一歩踏み出すために
今日は朝から字の練習。
字の練習って言っても、基本独学なので自分で何を練習するか、どう練習するか、やることを決めていないとただ時間が過ぎていってしまいます・・・。
競書があるから毎月必ず課題があって、練習期間があって、〆切があって。
それは私にとってはひとつの学びのよいサイクルにはなっているのだけど、それに加えてやっていきたい基礎練習、試験勉強、日々の練習と勉強をどこからどうやっていくか。
試験勉強もやり始めてはいますが、2年前に保育士試験の勉強をしていた頃より何故か気持ちが上がらなくて。
この理由はなんだ?ともやもやしていました。
字を書く楽しさを誰かに伝えることを仕事にもしていきたい私。
そうしたいと思いながら、でもそうなるのを怖がっている自分がいるようです。どうやら。
それは、保育士試験を受けようと思い立った時とは全く違う感覚。
保育士試験は、娘の通っていた小さな園が先生がいなくて存続の危機に陥りそうで。
その昔保育士になりたかったのもあり、何かあった時に園を応援できたらという考えで独学で試験勉強を始めたのです。
試験は2回目の受験で実技まで無事に合格。
その後、園は無事に保育士さんが見つかり、今のところ私がこの資格を活かす機会はないのですが。
あの時は、園長先生の一言がきっかけで保育士の資格を取ることを決めました。
不安や気負いは全くなく。
でも字のことに関しては今までの自分の経験、それと思いが重くなりすぎて、自分で自分をしんどくさせているんだろうなあと。
3年ほど短大で留学生に書道を教えていたこともありましたが、仕事として受けたきっかけは人からの紹介で、初めに自分から行動を起こしてのことではありませんでした。
「いつか字を教える先生になりたいなあ」という気持ちを長年引っ張り続けてきてしまったので、「いつかなりたいなあ」という状態の自分に浸かって、その状態が当たり前になって、「そうなりたいなあ」という自分をずっと引き寄せ、そこから抜け出せないんだなと改めて思ったのです。
字が上手い人は山ほどいるし、学べば学ぶほど自分は書けないということに気づいて、自分はまだまだだという気持ちになります。
本当にまだまだなんですが、学びの道は一生続くので、このままだといつまで経っても「なりたいなあ」の自分でいるだけ。
子どもに教えたり、ペン字のワークショップを開いたり、やったらいいのにと言ってくださる方もちょこちょこいて。
試験合格を区切りにして、そろそろ一歩を踏み出してみよう。
自分も学び続けながら、これから字を学びたい人に字を書く楽しさを伝えていこう。
その一歩に向けて、試験勉強にも身を入れて日々書くことを楽しもうと思います。