美容室のピリピリ感は何故?
土日の忙しい時間帯の美容室を思い浮かべてください。
美容師達が優雅に穏やかに働いている絵が浮かびますか?
だとしたら最高に居心地の良い美容室だと思います。
皆さんは感じた事があると思います。
なんか空気が張り詰めていてピリピリしていると。
主担当の美容師はにこやかに話してくれて感じがいいが、鏡越しに見えるアシスタントの顔には笑顔がなく、焦りと怯えている様に見えることもあります。
先輩から後輩への指示も鋭く、どこか冷たく感じることもあるかもしれません。
そのサロンで1番忙しい人がアシスタントを使い、お客様をまわしていく。アシスタントは指示通りに動こうと努力しているから!お客様の表情や気持ちを読む余裕もありません。
あくまでもアシスタントですから。
この構造が美容室をピリピリさせます。
スタイリストはといえば、自分の売り上げ=自分の給与ですから、担当客に対してはそれは一所懸命です。
一方、隣の別担当のお客様のことは何も知らず、特に声をかけるわけでもなくいます。
私も19年間そんな働き方をしていました。
店長になってからは部下の担当客に気を配ることはしていましたが、今思えば限定的でした。
美容室ってチーム制で働いてる様に見えますが、実は個人制なんです。
最近の美容室は益々その傾向が強くなっていて、フリーランス美容師なんて呼び、イケてる感じをだしていますが、正に個人制の終着点。
ちなみにフリーランス美容師になると、美容室の場所を個人で借りて、自分の担当客をマンツーマンで接客しますから、お客様にとっては居心地が良いと思います(2時間ずっと一緒なので逆に居心地悪い方もいるかも)
普通の美容室は担当スタイリストがいてアシスタントがいて、他のスタイリストがいます。
なのに、チーム制ではなく個人制なんです。
てことは、同じ空間にいるのに個人制でバラバラということになります。
私たちは会員制にすることにより、個人の担当のお客様と言う感覚を薄めています。それによってサロンに来店されたお客様は、
スタッフ全員できれいにし、喜んでいただけるサービスをしよう!という気持ちになります。
料金のいただき方が都度払いから月額払いになることによって、スタッフのお客様に対する意識も変わるんです。
かなりインパクトありますね。
美容室は個人の仕事なので、思うようにいかないとピリピリしてしまうんです。
お客様には関係のないことですよね。
続く