音源制作について
・アステロイズの同期のバンド、トゥルースフォルスのレコーディングを開始した。前に録った自分のバンドとネジティブパンチは明確な正解の音がないままMIXしたが、今回ははっきりと彼らの影響元のバンドのアルバムの音を目指して作る。楽しみだ。
・こう何度も音源を作っていると、自分の中にセオリーというかルーティンができてくる。
まずドラム録り。部室でしか録ったことがないのだが、決まってやることを書いてみる。
まずオーバーヘッド左右。ドラマーの頭より高いところで、マイクはスネアの打面に向けつつシンバルを拾えるようにする。これはストーンズやツェッペリンなどを録音したエンジニア、グリン・ジョンズのマイキングを真似している。あとはスネア、キック、ハイハット、各種タム。キックだけSHUREの低音用のマイクで、他はSM57。
ベースは場合による。ドラムと同時に録るときはDIからライン録りで、DAW上でキャビシミュを入れる。単体のときはキャビに低音用マイクを立てる。
ギターはSM57で、だいたいライブハウスでやるような感じでマイキングする。空間系エフェクトは、モジュレーションやU2みたいな効果音的ディレイは録音時にオンにしてもらって、他の広がりを出す用のディレイやリバーブは全てプラグイン。
ボーカルは現状SM57で、普通にライブで歌うように録っているが、本当はコンデンサマイクを使いたい…でも高い…トゥルースフォルスはボーカルを大切にしたいので、スタジオで借りるのも検討。
ドラムの時は部室にあるZOOM R16をオーディオIFとしてPCに繋ぎ、それ以外は自分のPresonusのオーディオIFを使う。DAWはStudio One。エフェクトは、基本はOzone EQ→Studio Oneに付属してきた Compressor→Raum Reverb。ディレイが必要な時はStudio One付属のAnalog Delayか2B Delayed Classic
で、コンプとリバーブの間に置く。ベースをライン録りする場合、BIAS FXのキャビシミュを使う。
マスタートラックにはLimiter(Studio One付属)を挿す。ローファイで歪んだ音像にしたい時はリミッターの前にSDRRという真空管シミュレートのサチュレーターを入れている。ネジティブパンチのEPでは全曲に使用して威力を発揮した。
その他、同じパートをギター2本にして左右に振って、バストラックにまとめてOzoneのステレオイメージャーをかけて広がりのある音を作ったりしている。
EQやコンプの設定とかはリットーミュージックのMIXの本を参考にしている。マスタリングはツールもないしやり方もはっきり分からないので、とりあえず新規プロジェクトにミックスダウンした各曲を入れて、マスターにリミッター等を入れて音圧を上げて揃えている。その分それ以外の部分をMIXで詰めるようにしている。
現状使っているプラグインはOzoneのイメージャーだけ無料で、それ以外はBIAS FXも含め全て期間限定の無料配布で入手したものかDAW付属である。
理想としては自前のマイクとinputが沢山あるインターフェイスを揃えて、Studio Oneを7にアップグレードして、ボーカル用のコンデンサマイクを買って… といったところ。
気付いたら自分のレコーディングのやりかたをひたすら晒す文章になってしまった。