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美容師の将来性は基本明るいんじゃないか?と思う件

原宿・表参道・池袋にシェアサロンを展開するSALOWIN代表の阿部です。2020年4月より、美容室の稼働率を最大化させる「SALOWIN LINKS」というサービスも開始しました。また、美容師や美容室経営者で運営するコミュニティ「supporters」も開設しましたので興味のある方はDM頂けますと幸いです。

美容師は将来性がない。という話は聞き飽きたなー。と思っていますが、同年代よりも収入が低かったり、毎晩遅くまで仕事をしていれば不安になるのも事実。

ただ、普通の会社員だって将来が明るい訳ではないんです。身近な企業で言えば、ディラーでしょう。

ディラー業は、メーカーからサロンに商品を供給するパイプ役であり、必要な仕事ですが、そこで働く個人に特別な能力が必要か?と聞かれれば、正直誰でも出来てしまうのも事実なんです。(失礼ですよね。。本当にすいません。)

これは、ディラーに限った話ではなく、会社員の大半って誰でもできる仕事をやっていて、たまたま、その人がその仕事をしているに過ぎず、辞めても問題ないのが実態です。

その点、美容師は手に職があり、国家資格があるだけで、誰でもできる仕事という訳ではなくなります。

安月給で重労働じゃん。。って思うかもしれませんが、自分のスキルに繋がらない単純業務を繰り返している会社員も多いことを考えれば、正直、どっちもどっちなんですよ。というのは前提でお伝えしておきたいと思います。

美容師は食いっぱぐれるリスクが極端に低い

今回のコロナで社会全体は「オンライン」にシフトしました。これによってアナログ産業の一部は大幅な需要減となった訳ですが、コロナピークなんて言われてる通り、美容室は比較的早いペースで客足が戻っています。

この理由は非常に簡単で「髪は伸びる」ということです。

どんなに在宅ワークが普及しても伸びた髪はストレスになりますし、美容室に行ってスッキリさせたい。という感情が消えることはないと証明されたのです。

そのため、美容師という職業が食いっぱぐれる。というリスクは限りなく低く、常に一定の需要があると言えるでしょう。(最大の敵は人口減少)

美容師の将来性は基本的には明るい方向に動く

もちろん、飯が食えればそれでいい。って訳ではないことも重々に理解しています。当然、結婚し子供を育てて安定した暮らしを営むことやチャレンジして高い報酬を稼ぐなどの将来設計が見えることが重要です。

その点においても、美容業界全体として、美容師の所得を上げる方向で動いていますよね。

この時に、一般サロンは、給与体系を整えて、少しずつ昇給する仕組みなどを導入し全体の底上げを実施します。ここに、当社のようなシェアサロンが極端に高い報酬を提供する。

こうなると、既存サロンは人材の流出を防ぐために、昇給スピードを早めるサロンなどが誕生する訳ですね。

全体の給与相場が上昇すれば、これまで頑なに昇給を渋っていたサロンも賃上げの動きに対応しなければならなくなりますし、そもそも、低賃金でないと経営できないサロンは自然と淘汰され、報酬の高いサロンに人材もお客様も動き、既存サロンはさらに高い報酬が得られるようになる。

というプラスのサイクルが発生するようになってきます。

これによって、30歳くらいの美容師であれば月給30万〜50万円くらいは稼げる環境が整うのではないかと思っています。(少し時間はかかると思いますが。)

美容師の40歳以降のキャリアステップ

美容師40歳定年説がありますが、これは、40歳を過ぎると、お客様がどんどん失客して稼げなくなる。という話なのですが、そもそも、今の顧客様も一緒に年を重ねていくんですよね。

そう考えれば、自分のスタイルを変えていくだけで、長く美容師を続けることは十分に可能です。

私も驚きましたが、先日大手名門サロンで70代の現役美容師さんが月間500万円以上を売り上げると聞きました。衝撃ですよね、、笑。

でも、顧客がいればそんなことも可能な訳です。

まー上記の話はちょっと極端ですが、既存のサロンも40代になった従業員をどのように雇用していくか考えていると思うので、想定される施策を書き出してみたいと思います。

■美容師が会社内で描くキャリアプラン
・スクール事業を設立し若手の育成を行う
・エリアマネージャーとしてサロンを統括
・自社製品の開発業務
・PR/マーケティング
・採用担当者
・FCオーナーとして経営者になる
・他業種に参入しそこで働く(飲食が人気ですね)

などなど、キャリアステップは現場に立つ以外でも可能だと思います。

ただし、その時は、「店舗数が30店舗くらい」が目安かなーと思います。店舗数が30を超える場合、確かに上記の仕事を行う人数は増えるのですが、それでも美容師数も多くなるので本部業務を行える人材になれないリスクがあります。

また、30店舗以下の場合は、そもそも上記の業務が発生しない可能性の方が高い訳です。(超大箱サロンとか人気サロンは除きます)

なので、キャリアプランを描く場合は、「規模」から考えて行動すると良いのではないか?と思っています。

フリーランス美容師の将来性

当社のようなシェアサロンで勤務するフリーランス美容師はどうなるか?という話ですが、当然「本部業務」の仕事はあるでしょうね。

というか、シェアサロン自体は本当に儲けの少ない事業になりますので、冷静に考えれば、シェアサロンを軸にした新サービスの開発を行う訳です。

ただし、ここも注意が必要で、「シェアサロンって流行っているからやってみようかなー」的な会社で勤務すると、生涯美容師をやるか?独立するか?しか道は無くなります。(もしくは自分で切り開くか。)

なぜなら、その先の事業展開を誰もが描き、行動し、金を集められるとは限らないからです。

というか、私自身、それをやっている訳ですが、めちゃムズです。なので、軽いノリで誰もができるとは思わないです。

結果的に、シェアサロン側が未来を描けなくなると、最悪の場合、シェアサロンがクローズすることになります。

なので、シェアサロンの本部側の仕事に興味がある人は、そのあたりもちゃんと聞いたりした方がよいかなーと思います。

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