望む事・願う事は未来の自分の姿?
ずーっと仲が良かった友人と私は
若い頃
引っ越しが大好きで
一年以上暮らした場所が
ないくらい
いつも環境を変えながら
過ごしていたの
そんな流れの中で
またまた
友人が
引っ越しをする事になって
いつものように
一緒に物件を見ている時
友人が窓の外を見ながら
何かハッと気づいたような
表情になったの
内見している窓の外から見える
マンションの一室に
美容室があって
友人は
学生時代に
その美容室に
いつも
足を運んでいたそうで
当時
美容室に来るたび
今
内見しているマンションを
美容室から
眺めながら
こんなところに住めるような
人生を送りたいなって
美容院に来るたびに
思っていたそうなの
そんな風に
思っていた事さえ
忘れ
日々忙しく
過ごしていたのだけれど
その思いを
ふっと思い出し
言葉にできない
思いで
いっぱいになっていたの
ただ
自分が考えている予算よりも
少し高かったので
わずかな期間でも
住めたらいいなって思い
その場所に
暮らすことになったの
その場所に暮らしてから
いつも短期間で
引っ越していた友人の
引っ越しサイクルが
なぜか終わったの
きっと
この場所にたどり着くために
無意識に
引っ越しを
数えきれないほど
繰り返していたのかなって・・・
住み心地がよいようで
その後
二十年の月日が流れ
今も暮らしているの
それでも
予算よりも
高い事もあって
何度も引っ越したほうが・・・と
考える事が
あったようなのだけれど
そのたびに
なぜか
引っ越しができない
出来事が運ばれてきたり・・・
なんとなく
引っ越しをとどまっていたの
そして
最終的には
趣味で知り合った
同じライフスタイルの仲間と
暮らすことになって
今では
将来のために蓄えたりしながら
心地の良い暮らしが
保たれているの
このストーリーを見つめながら
私が感じたのは
自分では自覚できない領域で
当時の友人が
未来を無意識に予測?
引き寄せた?
予知していた?
のかなって
思ってみたり・・・
なぜそうなったのかは
わからないけれど
ドラマチックで
素敵な物語を感じているの
面白いのは
思っていた以上に予算が高く
不安がありながらも
まるで住まいが
応援してくれているかのように
様々な形で経済的に恵まれて
無理なく過ごせている事なの
よく
物が人を選ぶとか
波動が合うものを
引き寄せるなど
すべての縁を
表現する言葉があるけれど
当時の
友人の場合は
とても
ゆとりがあるとはいえない
ライフスタイルだったから
通常は
選択肢の段階で
内見などはしないはずなのに
偶然の重なりで
そこに行く
運命と繋がって
今考えても
神秘的で
ステキな物語になっているの
言葉では
上手に表現できないのだけれど
やっと
待っていた未来に重なる事が
できたのかなって
感じているの
自分の人生だけれど
未来を見通すことは難しく
どんな人と出会い
どんな仕事をして
どんな場所に暮らしているのかも
自分だけで
整えることはできず
様々なご縁や
自分に宿る感性や価値観
思いなどによって
曲がりくねって
見えない先に
自分の想像を
はるかに超えたものが
待っていたりする事が
あるのかなって
改めて
人生の不思議で
おもしろい所なのかな
感じていたの
年齢問わず
自分が思い描ける事は
実現可能な事だから
ほんのわずかでも
希望的な
願いが生まれた時には
それが忘れたころに
実現する事も
あるのかもしれないなって
神秘的で魔法のような
出来事に
この世界は頭で考える
現実・事実とはまた違った
解明できない
導きもあったりして
自分の人生にも
想像ができない
出会いや出来事が
届けられる事が
あるかもしれないなって・・・
人生が
意味のあるものに感じられたら
何気ない日常が
まるで
色紙が重なったかのように
鮮やかに
なってゆくのを感じているの