このままこのサロンで働いてて大丈夫なのか心配です
原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。2020年4月より、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。また、美容師や美容室経営者で運営するコミュニティ「supporters」も開設しましたので興味のある方はDM頂けますと幸いです。
シェアサロン利用希望者と面談する時に、比較的若いジュニア層からの問い合わせもちょくちょく頂きます。
その際、「なぜフリーランスになりたいのですか?」という質問をすると、初めの内は「自分の力でやってみたい」「海外に行く資金を貯めたい」など前向きなお話を聞くのですが、徐々に会話が深まっていくと「今のサロンで働き続けて大丈夫なのか心配で、、、」という話に発展していきます。
今日はそんな不安について記事を書いてみたいと思います。
先が見えないジュニア層
おそらく、冒頭のような不安を抱えるジュニア層は、現状不満足という訳ではなく、単純に店長などに昇格しても自分の描くライフプランを実現できないのではないか?という不安から相談に来ていると思っています。
厳しい言い方をすれば、環境は自分で変えろ!という話ですが、私自身、SALOWINを作る前に3回ほど転職をしてますし、その都度、学びがあり自身の成長に繋がった結果が、今だと思っているので転職すること自体は賛成です。
なので、現在の職場で先が見えない。と思うならば、転職活動をしたら良いと思いますが、フリーランスなのか、業務委託なのか、正社員なのか、という話の前に、なぜ転職するのか?目的が重要だと思う訳です。
転職の目的を整理する
今回転職するのはなぜなのか?ここが重要です。
私の場合を例にしてみたいと思います。
■1社目を転職する理由
・大企業だったため出世が遅かった
・裁量がなく与えられた仕事をするだけでつまらなかった
・成績は良かったが大企業の冠があるからこそ。実力とは思わなかった
→もっと規模が小さく、これからぐいぐい伸びそうな会社で裁量を持って働きたいと思うようになる。
■2社目を転職する理由
・一定の成果を出せたしビジネスマンとしてある程度の仕事はできる
・IT/マーケティングだけは全然ダメだったので勉強したかった
・起業に向けて従業員10人以下のすごく小さな会社を成長させたい
→ある程度ビジネスマンとして活躍できる。という自信があった一方で、ITとマーケティングは全然分からなかった。これから起業するにも、ここが分からないとダメだと思った。加えて、会社を自力で成長させるためにすごく小さい会社が望ましいと思った。
■3社目を転職する理由
・会社の業績を伸ばし一定の成果が出た
・IT/マーケティングの別会社を作り収益化できた
・起業に向けて収入がゼロでもやっていける収益基盤が作れた
ざっくり言えば、こんな理由で転職をしていましたが、明確に目的があったので、転職して失敗したー。。という経験はありません。
むしろ、予想通りの転職が出来ているのでオールOKという感じですね。なので、もし、転職を考えている美容師さんは、今一度なぜ転職したいのか?整理することが重要だと思います。
ただ、1つ重要なのが「給与」「休日」「福利厚生」という会社から貰える物は目的においていない。ということです。
自分がコントロールできないことは目的に設定しない
転職する際、「給与」「休日」「福利厚生」ってとっても重要なポイントですが、ここは自分でコントロールできる部分ではありません。
例えば、給料40万円保障します!という求人に飛びついても、実態は28日勤務以上。とかコロナでやっぱ保障無理です。とか。簡単に変えられてしまう部分は目的におくべきではない。ということです。
もちろん、企業として、そこは約束だし守ろうよ。という話はありますが、全ての会社が守る訳でもないですし、守った結果、倒産しては元も子もないですからね。
他責にしたところで、無理なものは無理。という結論しかない以上、そこで、やかく言っても転職社数を増やすだけになります。
なので、「給与」「休日」「福利厚生」を目的に転職すると、基本的には失敗すると思った方が良いと思います。
もちろん、「給与」「休日」「福利厚生」は重要なポイントです。なので、最低限のレベルは維持してもらいたいのですが、あくまで付加価値でしかなく、最初に考えるべきは、自分でコントロールできる部分を目的にすることになります。
答えがフリーランスならそれで良い
ここまで考えた結果、自分にとってフリーランスとしてシェアサロンで働くことがベストである。という答えならば、ぜひ使って頂きたいと思いますが、それが、目先の条件だけなのであれば、間違いなく失敗するのでヤメておいた方が良いと思います。
当社でも、ジュニア層がフリーランスを希望する場合に、必ず給料下がるけど大丈夫?どれだけ耐えられる?という確認をさせてもらっています。
その際、覚悟を決めている人は、ジュニアでも関係なく成長していますし、覚悟が不十分の場合は、おすすめのサロンさんを紹介させてもらっています。(残留を強く進めることもあります)
自分の言葉が100%正しい。という訳でもないですし、1時間程度の面談でその方の全てを理解できるとも思っていませんが、シェアサロンと言えども、一緒に働く仲間であることは変わらないので、お付き合いをさせていただくならば相応の責任は感じます。
だからこそ、当人の覚悟だけでなく、リスクを踏まえた上で、納得して契約してもらえるのか?よく検討をしてもらう時間を提供している次第です。
もし将来が不安なら今を大切にすべき
最後になりますが、シェアサロンは全ての不安を解消できる場所ではありません。
そのため、今ないし将来が不安。というジュニア層は、まずは、必死に努力して顧客を付けることから始めた方が良いと思います。もちろん、そのためにより良いサロンに転職するのはアリです。
結果的に、顧客が付き、売上が上がれば、交渉力は高まりますし、その他の選択肢も豊富になります。
この状態を作れるようになると、これまでとはまた違った景色が見えるようになると思います。
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