【番外編】手指消毒アルコールを5000円で20リットル作る方法
手指消毒液、売ってないですね。でもね、問題ありません。5000円あれば20リットル作れます。友達に配って評判がいいので、ご紹介します。自己責任で見てください。私は専門家ではありません。
<2020年4月15日更新>
イソプロピルアルコールも品切れが生じています。各種消毒の代替には次亜塩素酸水の記事をご参考になってください。
次亜塩素系はこちらの作り方を参考にどうぞ。こっちのほうが安いです。
大学病院も手指消毒液を自作している
さっき友達に聞いたんですが、ある大学病院ではアルコール消毒液が不足していて、自分たちで調合して作っているそうです。よく医療現場優先とは言いますが、ぜんぜん行き届いていないようですね。
イソプロピルアルコールを使う
手指消毒に使われているのがアルコールの一種、エタノールと言われているものです。しかしながら、消毒作用のあるアルコールはほかにもあって、イソプロピルアルコールというものがあります。これは医療用で器具の消毒に使われるものです。
このように、エタノールIPの「IP」はイソプロピルアルコールです。酒税法でエタノール単体で販売すると高額になるため、イソプロピルアルコール(飲めない有毒なもの)を混ぜることで酒税を回避し、低価格な消毒液になっています。
今回はエタノールの代わりにイソプロピルアルコールを用います。
厚生労働省はイソプロピルアルコール70%を推奨
とのことで、イソプロピルアルコールは効果は認められています。
イソプロピルアルコールは安全か?
1リットルの小分け販売
結論から言うと、エタノールと大して変わりません。毒性と肌荒れはイソプロピルアルコールのほうが強いといわれていますが、市販品で肌荒れしなければ大丈夫だと思います。
医療用と工業用イソプロピルアルコール
もう医療用は売っていません。じゃあ工業用は大丈夫かというと、断言はできませんが、私が調べた範囲では変わらないようです。限りなく純度100%のものを探せばいいのだと思います。99%のものもあるのですが、精製時の不純物は多かれ少なかれ混入するものなので、それは医療用も同じなのだと考えています。
実際に使用するものと使用量
・イソプロピルアルコール
・精製水
私は水道水で代用しました。精製水は薬局で500mlで200円くらいで売ってます。大量に買う人はこちらを↓
・グリセリンかヒアルロン酸原液
作ってみる
イソプロピルアルコール 70%
精製水 28%くらい
グリセリンかヒアルロン酸原液 1~2%
以上の割合で作ります。
例えば500ml作りたいときは、イソプロピルアルコールを350ml、精製水148ml、グリセリン1~2%で作ります。
コツ
決め手はグリセリンの量でして、入れすぎるとベタベタします。調節しながら行うといいと思います。
15秒くらい刷り込む時間が必要なので、すぐ乾いてしまうのであれば仕方がないので、水の分量を多くします。
アルコール濃度について
アルコール濃度に関しては諸説あるのですが、70%~77%が理想です。しかしながら、ウイルスや菌の種類によっては50%でも充分であるものもあります。今回お騒がせのコロナウイルスの場合、厚生労働省は70%以上推奨としていますが、マフキラーさんによると50%でもかなり有効とのことです。
また、丸石製薬さんも50%でも同様の効果があるとの資料を公開しています。
あくまで自己責任で
当方、専門家ではありません。アルコール消毒がなくて困っている方に少しでも役に立てばいいなと思っています。今のところ、1か月使っていますが、肌荒れなどはしていませんし、ヒアルロン酸を入れるとむしろ肌の調子は良いようです。
早く病気が収束しますように。