ナイルで執行役員CTOとして90名のプロダクト組織を牽引し上場を経験。次の1→10の環境としてSalesNowを選んだ理由。
SalesNowに開発統括として加わった新たな仲間、梅本 雄二(うめもと ゆうじ)。
次の挑戦の場としてなぜSalesNowを選んだのか、今何に取り組んでいるのか、何を想い業務に取り組んでいるのか、インタビュー形式で深掘りました。
SIerにて月の稼働500時間。ナイルで執行役員CTOとして90名の開発組織を牽引し上場を経験。
入社前のキャリアについて教えてください!
キャリアのスタートはSIerでした。自治体や病院向けのエンタープライズシステムを開発したり、地方の5次受けIT土方のド底辺の仕事もしたりと10年ほど経験しました。その後スマホの登場でスマホアプリのSIerに転職、受注が好調なのに体制が不十分のため全ての案件が集中し、稼働時間が月500時間を超えたことや、結婚というライフステージの変化を機に、事業会社に転職を決意。
転職先の株式会社ロイヤリティ マーケティングでは、ポンタのモバイル会員基盤の開発に従事し、累計500万DLを超えるアプリの運営や、3,000万ユーザを対象としたメルマガ配信システムにおける開発責任者を経験しました。その後、光通信のEPARKグルメに転職し新規事業開発に従事していましたが、事業が撤退したことで、ナイル株式会社に転職。
ナイル株式会社ではカーリース事業の立ち上げメンバー5人目としてジョインしました。
事業も軌道に乗り、最終的には200人まで組織が大きくなり、執行役員CTOを担いました。ここでは、0→1から1→10まで経験を積むことができ、自分の配下だけでも90名までプロダクト組織が大きくなったのは貴重な経験でした。
また、その後は別部署のメディア事業に主軸を移し、技術負債の解消にも2年間向き合いました。既存事業のリファクタリング、リアーキテクチャ、ルール作り、組織再編を推進。QCDを大幅に改善、また、障害の発生頻度を大幅に減らし、月間ランニングコストを42%削減の上で、生産性も改善しました。
結果、執行役員CTOとして、70名の会社にジョインしてから280名規模の会社となり、AWSのサミット登壇や、IPOまで経験させていただくことができました。
SalesNowの「事業の将来性」と「一緒に働く人の優秀さ」が決め手でした。
転職時には引く手数多となりそうな経歴ですね!その中でSalesNowに入った理由・決め手は何でしたか?
SalesNowの決め手は大きく2つで、「事業の将来性・面白み」と、「経営レイヤーやチームメンバーとの相性・ポテンシャル」をもとに判断しました。
1つ目の決め手は、SalesNowの事業の将来性に魅力を感じたことです。
私はこれまでのキャリアの中で、100を超える事業やサービスを見てきています。面談を通してSalesNowの現状や今後の展望を聞いていく中で、企業データを活用した"信用調査"や"リードジェネレーション"など、将来的な事業の広がり・可能性がぽんぽんとイメージが湧きました。
これまで経験してきた事例も踏まえて、SalesNowの事業としての広がりの仮説を面談にて代表の村岡にぶつけた際に、同様の構想をしっかりと考えていることが伝わってきました。将来的な広がりを同じ視座で経営陣と共に実現できる感覚を持つことができました。
また、経営レイヤー2名の村岡、粂に魅力を感じたのも決め手の一つです。
お二人の魅力として「傾聴力」があります。入社前には面談も会食もさせていただいたのですが、一貫して傾聴力の高さを感じました。社長となるとプライドも高い人も多かったりするのですが、2人は自分の芯を持ちながら"話を聞く姿勢"があり、一緒にやっていけるイメージを持つことができました。
また、お二人の権限移譲と範囲、それに伴う意思決定の速さも魅力でした。村岡も粂も、非エンジニアながら2人で創業期にプログラミングを独学しMVPを構築されています。自ら開発にトライした上で、これ以上は分からないというラインも理解していて、明確に権限以上し任せていることが伝わってきました。実際に自ら開発までされてエンジニアに対して理解があることが伝わってきて、ポイントが高かったですね。権限移譲ができているので、変えたいことを提案をすればすぐに進んでいく意思決定の速さも魅力でした。
さらに、一緒に働くチームメンバーの優秀さも魅力でしたね。
開発組織でキーマンとなる星野と櫻井とも入社前に面談をさせていただきました。2人ともエンジニアとしての職務を全うした上で、事業やユーザのことまでしっかり考えていることが伝わってきました。
エンジニアは「言われたことだけをやっていく」というスタンスの人がわりかし多いのですが、この2人は自分の仕事に誇りを持ちつつ事業に向き合っている点が魅力でした。現状の課題感・改善方針についても深く考えていることが伝わってきました。この2人であれば、自分がこれまで培ってきた知見・経験をもとに、開発全体の大枠の方針を共有すれば、一緒に進めることができる。事前に入社後のイメージを描くことができたのは大きかったです。
他社からの引き合いも多かったと思うのですが、転職時には他にどこを受けていたのですか?
15社くらい幅広く見ていました。
まず、メガベンチャーや上場企業の事業会社にて開発部長ポジションやCTOポジションでのお誘いはすごく受けていました。ただ"10→100"のフェーズは今回の転職軸とは外れていてお断りさせていただくことに。"1→10"を前提の転職基準として絞り、SalesNow以外も広く開発統括やCTOポジションなどでお声がけをしてもらったのですが、「事業の将来性」と「一緒に働く人の優秀さ」で最終的には比較の上ジャッジしました。
開発文化はまだ真っ白。開発組織作りに取り組み、開発力そのものを競合優位性へと昇華していきます。
SalesNowでの現在の役割や業務内容について教えてください!
まず、"開発の組織作り"がメインミッションです。
一言で言えば"チームビルディング"で、開発文化がまだ真っ白な状態なので、これからルールを作って浸透させることを進めていきます。採用ももちろん注力していきます。開発組織のチームづくりに最優先で取り組んでいきます。
また、メディア事業であるSalesNow DBのスピードアップもミッションとして担っていきます。
これまでの私のメディア領域での経験を活かし、SalesNow DBも急成長させていきたいです。SalesNow DBはこれからのSalesNowの根幹となっていく事業であり、リファクタリング・リアーキテクチャ含めて推進していければと思っています。
そして、SalesNowのアプリケーション開発の強化です。
櫻井含めた既存メンバーと密に連携をとりながら、技術負債の解消と新機能開発の両軸でアプリケーション開発を推進し、アプリケーション開発力を明確な競合優位性にまで昇華していければと思っています。
「技術的な面白さ」と「エンジニアとビジネスサイドの距離の近さ」がSalesNowの魅力です。
入社して感じるSalesNowの魅力は何でしょうか?
まず、技術的に面白いことをやっている点です。
SalesNowは日本全国540万社を完全網羅した業界最大級の企業データベースです。大量のデータの収集、加工などビッグデータ領域、機械学習・生成AIによる解析、生成などAI領域、Next.jsにAmplifyによるISR、SSGの組み合わせによるWEBフロント領域と最先端のことに取り組んでいます。
さらにスケーラビリティ、セキュリティなど観点での強化や、サーバーレス化の推進などでアーキテクチャをさらにブラッシュアップし、より新しい技術の採用にもチャレンジしていきます。
また、エンジニアとビジネス側の距離がすごく近い点も魅力です。
ここはSIerとの大きな違いですね。自分自身SIerの経験は長かったのですが、SIerではトップダウンで降りてきた要件を実装することが仕事です。「言われたことを粛々やる」ことが求められるのですが、対して、事業会社であるSalesNowではエンジニア裁量権が非常に大きいです。
SalesNowでは、ビジネス側とエンジニアが週に複数回顔を合わせて打ち合わせをするなど、色々と提案できる機会・裁量権があります。事業会社であるSalesNowが築き上げてきた文化が、エンジニアにとって大きな魅力となっていますね。
SalesNowの開発組織は毎年2倍以上の人数で増えていく。「スピード感持って挑戦したことを褒め称える文化」を作っていきます。
今後の目標について教えてください!
個人のキャリアは特に考えておらず、これまで貯めてきた知見・経験をもとに事業・会社を伸ばしていけたらと思っています。
開発組織は毎年2倍以上の人数が増えていく予定です。文化のブレやQCDの基準の違いが出てくる中で、事業の速度が遅くなることを避けたい。人を増やしながら、事業成長速度を加速できる状態を作っていきたいです。
そして、私自身、これから開発組織を牽引していく中で「失敗を許容して裁量を与える文化」を作っていこうと思っています。「スピード感持って挑戦したことを褒め称える文化」を築いていきたいですね。
カルチャーフィットし、幅広く裁量権を持って挑戦していきたい方をお待ちしています。
今どんな人が今必要ですか?
まずはしっかりカルチャーフィットしてくれる人です。
これから強い組織を作っていくにあたりカルチャーフィットは最優先事項です。SalesNowではCULTURE DECKを公開していて、このカルチャーにフィットする方にジョインいただきたいです。
また、領域を問わずフレキシブルに柔軟性高く挑戦したい方ですね。
いろんなポジションが空いていてやれることはたくさんあるので、どんな職種・キャリアでも今必要なことに取り組んでくれる方が良いですね。まだまだ正社員は10名規模で会社自体がこれからのフェーズなので、なんでもチャレンジできる環境が整っています。領域の制限を設けずに幅広く挑戦したい方を待っています。
最後にメッセージはありますか?
SalesNowをすごくやりがいのある会社にしようと思っています!
新しいことにチャレンジしつつ事業が伸びてやりがいのあるような会社や組織を作っていくので、スタートアップの急成長フェーズに飛び込みたい方は、ぜひ一度気軽にお話をしましょう!
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