いのることよりうごくこと
今日は何かなんて理由なんて言わなくてもわかるでしょう。
ちょっと時間がすぎてしまいましたが、震災の日です。もう9年経ちます。
さまざまなところで追悼が行われ、ニュースもその話題をとりあげます。
今日は個人だけの話になります。彼も震災に遭い、その時彼はスケート場にいました。家族は無事でしたが被災して避難所生活も送りました。
もう終わりかと思いました。家もみんなもこんな状態なのに自分だけ
スケートを続けるわけにはいかない。葛藤は続きます。
そんな時関東のリンクから誘われました。誘われて滑ることが出来る。
でも自分だけ好きな事をやっている場合なのかと。
そして彼はリンクに立ちました黒い衣装で「白鳥」を舞ったのです。
他の選手と一緒に募金活動もしました。ワールドチャンピオンになった時も
喜びよりこれで復興が終わったわけではないと19歳の少年は語りました。
パレードは満面の笑みで答えました。自分の存在が少しでもみんなの
喜びになるのならと。自分が動くことで復興の手助けや希望になるのなら。
そして男子シングル初のス-パースラム。正直彼の右足はグラグラです。
いつ選手生命が終わるか。いっそのこと、まだ体が動く今でも。
と私は思うことがあります。でもきっとクワドを決めるまでは公式試合からは下りないでしょうね。きっと。
でも今日も明日も彼はリンクに立つでしょう。
みんなのために。自分自身のために・・・。