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「社長って “嫌われモノ” ですよね...?!」 N社長を縛っていた思い込みが崩れた瞬間

社長ってどのような存在ですか?

完璧な人?
我慢する人?
文句を言わない人?
社員の痛いところをツク人?
社員から嫌われている人?

会社員の私にとって社長は、「大好きな人」。

実は、クライアントである経営者にそう伝えると、驚かれることが多いのです。
いかに、経営者が孤軍奮闘しているか痛感し、私の経験を言葉にすることにしました。


本記事では、クライアントが信じていた「社長とは嫌われモノである」というビリーフ(思い込み)が崩れた話をシェアします。

この内容を知ることで、あなたは経営者として、自組織への見方が変わり、結果、社員との関わり方が変わるきっかけを得ます。


社長は嫌われモノじゃない!

社員は社長のことが大好きです!



▼セッションでのクライアントとの会話

(Nさん・製造業経営・40代男性)

For Executiveでのセッション。
理想の組織像を話している最中、クライアントの表情が曇りました。

矢野間「表情が曇りましたね。実現する上で、何か懸念はありますか?」

Nさん「懸念は色々あります。〜(省略)〜、社員からの批判もあると思います」

矢野間「具体的にどんな批判がありそうですか?」

Nさん「例えば、『会社は私たちのこと見放すんだ』って言われそうです」

矢野間「…本当に?本当にそう言われそうですか?」

(沈黙が数十秒)

Nさん「…は!いや、違うかもしれません…!そう言われると、社員はそんなこと言わないかもしれません…」

(沈黙が数十秒)

矢野間「ここまで話して何を感じますか?」

Nさん「社長は嫌われるモノだと思っていました。 “社長1VS 社員50” の構図のように捉えていて、社員から敵対視されていると思っていました。でも矢野間さんと話す中で、そういう構図でもないのかもと思えてきました…!うわ…ちょっとこれは大きな気づきかもしれません。」

「社長は嫌われるモノ」という思い込みを持っていたことに気づいたNさん。その思い込みを手放せたことで、社員との関わりが大きく変わったとのこと。社内に協力者が多くいることに気づき、今では、社員と協力しながら様々なプロジェクトを進めています。


◆セッションの裏側にある3つのポイント

このセッションの裏側にある3つのポイントをお伝えします。

(1)嫌われモノの方が楽
(2)社員は社長のことが好き
(3)フィードバックで自分を俯瞰する

少し詳しくお伝えしますね!


(1)嫌われモノの方が楽

ある意味「私は嫌われモノ」でいた方が楽です。
そう思うことで、自分が傷つかないから。このビリーフ**思い込み・価値観)のおかげで、自己防衛できます。

しかし一方で、「嫌われモノ」というビリーフが、自信を下げ、社員との距離を遠ざけてしまう作用もあります。

Nさんにとって「社長は嫌われるモノ」という考えが、ご自身を守ってくれていた時期があったことは事実です。しかし、もうそのビリーフは必要ありません。

【 少し考えてみてください 】

  • あなたが社員から「嫌われている」と思って社員に接したら、どのような未来が創り出されますか?

  • あなたが社員から「好かれている」と思って社員に接したら、どのような未来が創り出されますか?

ー上記2つの未来にどのような違いがありますか?

*ビリーフ=思い込み・価値観

(…とはいえ、意図的に「嫌われ役」になる覚悟は必要です。無意識にビリーフに囚われてしまうコトは避けたいですよね)


(2)社員は社長のことが好き

私はこれまで複数の社長のもとで働いてきました。今の会社でも、前職でも、社長のことが大好きです!

社長が大好きな社員で溢れる組織は、実はたくさんあります!(そんな会社を数多く見てきたし、一緒にお仕事もしてきました)

自社の周りを見たら、「社長って嫌われるモノ」が当たり前かもしれませんが、世の中そのようなことはありません。

私はクライアントに、私自身が経験してきた世界をお伝えしています。

(余談ですが、社長のことは大好きだけど、社長とて完璧ではないと思っています(笑)。だから支え合えるし、組織っておもしろいんですよね!)


(3)フィードバックで自分を俯瞰する

Nさんとはこれまでもセッションを重ねていて、Nさんがどれほど社員の幸せを想っているか伺っていました。

だからこそ、私の中に“これほどまでに社員を想っているのに、社員全員から嫌われているなんてありえない!” と思ったのです。その観点を客観的にフィードバックしました。

ついつい一人で考えていると、視野が狭くなりがちです。コーチからのフィードバックがあることで、より現状を俯瞰的に見られるんですよね。

今回Nさんは「社長は嫌われるモノ」という考えに縛られていたことに気づいたことで、その後の社員さんたちへの関わりが大きく変わりました。



◆最後に

「社長は嫌われモノ」ではありません。社員は社長のことが大好きです!

もし社員があなた(社長)のことを大好きだとしたら、社員への関わり方はどう変化しそうですか?


そして、あなたのことを以前は守ってくれていたビリーフ(思い込み・価値観)で、今のあなたには不要になっているもの。
どのようなビリーフがありますか? 少し胸に手を当てて、考えてみてください。


一人では難しいという方は、コーチングを通して、ご自身を客観視して、今のあなたに必要なビリーフにアップデートしましょう!


\最後までお読みいただき、ありがとうございました!/


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