見出し画像

103万円の壁どころじゃ無い米国の話 その2

私の昭和風なイラスト。だいぶ前に描いたものです。
これね。今でもアメリカも同じです。

違いは生活保護を世帯が異なる家族にまで押し付けないとことか、家庭サービスの外注が豊富でしやすいってくらいで、現実にはまだまだ女性が犠牲になっています。

私のイラストとほぼ同じじゃん。笑
そう。いざとなると女性が削られる。我慢する。

さて、日本人なのに東京で駐妻になるという生活から、

米国に戻ってきた我が家。4歳と2歳を連れて。
夫はサラリーマンを続けられましたが、私はフルタイム主婦でした。しかも長男が重度自閉症なので、療育みっちりの上に1分も目を離せない状態(超多動系)。そして下の子はひよこみたいにくっついてくる時期。

もうね。トイレさえ自由に行けない。素早くするしかない。自分がオムツしてたいくらい。シャワーも行水。
子供の音が聞こえるようドア全開。笑

自閉症の子がいるうちはわかると思うけれど、朝も夜も無い。子供が寝たり学校行っている間に、慣れないこっちの学校や福祉の手続き、家や自分の事を一気にこなす。細切れ。安定した睡眠時間は取れず、でも倒れる事も出来ず、とにかくゾンビみたいに生きていました。

103万の壁なんて言っていた頃が夢のよう。
もう自分の今日が精一杯。

社会から孤立した毎日…孤独と不安で苦しかった…そんな中、長男が家から脱走し(2軒先、5分程度)

それを見た近所に問題家庭と誤解されて通報され、

本当にトラウマレベルに辛かったんです。

でもね。
ここまで行くとちゃんと救いの手が来るんです。
これが米国の良いところ。
すぐにソーシャルワーカーが来て、

バーっと説明して、

そして一緒に歩み寄ってくれるんです。

ここで「福祉」に頼るような弱者じゃねえよ!
ってキャラだったはずの私が、そっち側になるんです。

続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?