ほんの少しの期待と私の勇気

無性に寂しくて、会いたくて、満たされてないけど
何処かホッとしていて落ち着いているこの感情は

酔っ払った勢いで言ってしまった、もう最後にする
それはあの勢いであの晩なら最後に出来る気がした
でもあの晩、彼は言わずとも私を何回も引き留めて
一緒に帰るぞって彼の家に一緒に帰ってすぐ寝た
次の日が休みだから昼まで何度寝かして起きてから
昨日の晩 最後にするって言ってたけど?と問われた

その場ではうん、とも何とも反応できなかった
バレバレだけど寝たフリして彼の胸元に顔を埋めて
落ち着いたのか、気付けば本当に寝てしまっていた
彼の匂いと柔軟剤の優しい匂い全てが愛おしかった
それ以降その件については触れずその日を過ごした
お昼はUbereats頼んでアニメ観ながらハンバーガー
食べて、また寝っ転がってアニメ観るだけの休日

雨で良かったって心から思った、晴れだったら
彼は朝から1人でバイクで出掛ける予定だったから
神様は私と彼がもう少し一緒に居てもいいよって
雨にしてくれたんだと勘違いもした、嬉しかった

いつものようにしょうもない事で笑い合って話して
彼の気まぐれな腕枕も2人で居るけど背中合わせで
お互い好きな事をしている時間が全てが楽しくて
無言の時間でさえもこんなにも心地良いなんて、
やっぱりこの人とこれからも一緒に居たいと思った

夕方頃そろそろ帰ろうかなって時にいつも通りに
笑顔でまたねってバイバイして見送ってくれた
バイバイして数歩歩いてからハッと気付いた、
もしそのバイバイが今日で最後だったらどうしよう
雨の中すごく考えた、あの時ちゃんと答えてれば
このモヤモヤした気持ちにならなかったのでは?

彼はこれが最後であろうとまたねって言うだろう
昔からそういう人だ、だけど泣きすがりつくのは
情けないと思ってしまった本当は嫌って言いたくて
仕方がないのにこういう肝心な時に甘えられない

自分から言ってしまったんだから、今更情けない
なんて無理矢理に言い聞かせて落ち着かせないと
精神がもたない、言ったのめちゃくちゃ後悔した
だからってこちらから連絡するのも怖くて出来ない
もし連絡が返ってこなかったらとか思ってしまう
まだあの日から2日しか経ってないけれど、
ほんのちょっとの期待と私の勇気で連絡するか
連絡がくるかもしれないのをずっと待ってみるか、
今はその2つですごく悩んで、毎日元気が出ない

しばらくこなかったらもう終わりだ、諦めよう
再会してからの約1ヶ月かなり幸せすぎたから、
夢みたいな瞬間が沢山あって本当に楽しかった

そう思わないとやっぱり精神がもたないよ
強くならなきゃ、もうあの頃とは違うんだよ…

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