ヒッピーたちから学んだこと。 ∴1∴
そもそも人や自分の仲間たちをカテゴライズするのは好きじゃない。
けれども彼らを説明するとき、
愛をこめて彼らの事を語るとき
私の知っている言葉の中で一番分かりやすい言葉がヒッピーだ。
私がヒッピーというものと出会ったのは、ニュージーランド。
2020年2月。
当時ニュージーランド南島、Queens Townにいた私は、導かれるようにして
北島 Mount Maunganuiで行われたリトリートに参加した。
このリトリートでの出会いが、その後の私の旅、そして私の人生を変える
大きなきっかけとなった。
このリトリートのことはまた別の時に話すとして❁
その後3月、ニュージーランドはコロナの影響でロックダウンとなり、
周りにいた多くの日本人の友達は不安とパニックのまま
急遽日本に帰っていた。
でも、当時の自分は到底帰る気になれず
だけどその先どうしていいかも分からなかった。
その時にリトリートで出会ったなっちゃんに、遠隔でレイキをしてもらい、
今後自分はどこへ向かえばいいのか。
このままここにいていいのか、
聞いてみることにした。
本来、レイキでは何かを読み取ったり、visionを見たりすることはないけど
なっちゃんは受け手から感じたものを感覚や映像で受け取ることがあり
なっちゃん曰く、「さおりんは、これから一人で旅をして、
ヒッピーの文化に触れるといいって出てる!」と。
「ヒッピー⁈」
そこから、わたしのヒッピー探し/自己探求の旅が始まったのである。笑
当時ヒッピーがどんなものかもよく分からなかった私は、
とりあえずいつも行くカフェに行って、
「どこに行けばヒッピーに会えるか知ってる?」と聞きに行った。笑
まず最初に私が向かったのは、世界でも有名なサーフスポットを持つRaglan
初めてこの場所に来たのは、
その前に友達2人と一緒に来たサーフトリップ。
車を降り、その土地に一歩足を踏み入れた途端、
なんとも言えない土地のエネルギーを全身に感じたのを覚えている。
そして、あんなに美しくて完璧なうねりの連なりを見たのも人生で初めてだった。
NZ滞在中に携帯をトイレにしっかり落として
3年間のうちのほとんどの写真が消えてしまったから
Raglanでの写真があまり残っていないのが残念。
Raglanでは、美しいManu Bayが見渡せる
エコ リトリートセンター/キャンプ施設で4か月ボランティアをした。
ここで一緒にボランティアをした仲間たち、彼女/彼たちとの出会いは
思い出すだけで胸が溢れるほど
本当にかけがえなく色濃く
今でも鮮明に残っている。
本当は一人一人名前を挙げてつらつらと語りたいほど愛しているけど、
国籍も年齢もすべてがバラバラ。
だけどここで出会った仲間とは
今考えるとビックリするほどのスピードで
昨日出会おうと何年知っていようと関係ないほど
深く
お互いがお互いの陰の部分も陽の部分も安心してさらけ出して
長所も欠点もそのまま受け入れて
泣いて笑って歌って踊って作って食べて分け合って
一緒に冒険して討論して抱き合って
また踊って走って裸になって泳いで
愛とセックスについて何でも正直に討論して
ここで出逢ったみんなは、ヒッピーというのかは分からないけど
一人ひとりが
社会や世間や他人からの意見や価値観ではなく
自分の心が決めたことに従って生きていた。
そしてどんな意見や考えであっても、
それを恐れずに表現していた。
セクシャリティーや、自分の主義や価値観がマイノリティーだったとしても
それを恥じたり隠したりする必要は全くなく
世間でおかしいと言われていることも
自分の目で見て感じて体験して判断したことを信じる。
だから友達の中にはバイセクシャルの子もいたし、
自由恋愛、オープンリレーションシップ、どこでも踊りだす子、
どこでもヌーディストビーチみたいに、すぐに裸になる友達もたくさんいた。
私はこの個性豊かで、オープンで正直なみんなが
大好きで愛おしくてたまらない。
旅はまだまだ続く・・・
明日は満月ですね。
ニュージーランドでは、満月の日には毎月必ずどこかでフルムーンの集いをしていて、
海辺で大きな焚火を囲み
ジャンベやディジュリドゥ、ギターやハンドパンなど
持ってる楽器をみんな持ち寄って、湧き上がるままに演奏して
やりたい人はファイヤーパフォーマンス、フープやポイ、
それぞれ自由にドレスアップして
炎の周りでジャンベに合わせて踊って踊って
友と語り合って
メディスン分け合って
月に向かって裸で泳いで炎の周りで乾かして。
私たちは自然の一部である。
とみんなが心から理解していて
だからみんな自然を人を愛し、
お互いに優しく助け合って、
日々ををお祝いして、集って
炎を囲んで
たくさんの大切なことを学びました✿
本日はこんなところで。
Happy Fullmoon🌝°˖✧
2へつづく。
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