これから伸びるサロン、潰れるサロン
現在サロンや整体院を経営している方に向けた記事です。
「あ、このサロンさん、この先もう長くないかも…」
時々こんなことがふいに浮かんでくることがあります。
「不吉なこと予言するのやめて」
と思われるかもしれませんが、この予感は高確率で当たります。
マジで。
そもそも会社の寿命3年』といわれていますし、現代のビジネスは誕生した瞬間から薄命であることは運命付けられているのですけどね。
予感とか関係ないですね。
ハイ。
うちの近所にできた脱毛サロンさんとボディコンディショニングサロンさん、2店舗とも1年もたなかったし。
ボディコンディショニングサロンさんの方はチラシが入ってたので、偵察に行ってやれと思ってたら、いつの間にかなくなっていてびっくりしました。
どちらもコロナ禍での開業というハンデがあったと思いますが、もうちょっと頑張って欲しかったですね。
今は結構大変な時期ですがそんな中でも繁盛しているサロンさんはあるんですよね。
繁盛しているというよりは
伸びている
成長している
発展している
こうした表現の方がしっくりくるかもしれません。
そうしたサロンさんの特徴としてはこの3点が挙げられます。
ビジネスセンスがちょっと残念な人の場合、成熟期に突入していて「今流行っている」技術を習いにいっちゃったりするんですよ。
「今流行っている技術」をこれから習いに行っては遅いです。
では、サロン業界は成長性があるかどうかというと、残念ながらすでに成熟期に入っている業界だと思います。
業界にも商品やサービスにも成長のサイクルがありまして、そこに参入するかどうかは、その商品や業界がサイクルのどこにいるかを見極めなければなりません。
参入するのにベストなのは、プロダクトサイクルでいう『成長期』です。
ちょうど流行に敏感な人たちやその業界の人たちが騒ぎ始めた時ですね。
ちなみに、その商品やサービスが朝日新聞に紹介されると、それは成熟期に入ったと言われています。
一般人みんなが認知しているというこということらしいです。
今の時代、市場の成長性を見られないとなかなか厳しいものがあります。
反対に「これから成長する」技術やサービスを始めれば、特にこれといった努力なしでも売上は伸びていくもの。
成長性のあるものであれば、勝手に市場が拡大していくわけですからね。
他よりも先行した人が最初に利益をとっていくのです。
これは
と呼ばれています。
ブログにしてもYouTubeにしても、「あー、あと5年早く始めていればなー」ということありませんか?
上記のプロダクトライフサイクルでいうと成長期から成熟期にかけてが、もっとも儲かります。
そこを過ぎてしまうと、市場は同業者に食い尽くされた後です。
「ブルーオーシャン」とか「レッドオーシャン」とか耳にしたことがあると思います。
「ブルーオーシャン」はまだ競合がいなくて利益を独占できる市場
「レッドオーシャン」は競合だらけで競争が激化して血の海になっている市場のことです。
新しい商品やサービスができたばかりの市場は、初めはみんな綺麗なブルーオーシャンなんですよ。
でもその市場が儲かるとわかると、みんなが参入してきます。
そうすると、青い海はどんどん濁って、やがては赤く染まってしまいます。
サロン業で例を挙げると、脱毛サロンがそれにあたるでしょうか。
脱毛サロンは一度ツルツルになってしまえば、その後何度も通う必要がないので、リピート性の低い事業なんですね。
さらに差別化しににく、「価格が安いサロン」「最新の機器が入っているサロン」から予約が埋まっていきます。
で、最近ではミュゼが『100円脱毛』といった形で超格安で施術しているので、あんまり美容に興味ないけれどワキはツルツルという女性も多いです。
まあ、成人女性ならワキ脱毛は大体やっているという方がもの凄く多いです。
ですので、女性のターゲットが狩り尽くされてしまったので、今は男性と子供がターゲット。
高校生や中学生はもちろん、小学生を対象とした『子供脱毛』もあるそうです。
現状はこんな状態ですが、昔は脱毛って高かったんですよね。
全身ツルツルにすると、100万円くらいかかりました。
客単価が高い上、競合も少ない、珍しさもあって、昔は儲かったでしょう、昔は。
そんな感じで先行者が初めに市場の美味しいところをとっていくのです。
ビジネスの世界で大きな利益を得ている人は成長性のあるものに常にアンテナを張っているんですね。
もちろん私も市場の成長性は常に見ていますよ。
だって、目端の利く人に利益持ってかれた後の市場でめちゃくちゃ努力するよりも初めから先行者利益を取りに行くほうがラクですもん。
成長性・発展性のあるものを見つけるためには、まずは自分から情報を取りにいくことです。
ネットが普及した今自分から積極的に情報を取りに行く層と受け身になって「みんながこう言ってる」というものに流される層と情報格差が激しくなっています。
このnoteを読んでくださってる方は自分から情報を取ってくる方が多いと思います。
しっかりとアンテナを張って成長性・発展性のあるビジネスを見つけていきましょう!