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闘争か逃走か。

今私は羽田空港にいて、大事な人生の瞬間を迎えようとしている。
そう、「逃走」である。

私はこの数か月間、周囲や自分自身のあらゆるものと「闘争」を続けてきた。「闘争」し続けた結果、疲れ果てて、動けなくなってしまった。

医者はそんな私に「地元に帰った方がよいのでは」と促した。

大学卒業時は生まれ育った地元の近くで社会人となりたいと考えて、
地元の企業に就職した。
そこで経験を積むうちに、やはり世界を見たい、
自分の強みや専門を生かしたいと思い、
正反対の会社に転職した。

変化は求めるが、変化に適応できない自分自身と「闘争」し続けた結果、
ついに身体が動かなくなり「逃走」するように、休職してしまった。

そこから周りの支援があって何とか社会復帰できたものの、
その経緯の途中で計算外の「上京」というものを果たした。

その後、色々なことがあり、
職場も変わり、夢の仕事にたどり着いた。

文字通り、夢の仕事だったが、
好きすぎてもうまくいかなくなるらしい。
結局関東から離れる選択をせざるを得なくなった。

どこかで聞いたことがある。
その選択が正しいか正しくないかは誰にもわからない、
でもその選択を「正しかった」と信じ続けて生き続けるのだ、と。

悩み苦しんだ数カ月余りだった。
今は腑に落ちているような、いないような、
それでも、きっと自分がした選択が「正しかった」と
言えるような日が来ることを待って休息することとする。

これからは長い長い人生のつかの間のひと休み期間。

お金と体力と時間がある限り、
好きなだけ好きなことを見て、
寝て、ダラッとして、ぼーっとして
過ごしてみたい。

*もちろん周囲に感謝を忘れずに

気が向いたらこのnoteを更新しよう。

以上、備忘録。

「闘争」か「逃走」か

アンデシュ・ハンセン (著) 久山 葉子 (翻訳) 2020、『スマホ脳』、新潮新書


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