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日本のモノづくりの強火サポーター、愛社精神育成コンサルタント 中小企業診断士の足立早恵子です。
読んで頂いてありがとうございます。

このところ、スーパーの店頭から米が品薄となりちょっとしたパニックが起こっています。
個人的には3カ月ぐらい前から米の価格が異常に上がっていることや、やや品薄状態になっていることに気づき、新米が出て来る前の時期にはこうなるだろうと予想していました。
一方で、来月には新米が流通するので、この米不足はそれまでの辛抱に過ぎないことも確かでしょう。
パニックにならず、冷静に情勢を見極めることが大事だと思います。

なお、売り場から国産のお米が消えた一方、2~3日前からアメリカ産の安価なお米が店頭で目立つようになって来ました。
5kgが1300円~1500円程度で販売されているようです。
貿易の自由化が進む中でも、日本の主食である米に関しては米農家を守るためにも高い関税率が維持されています。
しかし、1993年のWTOウルグアイ・ラウンド農業合意で定められたミニマム・アクセス(農産物の最低輸入量)の範囲で無関税の輸入が義務付けられ、その比率は年々高めなければなりません。
このミニマム・アクセス米はこれまで加工用や飼料用に使われて来たようですが、ここに来て一般の主食用に回されているようです。
ミニマム・アクセス米が主食用に販売された場合、政府がそれに見合う数量以上の国産米を主食用以外に処理しているという話もあり、それならそっちを流通させてほしいと思わずにはいられません。
しかし、そうできない外圧があるのでしょうね。。。

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