。始めは当時4年生だった1人の子との勉強を神父様にお願いされたことが始まりでした。そして、今では3年生から5年生まで、約10名の子どもたちと共に2週間に一度の頻度で勉強しています。私たちは高学年を担当していますが、他に低学年を担当している勉強会もあります。
私の担当する高学年の部では、テキスト「いのち上・下」(サンパウロ発行)を使ってイエス様の言葉や思い、旧約時代からの大切な教えを子ども達と共に学んでいます。子ども達はもちろん洗礼を受けるため、またそこから始まる信仰生活の基礎を築くために勉強しています。
講座の流れは
1、 祈り
2、 テキストを読んで、プリントの質問に答える
3、 祈り
を基本としています。また、大切な行事が近い時には行事に関する話をすることもありました。カトリック校で学校生活を送っている子がほとんどですので、復習のような形で学びを深めています。学校の宗教の勉強と違った気楽さで持って今まで聞けなかった質問をしてみたり、共に学ぶ子との話によってイエス様の話がグッと自分たちの生活に近づいてくることもあります。「僕、この前こんなことしちゃったよ…あれは神様の喜ばないことだったんだね。」「そうだね、気づいてよかったじゃん!」そんな会話を子どもたちが、よくしています。
 この勉強会を通して、子ども達は聖書やモーセの十戒を学ぶだけでなく、教会という共同体に属し、その中で語り合い、励まし合いながら神様の道を歩んでいくことを感覚的に学んでいるのではないかと思います。
 それは、私たち教える側についても同じことが言えます。前もっての準備で改めてイエス様の教えについて考える機会が持てるだけでなく、子ども達の素朴な疑問や思いによって凝り固まった心を柔らかくしてくれるのです。子どものような心を学ばせてもらっています。
 神様の教えを学ぶことのできる大切な場をこれからも良いものにしていきたいと思います。

 

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