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1ヶ月に二人、家族を見送った話②義母の葬儀までのあれこれ

こんにちは、といです。
1月ももう半ばですね。お正月に前年の振り返りとか今年の目標とかの記事を書きたいところでしたが、
書き始めてしまった「1ヶ月に二人、家族を見送った話」シリーズを放置するのもモヤモヤするので、こちらを先に進めることにしました。
…年末までにやっとけばよかったなあ😅

前回のお話はこちら。



1.義母を警察署に迎えに行く

翌朝。
検死をしてくださった先生の病院で書類をもらってから、警察署に向かいました。
手続きを済ませ、葬儀屋さんと合流して、義母を自宅に連れて帰ってきました。

不明だった義母の死因は、「急性心臓死」でした。
初めて聞きました。何それ…?

急性心臓死とは、健康だと考えられていた人が突然に、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患や重篤な不整脈(いわゆる致死的不整脈)を起こすことで、発症後24時間以内に死亡することをいいます。日本においては、急性心臓死によって年間約6〜8万人が亡くなっています。

下記の横浜血管クリニックさんのHPより

お医者さんの話では、心筋梗塞や脳梗塞等ではなかったようで、「静かに心臓が止まったということでしょう」とのことでした。
確かに、あまり苦しそうな顔もしていなかったので、そうなのかもしれません。
転んで頭を打ったとかそういうことでもないようで、痛い思いをしなかったならよかったと安心しました。

ついでに言えば、「朝、すぐに様子を見に行けば助けられたかもしれない」という後悔はあったのですが、
HPの中の「実際に家族や知人がそばにいて直ちに救急搬送しても、ほとんどの例で蘇生する可能性は低く、助けることは極めて困難です」という言葉にちょっと救われました。
義妹のMちゃんも「お姉ちゃんが見つけてくれてよかった」と言ってくれたので、必要以上に自分を責めるのはやめようと思います。
でもごめんね、寒いところに半日も放置しちゃって。


2.葬儀関係の打ち合わせ

さて。葬儀屋さんに義母の寝床を用意してもらい安置したら、そこから打ち合わせの開始です。
わからないことだらけでしたが、◯◯祭典の担当の方が丁寧に、かつテキパキと進めてくださって、スムーズに進みました。
悲しいのと不安な気持ちを支えていただきました。
本当に素晴らしいお仕事です、葬儀屋さん!

遺影は、義妹のMちゃんの結婚式の時の親族写真から引っ張ってきました。
ちょうど留袖を着ているし、綺麗にお化粧していたので、いい感じです。
カタログの中から好きな背景を選べるというので迷いましたが、息子の提案で「雪がうっすら積もったサザンカ」になりました。
家の敷地内にサザンカがあるし、義母は12月生まれだし、何より髪を紫に染めているので、色合い的にもピッタリです。
最初は普通の無地の背景でもいいのでは?と思いましたが、仕上がってみるとステキな仕上がりでした。息子グッジョブ。
(そんなわけで、タイトル画像は雪とサザンカの写真をお借りしました)

他にも、棺や会葬お礼状も、義母のイメージカラーということで紫系のものを選びました。
義母らしいお葬式グッズを選べたので、きっと義母も満足してくれたことでしょう。

3.葬儀費用のこと

さて。義母が◯◯祭典の会員になっていたことで、各種費用が20%オフになりました。義母グッジョブ!
また、積み立てた会費を葬儀費用に充てることができます。ちょっと期待しましたが、これは積み立て回数がまだ少なく、6000円分しかありませんでした。残念。

さて。打ち合わせの中で思い出したというか気づいたのですが、義母が◯◯祭典の会員になったのは、ウチのダンナさんたちのいとこのお嫁さんであるFちゃんが◯◯祭典の事務をしているからなのでした。
お通夜の参列者リストを見た担当の方が、「このFさんって…ウチのFですかね?」と聞いてくれたのです。
そんなわけで、会員割引に加えて従業員割引も適用してもらえて、お通夜や葬儀の生花代が無料になりました。Fちゃんグッジョブ!

最終的に、湯灌料金+お寺の葬儀30万円コース代金+精進落としや会葬お礼などなどで、後日支払った額はだいたい100万円くらいでした。
お葬式ってお金かかりますね…。


4.湯灌って…?

恥ずかしながら私、今回湯灌(ゆかん)というものを初めて知りました。

「湯灌」とは、遺体を棺に納める前に、ぬるま湯を使って身体や髪を拭き清めることです。ぬるま湯で遺体を拭くほか、シャワーや入浴を行う場合もあります。

安心葬儀HPより

◯◯祭典の方の話では、湯灌は家族で個人の体を拭いたりお湯を少しかけてあげて「体を清めた」という形にするというのが一般的ですが、
希望であれば本格的にお風呂に入れてあげることもできる、とのこと。
訪問介護での入浴のような感じで、簡易浴槽を持ち込んで、お湯を使ってシャンプーしたり肌を整えたりできるんだそうです。

費用は10万円くらいかかったのですが、義妹のMちゃんのたっての希望で、お通夜の前の日に湯灌をすることになりました。

家族で浴衣の上からお湯をかけてあげたあとは、業者さんが丁寧にきれいにしてくれます。
その行程は見ることはできませんでしたが、仕上がりは本当にきれいで、肌はつやつや!きれいにお化粧していただきました。
髪もふわふわで、パープルカラーが輝いていました。
義母に会いに来てくれた方々も「あらキレイ!」とびっくりするくらいの仕上がりにしていただきました。
きっと義母も喜んでくれたと思います。私たちも大満足!


これでお別れの準備はだいたい整いました。
次回はお通夜、火葬、葬儀です。
悲しい話にはなりませんのでご安心ください。まあ、いろいろあったんですよ…。
次回に続く!



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