転写紙以外の技法-金彩
ポーセラーツは転写紙以外にも様々な技法があります。
ここでは基本的な転写紙以外の技法についてご説明していきます。
金彩
なんとなく聞いたことある方もいらっしゃるかもしれませんね。
作品に金彩を取り入れると高級感が出ます。
金彩が好きな方は、なんにでも金彩しちゃう!という方もいらっしゃるくらいです。
金彩の方法には2通りあります。
・セラミック・マーカー
・金液
それぞれについて解説します。
セラミック・マーカー
金液の扱いは少し手間がかかるため、簡単に金彩をできるように開発されたのがこちらのペンタイプのセラミック・マーカーです。
初心者の方でも簡単にお皿の縁などに金を塗ることができます。
ゴールド、プラチナ(銀色になります)を始め、数色展開されています。
塗ったときは茶色っぽい色をしていますが、焼成するとキラキラとツヤのあるゴールドやプラチナになります。
金液
金と樹脂の化合物の液体です。
金粉が入っていないものはブライト金、金粉が入っているものはマット金と呼びます。
ブライト金はセラミック・マーカーと同様のキラキラとツヤのある金になります。
マット金はブライト金ほどの光沢はなく、艶消しの上品な仕上がりになります。
マット金は金粉の含有量によって仕上がりのマット感が変わってきます。
金粉の量が少ないハーフマット金もあります。
マット金、ハーフマット金を使うときは、金粉が沈殿しているためよく混ぜて使う必要があります。
焼成後は少し曇ったように焼けますが、サンドペーパーなどで磨くと上品な輝きの金になります。
金と同様にブライトプラチナ、マットプラチナ、ハーフマットプラチナもあります。
金彩の注意点
金彩をする際に注意しないといけないのは、電子レンジは使えなくなるということです。
アルミ箔を電子レンジにかけられないのと同じで、金彩した金は純金に近い金属皮膜であるため、非常に導電性が良く、電子レンジに入れるとバチバチと音を立ててスパークします。
電子レンジOKな金がある?
実は電子レンジOKの金液もあります!
電子レンジ対応の金は、特殊な加工が施されており、導電性がありませんので電子レンジに入れても大丈夫です。
普通の金と比べると発色は少々暗くなります。
セラミックマーカーにも電子レンジ対応の金があります。
金彩もしたいけど電子レンジも使うかも・・という場合はそちらを使用してくださいね!
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