浄化セラピストCOTOMI

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浄化セラピストCOTOMI

<salon Quesera >セラピストCOTOMI 自身の色々な経験をもとに人間の心理、潜在意識無意識にたどり着く。セラピストとして活動しながらインナーチャイルドセラピーを得意とし、元々の霊感体質により依頼が多くなった霊の魂さんと会話して浄霊成仏をしている。

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⒈魂のカタルシス〜薩之綉偏〜

登場する人物や団体は架空のものであり、実際の個人や集団を指すものではありません。 「職場の子が何か憑いてるっぽいんだよね。 見てもらっていい?」 親友からのLINEだった。 「オッケー。その子の写メ送ってー」 私はいつも通りに送られてきた写メを見て、 霊が憑いてることを伝える。 まさに今、仕事中に撮ったのだろう、 看護師の制服だった。 背後に黒い影。 憑いている場合は、浄霊するかしないかを 本人にお任せるがその場合はお代を頂くことを文章で返す。 「女性の霊だね

    • 国王の占い師

      男はその重大な事柄にタロットを読み間違えてしまったと、のちに後悔する。 「よし!では、その国へ行こう」 王は張り切って100人ほどの家来を連れ出発した。 数日前、 南にあるその国は評判が良くなかったが、 今後の国の繁栄を考えて、協定を結ぶのに良いかどうかを決めかねていた。 側近の家来が、もう少し様子をみてみるほうが良いと言ったこともあり、 王はいつもの占い師に相談することにした。 占い師はタロットを広げて読む。 「みんなで会議している。 未来のところでは、ゆっ

      • 17.魂のカタルシス〜白い女編〜②

        【結局、私は母親にはなりきれない。 ほしくて産んだわけでもないし。 でも、おろしたりできなかった。 妊娠したのわかった時、1人じゃないって 優しい気持ちになった。 その時、初めて満たされた。】 「じゃぁもう一度、子供のために生きる人生を体験してみようか」 彼女がうなずくと、その瞬間場面が変わる。 彼女はクリーニング屋さんでパートしていた。 マンションは親に買ってもらって 食費だけを自分のお給料から出す。 子供を保育園にお迎えにいき、 帰宅してご飯を作って食

        • 16.魂のカタルシス〜白い女編〜①

          ※登場する人物や団体は架空のものであり、実際の個人や集団を指すものではありません。 目も髪も肌も白い。 口が溶けている。 腐っている。 【私は、、、両腕を折られて、マンホールの中にすてられた。】 「どうして憑いてきたの?」 【もう、浄仏したい。もう、浄仏したい。】 泣いてるようにも聞こえた。 その日、仕事から夫が帰ってくるなり体が重いと言った。 霊視すると背後に何かいた。 「たぶん、女の人ついてるよ。」 変な目でみる私に 「え!?知らないよー!塩風呂は

        • 固定された記事

        ⒈魂のカタルシス〜薩之綉偏〜

          15.魂のカタルシス〜佳子編〜③

          「私みたいになってほしいって気持ちだよね。」 私は自分の気持ちに気づいていないふりをしていたからわかった。 「佳子はもう1人の私にはならないよ。」 生き霊の私は黙ってきいている。 「どこか寂しかったんだよね、1人でやっていくのが。 佳子に色々教えていても、 本格的にやってる訳じゃないって思いもあって、 それなら本腰いれてこっちの仕事してくれたらいいのにって、ずっともどかしさがあって、 仕事を辞めればいいのにって実は思ってたから 守護に見せかけて、生き霊になって

          15.魂のカタルシス〜佳子編〜③

          14.魂のカタルシス〜佳子編〜②

          私は鳥肌が立った。 なぜなら現れたのは、COTOMIだったからだ。 「私!?」 生き霊(男性) VS 生き霊(守護COTOMI)。 【まず、彼女は勘違いをしてる! 彼は佳子の事を意識してるんじゃなくて、 うざがってる! だから、あなたの勘違いで余計な念を飛ばすのはやめなさい。 気になるならちゃんと彼に聞いて確かめる事。 彼と向き合って話せないようじゃ、この先もずっと不安なことばかりで、うまくいかないよ。】 浄霊っていうより、喝をいれている。 私だったら絶対やら

          14.魂のカタルシス〜佳子編〜②

          13.魂のカタルシス〜佳子編〜①

          ※登場する人物や団体は架空のものであり、実際の個人や集団を指すものではありません。 「COTOMIさん、もううざいんですよね。 正直。もう、あなたから学ぶことはない。」 とか言って 私を傷つけようとしてきたから 私はそれに応えた。 「傷つけようとしてるかもしれないけど、 私はなんとも思わない。 あー、あなたはそう思ってるのね、 どうぞ。 本物の佳子なら、私がそーゆー人って知ってる。 あなた生霊ね。」 言い方は悪いが、妖怪や死霊はそこまで 賢くない。 妖

          13.魂のカタルシス〜佳子編〜①

          12.魂のカタルシス〜渡辺さんとまなみ編〜③

          若い男性が祭壇の横に座っている。 旦那さんか。 彼女はゆっくりと彼に近寄り抱きしめた。 「優くん、ごめんね、、、。 ごめんなさい、、、。」 その時きっと彼にも伝わったのだろう。 彼は手をギュッと拳を握ると涙が溢れてた。 「まなみ、、、」 存在はみえないが、声は聞こえたかもしれない。 奥の部屋で小さい子供とご両親が面倒を見てくれているのだろう、あやしている声がきこえる。 彼女は彼から離れると奥の部屋へ向かった。 【お母さん、、、。】 彼女のお母さんが子供

          12.魂のカタルシス〜渡辺さんとまなみ編〜③

          11.魂のカタルシス〜渡辺さんとまなみ編〜②

          渡辺さんはまたイメージを見せてくれた。 奥さんも娘さんも笑っていて 休みの日はみんなで買い物へいき 奥さんと2人で夜はお茶を飲みながら テレビをみてゆっくりしている。 山笠に浴衣で妻と娘が見にきてくれて、 帰りはみんなで、屋台を回って帰る。 もっというと、 娘が結婚して孫ができて、 山笠の半被を着せて、肩車をする。 【そんな普通の家族になりたかった。】 私は言った。 「次に生まれ変わったら、 笑顔溢れる家族に恵まれて 幸せな毎日を過ごせるといいですね。

          11.魂のカタルシス〜渡辺さんとまなみ編〜②

          10.魂のカタルシス〜渡辺さんとまなみ編〜①

          ※登場する人物や団体は架空のものであり、実際の個人や集団を指すものではありません。 今回の依頼主は私の妹だった。 霊感のある妹は、体が重く、旦那さんに無性にイライラするから何か絶対憑いてる、と 私に連絡してきた。 私も持っている症状の一つで、 霊に憑かれている時に、パートナーに 普段だったら何も思わないのに、 無性にイライラしたり、モヤモヤしたり 生理前のような感情になる事がある。 妹もそのパターンだった。 写メを送ってもらい霊視。 妹の後ろに二つ影があった。

          10.魂のカタルシス〜渡辺さんとまなみ編〜①

          9.魂のカタルシス〜美沙編〜④

          「名前教えてくれる?」 【美沙】 私は子供の頃の彼女に言った。 「美沙ちゃん、よかったね。」 女の子は笑顔で、うん!と嬉しそうに言った。 美沙の過去の映像の中で もう一度、やりたかった人生を体験してもらった。 子供の頃と大人になった美沙の笑顔を見届けて、 ハッと元の式場に意識を戻す。 もう1人誰かいる。 「え?誰?」思わず声が出た。 美沙の隣に、男性の霊が立っていた。 すると男性の霊は美沙を見つめて言った。 【やっと一緒になれた。】 「え?誰?」

          9.魂のカタルシス〜美沙編〜④

          8.魂のカタルシス〜美沙編〜③

          【病院のベッドで、私を顔のそばに呼んでこう言ったの。 「私みたいになっちゃダメよ」って。 私は母のようになりたかったし、憧れていたから なっちゃダメよって言われて、 どうしていいかわからなかった。 だから母のせいで独身ってわけじゃないんだけど 結局、結婚もできないまま死んじゃったしね。 フフフ】 最初にここで聞こえた笑い声だった。 私はもう一度聞いた。 「本当はどう生きたかったの?」 すると彼女は 口を大きく開き、怒るように叫んだ 【愛されたかった!

          8.魂のカタルシス〜美沙編〜③

          7.魂のカタルシス〜美沙編〜②

          ※登場する人物や団体は架空のものであり、実際の個人や集団を指すものではありません。 2人だけ(私1人しかいないように見えるかも知れないけれど)になった式場で彼女に話しかけた。 「あなたはどうしてここにいるの?」 【約束したのよ。結婚しようって。】 「できなかったの?」 彼女は答えなかった。 【どうしてここへきたの?まぁ、わかってるけど、、、。私を浄霊しにきたのよね。 実は私、もう少しで現象を起こすつもりだったの。 よくゆう、ドアが勝手に開いたり、 モノが突然飛

          7.魂のカタルシス〜美沙編〜②

          6.魂のカタルシス〜美沙編〜①

          ※登場する人物や団体は架空のものであり、実際の個人や集団を指すものではありません。 白いドレスを着た霊が結婚式場にいた。 体型や顔立ちもスッとしていて とても綺麗な幽霊さんだ。 フフフフ 脳裏に彼女の笑い声が入ってくる。 その日、伺ったその式場の責任者の方は、この会館の支店長さんで 実は前からこの式場では、 女性の霊の姿が現れるとか 声がするとか従業員から聞いていたことを話し始めた。 「だけど、必ず、女性スタッフだけなんです。 男性スタッフは、何も見たことも聞

          6.魂のカタルシス〜美沙編〜①

          5.魂のカタルシス〜薩之綉編〜⑤

          彼女とzoomで対応してくれたので 浄霊が終わった事と、薩之綉さんからのメッセージを依頼主(彼氏さん)に伝える。 彼氏さんは納得されていた。 夢に顔立ちの綺麗なお坊さんが出てきた事があるし、本人も霊感が強いのと、手から白い煙のようなモノがでてるのが時々見えると思っていた。 そしてそれが気というエネルギーで人を癒すことの出来る技術だと知り、喜んでいた。 なぜなら、彼の仕事は整体師で、患者さんにはゴッドハンドと呼ばれていたから。 「聞いてよかったです。これから、心の中

          5.魂のカタルシス〜薩之綉編〜⑤

          4.魂のカタルシス〜薩之綉編〜④

          しかし、カリスマは若くして白血病という病に倒れ亡くなる。 私は聞いた。 「本当はどう生きたかったの?」 【オレに本気でそれをきいてるのか?】 「はい、本当はどう生きたかったの?」 私がもう一度声をかけた時、 彼の母親らしき人が暗闇から現れた。 ゆっくり近づいてきて彼を抱きしめる。 泣きながら謝る。 「きよはる、ごめんね」 強く縛り付けていた両腕がゆるみ私をほどいた。 そして、彼の過去の映像が脳裏に入ってきた。 酒に溺れていた父親がいつも暴力を振るってい

          4.魂のカタルシス〜薩之綉編〜④