始めなきゃ始まらない2019年#78.
こんにちは、アラフォーバリスタのsallyです。
ついに、やっと、待ちに待った硫黄岳登山。7/4~7/6 の2泊3日の行程で行ってきました。相方さんは、伊豆の修善寺で知り合った子なので、現地集合。大阪梅田から松本行きのアルピコ交通の高速バスを利用しました。
2日前まで梅雨前線の影響で九州から関西にかけて大雨だったので
旅行自体が危うかったですが、相方さんの晴れ女パワーのおかげで、終日雨に打たれることはなくうっすら曇り空でした。ガスっていましたが、日差しが苦手な自分にとってはちょうどよかったですね。
硫黄岳までルートがいくつかありますが、私達は比較的初心者向けの桜平口からのコースを選びました。桜平駐車場がすでに1900mのところにあるので、結構な高さまで車で上がって来れます。
しかし、ここまでの道のりがかなりのアドベンチャーww.
途中、舗装されていない道路があり、インディージョーンズのようにめちゃくちゃ車がガクンガクン揺れます。
これ、到着前に酔うやつやん・・・
緊張していたので大丈夫でしたが、手すりにつかまってないとお尻が飛び上がって頭を打ちそうになるほどでした。外国じゃないんやから舗装しといてほしいな。
早朝に宿を出発し、そんな道の先にある桜平駐車場についたのが8時前。
準備を済ませいよいよ登山開始。
横を流れる川を見つつ森林浴をしながら登って行きます。緑に囲まれるのは本当に気持ちがいい。鳥のさえずりと川の流れる音しかしないのがなんとも贅沢。気持ちばかりが先行して、友達をちょいちょい置いてけぼりにしてました。ごめんよww
こちらは第一休憩ポイントの夏沢鉱泉。右側の黄色のポストに登山計画書を提出。ここからが本格的な登山道とあって登山計画書の提出が推奨されているそうです。装備もしっかりと。この小屋の横にあった湧き水がとっても冷たくて美味しかったぁ。
ここで小休憩して、次のポイント”オーレン小屋”を目指します。
運動を無駄にはしない。初めの水分補給はヴァームで。日差しはないものの、歩いていると汗は結構かきました。汗が引くと少し肌寒いの繰り返し。でも体温が奪われるほどではなくそこそこ快適でした。
ミラーレス一眼で撮った川の写真。相方さんが仕事でカメラを扱うので、F値やシャッタースピードのレクチャーを受けてとった1枚。
そっきょーカメラ講座。
オーレン小屋に到着。みんなここで栄養補給していました。年配の方も多くいて、湯を沸かしてコーヒーを飲んでらしたり、夫婦で山登りってかっこいいですよね。
オーレン小屋の次に出てくるのがやまびこ荘。ここから先がこれまでとは景色が大きく変わります。
ちょっと森の中を登ると途端に木がなくなりました。これが”森林限界”と言われるやつです。ゴロゴロとした岩の足場になって、ちゃんと足元をみて歩かないとつまずいてこけそうになります。うっかり足をひねってはいけないので、足元に注意しながら進みます。
ここもかなりの傾斜で、標高も高いし、疲労もそれなりに溜まってきてウネウネしたルートで結構きつかった。
でもこのあとがもっともっときつかった・・・。
見上げては先が果てしない。この角度やばい。
登っても登ってもまだつかない。途中すれ違った登山客の方に、『もうすぐ、開けますかね?』と尋ねたら『まだもうちょっと行かないとだね』と言われ、げんなり・・。
でも後ろを振り向くと大パノラマが広がり、随分高いところまで登ってきたんだなと実感。これには終始圧巻でした。目の前は崖っていうのもスリル満点。
そしてそして
やっとも想いで辿りついた山頂!!
この時は思いっきりガスってました。
この数字の描かれた棒が標識だと思っていましたが、実はそうではないらしいのです。正式には・・
これだそう。近くにいたハイカーのおじさんが親切に教えてくださいました。
『みんなあっちだと思ってるんだけどね、なぜかあっちより低いところにあるこれが本当なんだよ。』
聞かなかったら絶対写真撮ってないわww.ありがとうございました。
時折霧が抜けて周りの景色がみえると言葉にならないほどの感動。
本当に登ってきたんだと
ここでやっと心底理解出来た瞬間でした。
向こう側が少し明るい。私たち雲の上にいるんだ。
そして山頂では念願のコーヒータイム。
ぶっちゃけ登山のキッカケはこれ!と行っても過言ではありません。
山でコーヒーを淹れたい‼︎ガリガリしたい‼︎
夢がかなった瞬間です!!景色を見ながら優雅に…
とは言えませんでしたが、登りきった達成感とともに頂くコーヒーは素晴らしい思い出となりました^ ^。(2杯目の湯を沸かしてる時に、バーナーを倒して盛大に湯をぶちまけてる)
・・・・
これまでずっと先延ばしにしていた
登山ですが、何故か今年は一歩踏み出してみようと思えたんです。
なんでだろうと考えてみたら
自分の周りの人がそれぞれいろんなチャレンジをしているからなんじゃないかと思いました。
いい影響として、刺激をうけ感化された。
悪い影響として、人と自分を比較して、なんにもしない自分に焦り、落ちこむ…
どちらも正直ありますがこの登山に関しては”ワクワク”が勝りました。
これまでは、「どうせ一緒に登ってくれる人なんていないだろうな」と、ここで諦めていましたが、今回は「この人ならyesと言ってくれるかも!」と閃いて声をかけたら、即二つ返事でした。
こんなふうに、トントン拍子で計画を立てられたことも嬉しかったです。
森の静かで力強いエネルギーが感じられましたし、進むにつれて景色が変わっていく様も楽しむことができました。これは自分の足で歩いたからこそ感じられた感覚。
地球ってすごい!大地ってすごい!
人間って、ほんとは素晴らしいエネルギーとポテンシャルを持っていて、カラダ一つでもこんなことも出来てしまうんだ。
都会の喧騒に揉まれてココロを疲弊させてばかりいないで、もっと人間らしくカラダ使って心地よい疲労を感じて生きてることを実感しよう‼︎
そんな風に思いました。