「社長って “嫌われモノ” ですよね...?!」 N社長を縛っていた思い込みが崩れた瞬間
社長ってどのような存在ですか?
完璧な人?
我慢する人?
文句を言わない人?
社員の痛いところをツク人?
社員から嫌われている人?
会社員の私にとって社長は、「大好きな人」。
実は、クライアントである経営者にそう伝えると、驚かれることが多いのです。
いかに、経営者が孤軍奮闘しているか痛感し、私の経験を言葉にすることにしました。
本記事では、クライアントが信じていた「社長とは嫌われモノである」というビリーフ(思い込み)が崩れた話をシェアします。
この内容を知ることで、あなたは経営者として、自組織への見方が変わり、結果、社員との関わり方が変わるきっかけを得ます。
社長は嫌われモノじゃない!
社員は社長のことが大好きです!
▼セッションでのクライアントとの会話
(Nさん・製造業経営・40代男性)
For Executiveでのセッション。
理想の組織像を話している最中、クライアントの表情が曇りました。
「社長は嫌われるモノ」という思い込みを持っていたことに気づいたNさん。その思い込みを手放せたことで、社員との関わりが大きく変わったとのこと。社内に協力者が多くいることに気づき、今では、社員と協力しながら様々なプロジェクトを進めています。
◆セッションの裏側にある3つのポイント
このセッションの裏側にある3つのポイントをお伝えします。
(1)嫌われモノの方が楽
(2)社員は社長のことが好き
(3)フィードバックで自分を俯瞰する
少し詳しくお伝えしますね!
(1)嫌われモノの方が楽
ある意味「私は嫌われモノ」でいた方が楽です。
そう思うことで、自分が傷つかないから。このビリーフ*(*思い込み・価値観)のおかげで、自己防衛できます。
しかし一方で、「嫌われモノ」というビリーフが、自信を下げ、社員との距離を遠ざけてしまう作用もあります。
Nさんにとって「社長は嫌われるモノ」という考えが、ご自身を守ってくれていた時期があったことは事実です。しかし、もうそのビリーフは必要ありません。
【 少し考えてみてください 】
あなたが社員から「嫌われている」と思って社員に接したら、どのような未来が創り出されますか?
あなたが社員から「好かれている」と思って社員に接したら、どのような未来が創り出されますか?
ー上記2つの未来にどのような違いがありますか?
(…とはいえ、意図的に「嫌われ役」になる覚悟は必要です。無意識にビリーフに囚われてしまうコトは避けたいですよね)
(2)社員は社長のことが好き
私はこれまで複数の社長のもとで働いてきました。今の会社でも、前職でも、社長のことが大好きです!
社長が大好きな社員で溢れる組織は、実はたくさんあります!(そんな会社を数多く見てきたし、一緒にお仕事もしてきました)
自社の周りを見たら、「社長って嫌われるモノ」が当たり前かもしれませんが、世の中そのようなことはありません。
私はクライアントに、私自身が経験してきた世界をお伝えしています。
(余談ですが、社長のことは大好きだけど、社長とて完璧ではないと思っています(笑)。だから支え合えるし、組織っておもしろいんですよね!)
(3)フィードバックで自分を俯瞰する
Nさんとはこれまでもセッションを重ねていて、Nさんがどれほど社員の幸せを想っているか伺っていました。
だからこそ、私の中に“これほどまでに社員を想っているのに、社員全員から嫌われているなんてありえない!” と思ったのです。その観点を客観的にフィードバックしました。
ついつい一人で考えていると、視野が狭くなりがちです。コーチからのフィードバックがあることで、より現状を俯瞰的に見られるんですよね。
今回Nさんは「社長は嫌われるモノ」という考えに縛られていたことに気づいたことで、その後の社員さんたちへの関わりが大きく変わりました。
◆最後に
「社長は嫌われモノ」ではありません。社員は社長のことが大好きです!
もし社員があなた(社長)のことを大好きだとしたら、社員への関わり方はどう変化しそうですか?
そして、あなたのことを以前は守ってくれていたビリーフ(思い込み・価値観)で、今のあなたには不要になっているもの。
どのようなビリーフがありますか? 少し胸に手を当てて、考えてみてください。
一人では難しいという方は、コーチングを通して、ご自身を客観視して、今のあなたに必要なビリーフにアップデートしましょう!
\最後までお読みいただき、ありがとうございました!/