「エスター」
ストーリー ★★★★★
グロ ☆☆★★★
鬱 ☆☆☆★★
また観たい ☆★★★★
総評 ☆★★★★
幽霊よりも、悪魔よりも、怪奇現象よりも、何よりも一番怖いのは人間という事を強く強く感じさせてくれて、私のサイコホラー好きのキッカケになった言っても過言ではない衝撃的な作品です。
ある程度考察しながらストーリーを観進めるのが好きなのですが、結末(エスターの正体)は全く見抜けず、大どんでん返しの結末を目の当たりにした時は恐怖と歓喜と興奮で感情が忙しくて、全く寝つけませんでした。
まずじわじわ不信感を与えていき、エスターの正体が分かり畏怖の対象になる頃には完全に「生身の人間が怖い」という感性が自分の中で完成させられていました。そこからは畳み掛けるようにストーリーが進み、ラストは完全に「人の皮を被った化け物」が画面の中にいました。
そんな殺伐としたこの作品のオアシスは次女のマックスちゃん。見た目も可愛く、健気で守ってあげたくなる女の子なので、時より癒されながらこの作品を是非楽しんで頂ければと思います。