既存客(休眠客)を掘り起こすためのセールスレターで四苦八苦!の話
前回に引き続き...
おススメ書籍「ペンだけで30日後に行列をつくるすごい裏ワザ」にインスピレーションを受けまして、
そして、同じ講座を受講する皆様にインスパイアされまして...
来るべき時に備えて爪を研ごう!ということで
ちょうど、妻君がワンオペ美容室を営んでいることもあり、
私のライティングスキルを磨くためのセールスレターを作成してみました!
ライティングテーマは
「既存客(休眠客)を掘り起こすためのセールスレター」
大切にすべき、そして反応率の高い(と見込まれる)既存の休眠客をターゲットとしたセールスレターに着筆。
私のなかでは、妻君を私自身に憑依させ(たつもりで)ライティングし、何度も何度も推敲し、我ながら満足の仕上がり。
そして、意気揚々と臨んだフィードバック会議
妻君、暫時黙読後の第1声が...
「なんか気持ち悪い~😅」
でございました。
「なんだか、あたしじゃないみたい。ほかの人に書いてもらったことがわかるよ。」
とか
「私はこんな接客をしてこなかったから、私を知っているお客さん(既存客)は違和感持つと思うよ~。」
という酷評。
なぬ~~~~!!
様々なHOOKをしかけ、前後の流れを緻密に練りこんだレターだと我ながら自画自賛していたのに...
例えば、どんなところが変?と恐る恐る尋ねてみる。
(妻君)
「全体的に言葉遣いが丁寧すぎるわ。既存のお客さんに出すなら、これまでの接客に合わしたトーンにしたい。フランクな接客をしてきたので、お客さんを「あなた」なんて表現はないわ~」
とか
(施術後のベネフィットに男性目線を入れたところ)
「女性は自己満足だとしても気分があがればそれでいいから男性目線は必要ない。」
とか
絵文字をところどころ入れたーい😍」
などなどのダメ出し&オーダーが...
(私)
「確かにこれまでのキャラクターは大切だと思うけど...セールスレターだから、あまり崩しすぎない方が、信頼性があがるんじゃない?」
とか
「あなたという表現も、お客さん自身に届いたレターだと感じやすいんじゃない?」
とか
「男性目線で女性の髪の毛をみるときのポイントを入れた方が、女性が気づかない盲点も表現できると思うけど...」
とか
「できるだけ文章の力で表現したいし、幼稚な印象を与えてしまうから基本的には絵文字は入れたくないんだけど。」
とかとか
その他にも、
私としては、「この文章や言葉はこういう意図で。」とか「前後の流れがあるから。」
などと縷々説明をするのだが、どうも腑に落ちてくれない妻君。
もちろん、最終的にはクライアントである妻君が納得してGO!と言ってくれないといけないわけで...
そんなこんなで、修正を試みて気づいたこと。
・一言(ワンフレーズ)修正するだけで、前後の流れが一気に崩れてしまう
・一言(ワンフレーズ)修正するだけで、一文まるごと変更を余儀なくされる
ということである。
これは、実際にクライアントさんからの依頼を受けてLPを書く時も、必ず起こり得るものだと覚悟をしておかなければならないだろう。
一緒に生活している妻であってもこうなのだから、誰かの声を代筆してメッセージとして届けることは、果てしなく未来を創造する力が要りそうに思えて、打ちひしがれてしまった。
これこそが日本語の難しさか。
「読みやすさ」、「間合い」、「余韻」、「押し引きのさじ加減」などなど
改めて日本語の面白さにも気づくことができた。
「クライアント自身の立場にたって理解すること」
と、
「クライアントからみたお客さんを理解すること」
の両立を達成する必要がある。
言わば、自分にとってのお客さんは2人いるという状態だ。
きっと、このあたりのことは、クライアントワークを行うなかで超えるべきハードルなのだろう。
この問題に対する自分なりの解釈や解決方法として、現時点の私が言えること。それは、このお客さん2人をどちらか一方に偏るでもなく、漏らすでもない「柔軟性をもって解決する」ということだと考えている。
即ち、「二項対立」でみるだけではなく、いかに「統合」させることができるかが、腕の見せ所なのだろう。
いや待てよ。忘れちゃいけないもっとシンプルな方法。
そうだ!ABテストという手法もあるぞ。
マーケティングの世界に失敗など存在しない。全てはよりよい方法を目つけるための積み重ねだ。(と、誰かが言っていた気がする。)
迷ったり、わからなければ、どちらも市場に流して聞いてしまえば良いのだ。
そう。これもまた、柔軟性のある素晴らしい世界だ!
ということで...
このような発想と視野の拡がりを与えてくれる素晴らしいフィードバックをくれた妻君に感謝する1日なのであった。