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【第13話】お客様の方が博識?情報収集の必要性
お疲れ様です。
サロン参謀の官兵衛と申します。
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まだ実は参謀としてのサービスはできておらず、初回投稿の2年後(2026年中)を目途にサービスを提供できるよう準備をしている段階です。
皆さんはどのくらい美容に関してアンテナを張っていますか?
ネット検索で誰でも専門知識が得られる今、エンタメ動画やゲームばかりに時間を使っている美容師さんはかなり危険な状態です。
今回は私が思う、情報収集の必要性、についてをお伝えしたいと思います。
お客様の方が博識?
最近ではネット検索のみならず、SNSで専門知識を発信するインフルエンサー美容師さんが多く出てきていらっしゃるので、一般の方も専門知識を知る機会が非常に増えております。
現時点で一番の有名どころというと長門 政和さんがいらっしゃいます。
Youtubeで長く発信を続けていらっしゃって、美容師さんにも、一般の方にもファンがいるという今までにいなかったインフルエンサーです。
この方が発信をされている自身の商材は、多くの美容師さんからも支持されていますし、それを扱っているサロンをめがけて、一般の方が施術を受けに行く集客にもつながっています。
今これを読んでいる時点で、長門さんの名前を知らなかった、という美容師さんはお客様から教えてもらう立場になってしまいます。
もうひとつ事例としては、成分に関してです。
アレルギーを心配される方が増えてきたこともあり、ここ10年ほどで一般の方も使用するアイテムの成分を気にされています。
ヘアカラーのアレルギーで有名なのはジアミンアレルギーです。
おそらくこのジアミンという名前を知らない方はさすがにいないと思いますが、ジアミンを説明できる方は意外と少ないです。
ジアミンはヘアカラーに含まれる色素で、成分名はパラフェニレンジアミンなどジアミンという名称が含まれる成分と、見落とされがちですがパラアミノフェノールなどのフェノールという名称が含まれる成分がアレルギー発症に大きく関わります。
ご自身のお客様で、ジアミンアレルギーの方がいる場合は詳しく調べられると思いますが、いらっしゃらない場合は意識がなかなか向かないと思いますが、今後アレルギーの方はより増えてくると思います。
何故かというと、平成のカラーブームは現在40~50代の方が始まりだと思います。そのころからカラーリングを繰り返しされている方がグレイカラーに移行し、地肌からしっかり染めていると思いますので、アレルギー発症の確率は高くなっていくと思います。
ちなみに、アレルギー発症はバケツ理論と天秤理論の二つあり、最近では天秤理論が有力なようです。詳しくはお調べください。
話が逸れていってしまいましたが、こういったアレルギーをお持ちの方がいらした場合、知らない美容師さんは間違った選択をしてしまい、事故につながる可能性もあります。
どんな情報を調べるべきか。
美容師の知識として必要なものは大きく分けて、技術・薬剤(成分)・商材、それにトレンドです。
そのどれもが集約されたコンテンツはありませんので、それぞれ分けて、私が見ているコンテンツをご案内いたします。
技術に関する情報収集
私は現役から離れてしまっているので、技術に関しては正直疎い部分がございます。最近まったく技術の練習していないな、という方はご参照ください。
カット関連:ベーシックカットならlesson cut、効率や構成なら天才美容師 かに
縮毛矯正関連:メテオ オープンチャット、美髪矯正Q&A 添削
この辺りを私はチェックしています。
薬剤、成分に関する情報収集
最新の情報を得る場合はビューティーワールドなどの展示会が一番早いです。ですが、行った経験のない美容師さんは難しいように思われるかもしれませんが、行ってみるとすごく勉強になる楽しい場所です。
福岡、大阪、名古屋、東京で行われています。公式サイトからチケットは入手できると思います。私が参謀役でお手伝いさせていただければ、一緒に周ってご説明することもできるのですが。
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商材に関する情報収集
これに関しては美容メーカーのミルボンやアリミノなど有名どころは雑誌やネットで調べやすいですが、意外と小さなメーカーが良い商材を出していたりします。こういうメーカーはディーラーを介さずに取引ができたりしますが、広告を大々的にやっていないことが多いので、結構探すのが苦労します。
ですが、それほど見つけにくい商材を見つけることができれば、一般の方が購入できない逸品になる可能性も高いので、お客様に紹介しやすい店販商品として取り扱うと良いと思います。
トレンドに関する情報
これは完全にSNSですね。
TIKTOK、インスタで技術を含む流行のスタイル、Xで成分情報や社会情勢を知ることができます。
ただし、注意しなければならないのがこれらのSNSはフェイクニュースも多いという事です。
私が気を付けているのは、韓国や中国の情報は信じない、言い方が強すぎる内容は信じない、信じすぎない、ですね。
情報をどのように使うのか?
冒頭に申し上げたように、お客様からあなたがプロとして働いているフィールドの情報を教わるのが一番避けたいところです。
お客様から教わるという事が重なると、お客様はあなたから知りたい情報が無いとみなされてしまう、失客につながりかねない危険性があるからです。
また、お客様から「このヘアスタイルにしてほしい」という要望に応えられないのも悲しくないでしょうか。
技術も長く続けてこられた自信ももちろんあるとは思いますが、今一度見直してみたり、新しい技術を取り込むことも、来ていただけるお客様にとって良いことであればチャレンジしてみてください。
まとめ
いまでは様々な情報が誰でも手に入る時代です。
それを探しに行くか、行かないか、という差でしかありません。
美容のプロとして働いている以上、一般の方から美容の情報を教わるのは避けましょう。
情報収集としては
・技術系はYoutube、インスタ
・薬剤、成分系は展示会
・商材系はネットやSNSをしらみつぶしに探す
・トレンド系はSNSで騙されないように注意しましょう。
美容の世界は日進月歩で常に進化しています。
もしあなたが10年前・20年前のまま変えていない技術があるとしたら、それは見直すべきかもしれません。
もちろんベーシックが大事というのは大前提ですので、それができているあなたの技術であれば、トレンドは少し練習すれば身に付くはずです。
ぜひ情報収集を含め、技術やトレンドを取り込むことを考えてみてはいかがでしょうか。
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そして参謀へ・・・
私は今までの経験を基に、美容師さんからヒアリングをし、どのような未来を描きたいのか、そのために何をするべきか一緒に考え、行動する参謀役になりたいと考えています。
サービス開始までの2年の間に私の考え方などを発信していき、友人のサロンにも協力してもらい、どのような手伝いができるか実績を作っていきたいと思います。
まだ少しかかってしまいますが、少しでもご興味を持っていただけたら引き続き、応援していただけますと幸いです。
Youtubeチャンネル登録もよろしくお願いいたします。