本の紹介「詳説 日本仏教13宗がわかる本」正木 晃著

 salon&bar SAMGHA は、元々の店名は「京都坊主BAR」でしたので、たまには仏教のことを書きます。

 本の紹介です。
 SAMGHA には大量の仏教、心理学、お酒、スピリチュアリズム、自己啓発の本がありますので、おいおい紹介していきます。
 今回は、「詳説 日本仏教13宗がわかる本」正木 晃著 。
 以前にも紹介しましたが、この本は、日本仏教を知る入り口としては、大変良い本です。
 まず最初に、仏教誕生からの歴史、日本に伝わった後、それぞれの時代における仏教の動向と政治との関係が解説されています。
ついで、日本仏教各宗派の本山や仏像が紹介されて、それぞれ簡単な歴史が述べられています。
 その後、13宗派の教え、宗祖・歴史について書かれています。 この本で全体像を掴んでから、「史上最強 図解仏教入門」保坂 俊司著などを読むと、それぞれ詳しく知ることができます。 史上最強 図解仏教入門には、いろいろな項目に参考文献が紹介されていますので、そこから深く知ることができます。

 ただし、仏教は学習ではなく、あくまで仏道なので、実践が大切だと思います。 坐禅体験などはおすすめです。体験で坐禅がわかるというようなものではありませんので、しっくり来たら継続的に禅寺に行かれることをお勧めします。

 日本の家庭では、親が家が◯◯派だから、自分も◯◯派だと思ったり、結婚する前は、夫婦別々の宗派だったのが、結婚する入った家の宗派に改宗みたいなことがあります。
 これは歴史的な問題があってそうなっていますが、それぞれが自由に選択すればいいと思います。 選択する前に、まずはどんな宗派がどんな思想や歴史 を持っているのかを知ることが必要かと思われます。
また、一般教養として、今後、各寺院を尋ねるきっかけとして、少なくとも「詳説 日本仏教13宗がわかる本」は、読んでおいた方が良いと思います。

 そして大切なことですが、仏教、仏道は深く探っていくと、いわゆる宗教でくくれるものではなく、「私」という存在を顕らかにしていくものですので、人間関係の絡まりをほぐしていくのにも良いかもしれません。

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