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合格までの勉強方法(2次試験)

2次試験は1次試験が終わってから本格的に勉強を始めました。
2年目の1次試験の勉強中、ふぞろいを1冊読みましたが、どのような試験なのかを確認した程度で問題を解いたりする余裕はありませんでした。
1次試験が8月上旬、2次試験は10月下旬で、約80日間で仕上げる必要がありました。

1日の勉強スケジュール

試験時間は1事例80分ありますが、仕事・家事・育児をしていると80分まとめて時間を取ることができませんでした。
そのため、80分を以下のようなスケジュールに分けて勉強をしました。

通勤時間:設問確認(5分)、与件文読む(15分)
お昼休み:解答メモ作成(10分)
通勤時間:解答メモ作成(10分)、解答作成(10分)
夜:解答作成(20分)、予備(10分)

また、夜は作った解答をふぞろいで採点・復習し、30日完成も合間に解いていました。
非常にタイトなスケジュールでしたが、試験まで時間がなかったので何とかこれで1日1事例解くようにしていました。

試験日までの全体スケジュール

まず最初はとにかく過去問を解き、そもそもどういう試験なのか、何が正解なのかを確認するところからスタートでした。
最初こそふぞろいとは全然違うことを書いていましたが、解いていくうちに「こういうことを書けばいいんだ」ということは感覚的にわかってきたように思います。
事例Ⅳは特に苦手だったので、同時進行で30日完成にも取り組みました。
勉強開始後3週間くらいで、そもそもの基礎知識が足りていないと感じ、「全知識」を購入して合間に読むようにしていました。
事例を解くのにはかなり労力がいるので、疲れて解く気力がないときや、解ける程の時間がない隙間時間に「全知識」を読んだりして、知識の補足にとても活用できました。
9月下旬頃からは取り組んでいる事例数が少ないことに焦りを感じ、1日2事例解くようにしていました。
この頃には5年分くらいは解いていたので2周目に入り、前回解けている問題は飛ばして、苦手な問題だけを解くようにしていました。

取り組んだ事例数

同じ受験生を見ていると、100事例解いている方などもいてかなり焦りましたが、結果的にあまり事例を多くは解けませんでした。
取り組んだ事例は以下のような感じでした。

令和4年度   4事例×2回
令和3年度   4事例×2回、ⅢⅣだけ3回
令和2年度   4事例×3回
令和1年度   1事例×1回
平成28年度 4事例×3回
平成27年度 4事例×2回、Ⅳだけ4回
平成26年度 4事例×1回、Ⅳだけ2回  合計 58事例

勉強方法

勉強スケジュールは前述の通りでしたが、通勤で使っている電車内でも事例を解かないと間に合わなかったので、電車の中でガツガツ文章を書いていました。
事例をA4サイズに2アップで印刷をしてバインダーに挟み、電車の中でも書けるように工夫をしました。朝は与件を読む時間にしていたので、通勤時間のシンとした中でもペンを何本も使ってバインダーに向かって書き込んでいる私は、異様だっただろうなと今なら思います(笑)

マーカーもいくつか使いながら与件文を読むスタイルだったので、電車の中でもマーカーが使いやすいよう、ノック式のマーカーを買いました。
結果、試験でもキャップを付けたり外したり、落としたりすることもなかったので、非常に便利だったと思います。
(…が、裏映りするので気になる方は使いにくいかもしれません)

解き方

色んな方の解き方を参考にし、勉強し始めた頃から試験まで、一貫して以下のような解き方でした。

①設問確認
設問を一旦すべて読み、黒ボールペンで思ったことをメモやチェックしました。
引っ掛かりやすい「留意点」「課題」などに丸をつけたり、解答の骨子や締めの文章をこの時点でメモしました。
「幸の日も毛深い猫」等、思い出したい知識もメモしていました。

②与件確認
人物名は四角・時制は<>で囲み、SWOTはマーカーでチェックしながら読みました。
事例Ⅲで部署が分かりにくい時は簡単な組織図を書いたりしていました。

③解答骨子作成
再度設問を読み、与件の中から回答に紐づきそうなところをチェックしました。
問1に使えそうな与件文に①と書いたりすることで、与件文全体を俯瞰でみたときに解答に使っていない段落がないかを網羅するようにしていました。
この時点で箇条書きで解答の骨子を作りました。

④解答作成
③で箇条書きした骨子を繋げて文章にしました。
文章を書くことに慣れていたのもあって、文字数が多い・少ないで悩むことはあまりなく、短時間で指定文字数に収めることは得意だったように思います。

⑤最終確認
設問を最初から通して、解答に矛盾が無いか、強みをそれ以降の施策などに使えているかなどを確認しました。

使用したペンは5本で、まとめるとこのような感じでした。
 青ボールペン:解答メモ
 黒ボールペン:設問確認で思ったこと、方向性をメモ
 赤マーカー:与件の中の「強み」「機会」にチェック
 青マーカー:与件の中の「弱み」「脅威」にチェック
 緑マーカー:与件の中の「社長の想い」や「会社の方針」「将来像」等にチェック

事例をたくさん解く or 何度も解く?

合格された方の二次試験の勉強法を調べると多く出てくるのが、1回解いた事例をふぞろいで採点し、それが100点になるまで繰り返すというものでした。
それを参考に私も複数回解くようにしていたのですが、答えを覚えてしまっていて、勉強しながら「このやり方でいいのか?」と疑問に思うときもありました。
与件の中のどの文章をどのように分析するか、という思考が出来れば答えを覚えても良いのかなとも思いましたが、なんとなくスッキリしないままとにかく勉強をしていました。
古い事例になると最近のものと傾向が異なるため、10年分の問題が載っているデータブックも3年分は解くようにし、それより古い年度は読むだけにして解答の書き方の参考にしていました。
(というより、それ以上は事例を取り組む時間がありませんでした)

30日完成の使用方法

30日完成、完成しませんでした!
2周くらいはしたのですが、さすがに時間がなくなり、過去問をどんどん解く方を優先しました。その中で、苦手な問題だけ30日完成を解いて解説を確認するという形にしました。
私のようにいよいよ時間がないという方は、事例を解くのを優先した方が良いかと思いましたが、30日完成を解けるようになればある程度事例Ⅳに対応できるのかな?とも思います。


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