合格までの勉強方法(1次試験・2年目)
1科目(経営情報システム)の科目合格で迎えた、2年目の学習をご紹介します。
学習スタイル
1年目と同じく、通勤時間と子どもを寝かしつけてからをメインに学習していました。後半になると職場でのお昼休み時間中にもテキストを開いていました。
学習の記録方法・スケジュール管理
1年目と同じく時間での記録はせず、「いつまでに・何をやる」とスケジュールを立てて進めていました。
最初はざっくりと「今月中に全科目テキストを1周しよう」くらいのスケジュールの立て方でしたが、5月頃からGoogleスプレッドシートにカレンダーを作り、1日ずつやることを決めてスケジュールを立てるようにしました。
6科目あると、どれもバランスよく取り組んでいかないとどんどん忘れてしまうので、1週間に1回はどの科目も触れるようなスケジュールを組むよう心掛けました。
一方、子どもがいると急な体調不良があったり、自分自身も疲れてしまったりとスケジュール通りいかないこともあります。
私は性格的にスケジュール通りにいかないと焦りが出て、結果やる気が落ちてしまうので、少し余裕をもったスケジュールにしていました。
引き続き、Instagramで毎日の学習内容は投稿していました。
学習内容
1年目に学習した内容にプラスして、2年目に何をどれだけやったかをまとめてみました。
科目の横にある数字は、実際の試験でとれた点数を記載しています。
1年目との大きな違いは「過去問マスター」を取り入れたことです。実は1年目の途中でその存在を知ったのですが、新たに取り入れる余裕がなかったため、2年目は過去問マスターを中心に学習しました。
1年目ですでに問題集を何周かしてしまい、答えを覚えてしまったところもあったので、このタイミングで新しい問題集を取り入れるのは良かったかなと思います。
経済学・経済政策(64点)
・テキスト 1周
・問題集 1周
・過去マス 5周
・過去問 7年分
・LECファイナル模試 2年分
・Youtube「ダンシ君のサブノート」
・Youtube「はじめての経済学」
経済学は1年目に続いて苦手意識があったので、かなり力を入れました。
過去マスで演習量を増やしたので、ある程度点数はとれるようになってきたかなと思います。
財務・会計(52点)
・テキスト 1周
・問題集 1周
・過去マス 7周
・過去問 6年分
・LECファイナル 2年分
・Youtube「ダンシ君のサブノート」
財務・会計も苦手だったので、とにかく過去マスを繰り返しました。問題集はすでに解き方を覚えてしまっていたので、過去マスで色んな問題に触れられたのは良かったなと思います。
テキストは1回通して読みましたが、以降は辞書的に、苦手なところだけを確認するという使い方をしました。
企業経営理論(58点)
・テキスト 1周
・問題集 1周
・過去マス 5周
・過去問 6年分
・LECファイナル 2年分
・Youtube「ダンシ君のサブノート」
企業経営理論は問題1つ1つの文章がとても長いので、過去マスを1周するのにもかなり時間がかかりました。一方で、前述した経済学や財務会計よりは点数が取りやすかったので、あまり重点を置いて勉強はしていなかったかなと思います。
(思ったより点数は伸びませんでしたが…)
運営管理(63点)
・テキスト 1周
・問題集 3周
・過去マス 7周
・過去問 6年分
・LECファイナル 2年分
・Youtube「ダンシ君のサブノート」
運営管理は1年目のときにほとんど勉強していなかったので、一番問題演習に取り組んだのが早い科目でした。
特に生産管理が苦手だったので、その単元だけ問題集をするなども上記にプラスして勉強しました。
経営法務(68点)
・テキスト 1周
・過去マス 5周
・過去問 2年分
・LECステップアップ 1年分
・LECファイナル 2年分
・Youtube「ダンシ君のサブノート」
経営法務は今回の6科目の中で一番取り組んだ量が少なかったと思います。
あまり過去の問題を解いても法改正の影響があるため使いづらいところもあり、経営法務と後述の中小だけは「LECステップアップ模試」を活用しました。
LECは模試を科目別に申し込めるので費用面でもとてもありがたかったです。
また、短期で暗記したい科目だったので、3~4月頃から本格的に取り組みました。
中小企業経営・政策(68点)
・問題集 5周
・過去マス 5周
・過去問 2年分
・TBC特訓問題集 3周
・LECステップアップ 1年分
・LECファイナル 2年分
・Youtube「TBC特訓問題集 講義」
・Youtube「ダンシ君のサブノート」
中小は経営法務と同じく遅いスタートで、かつ過去問が使いにくい科目だったため、LECステップアップ模試とTBCの問題集・Youtubeを活用しました。
中小企業経営(中小企業白書)部分にとても苦手意識があったため、よくおススメされていたTBCの問題集も中小企業白書の方だけ追加で購入しました。この問題集のお陰か、本番では白書の部分でかなり点数を稼ぐことができました。
また、中小はテキストは購入しませんでした。自分の性格的にテキストを読んでも覚えられないので、アウトプットを重点的にしました。
戦略
2年目は過去問マスターを中心に勉強をしました。
勉強時間がそこまで確保できるわけではなかったので、基礎からじっくり勉強していては時間が足りないと感じ、とにかく演習量を増やして正答の感覚を掴むことを重視した勉強法でした。
過去マスは、最初こそ1問ずつ解いていましたが、2周目からは①自信を持って正解できた問題、②少し迷った問題、③全くわからなかった問題に分けて付箋を貼っていきました。
①の問題は以降は解かず、試験日が近くなってから復習で確認しました。
②③を繰り返し取り組み、だんだん付箋の数を減らしていくようにしました。もちろん、試験を迎えるまで外れなかった付箋もありました。
過去マスには取り組んだ日付を書く欄がありますが、一目で見てどれ位の量の問題が解けないかがわかるよう、日付は書かずに付箋で管理するようにしていました。
また、過去マスはA~Cと問題によってランク付けがされていますが、C問題は解きませんでした。前述の通り時間がなかったので、A~B問題を確実に正答できるように力を入れました。
一次合格の時
試験が終わって直後は「あぁ、落ちたな」と思いました。
易化していた経営法務は科目合格できたかなという手ごたえはありましたが、それ以外は全く自信がありませんでした。
それでも万が一があるかもしれないと思い、念のため試験科目順に自己採点しました。
まさかの経済学で6割取れていたので、もしかして、もしかしてがあるかもしれない?と思いすべての科目を採点し終え、1次試験を突破したことがわかると手が震えました。何度も採点をし直して、何度も点数を計算して、その日はとても興奮していたことを今でも覚えています。
以下は、当時自己採点してすぐにXでポストした分析です。
経済学・経済政策
経済以外と取れてる。一番苦手だっただけにたくさん取り組んだグラフ系で点数を稼げてた。その点、去年はグラフ問題ほとんどなかったから、44点で撃沈した。
ラスパイレス、パーシェ頑張ったのに間違えてたのなぜ。悔しい…。
財務・会計
本当に足切り覚悟した。最初あたりの簿記系ボロボロ。2級持ってるのに…。
後半の財務分析で点数稼げてた。ただし半分くらいは勘で正答、それで16点くらい稼いでる。2次は通用しないから一番事例Ⅳを取り組む必要あり。
企業経営理論
わりと得意な方だったのにボロボロ。間違えた問題は2択で悩んで外してるのも多め。マーケティングが若干正答率悪め。
運営管理
足切り覚悟してた。計算問題と5択の正誤問題が正答率悪かったけど、他でカバーしてた。苦手なJANシンボルとかはやっぱり外してた。勘で当たっていたところも多くて、一番点数と実力が見合ってない気がする。
経営法務
解いてて6割は取れる感覚はあったけど、もう少し点数が伸びてほしかった。知財で点数を稼げた感じ。民法が相変わらず苦手。会社法もちょっと落としてしまった。
中小企業経営・政策
1番の謎。白書のところがずっと苦手で、解いてる時も「終わった」と思った。蓋開けてみたら前半の方ほぼ正解してて、政策が足を引っ張った。政策はわからん問題は落としてたけど、わかる問題は全部取れてたから、実力通りか。
白書部分の勘が当たって救われた。
勝因
1年目からの知識の積み重ねはあったかと思いますが、一番は演習量を増やしたからだと思います。その点、過去マスを中心に組み立てた勉強法は私には合っていました。
また、これだけ勉強を続けていくと勉強時間が生活の一部になり、少しずつリズムが出来てきます。試験前になると、仕事の傍らに勉強をしているというよりも、勉強の合間に仕事をしているというような感覚にさえなっていて、勉強をすること自体が苦にならなくなっていました。食事や睡眠と同じ感覚で勉強も生活の一部としてあるような感じでした。
正直、合格できたのは運が大きいと思います。
自己採点直後のXの投稿で分かる通り、自信を持って「合格できた!」といえる出来ではありませんでした。マーク運と勘のお陰でなんとかもぎ取った合格だと思っています。
その分、記述でマーク運が通用しない二次試験が待っていることに、とても不安もありました。このままじゃ絶対に受からない、二次試験は来年の合格を目指そう、とこの時は思っていました。