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ソフトバンク・イオンで「データ基盤」の開発に従事。次なるデータの挑戦の場を求め、SalesNowへ。

SalesNowにデータエンジニアとして加わった新たな仲間、星野 玲央奈(ほしの れおな)。

次の挑戦の場としてなぜSalesNowを選んだのか、今何に取り組んでいるのか、何を想い業務に取り組んでいるのか、インタビュー形式で深掘りました。

星野 玲央奈
早稲田大学 先進理工学研究科 電気・情報生命専攻を修了後、ソフトバンク株式会社に新卒入社。バックエンド/クラウドインフラストラクチャ/データ領域のエンジニアとしてモバイルアプリの立ち上げやデータ・機械学習基盤の構築らを中心に約5年半従事。その後、イオン株式会社にデータエンジニアとして参画し、部門のデータ・機械学習基盤の大規模刷新。新たな挑戦の場を求めて、2024年6月にSalesNowへジョイン。AWS認定(新認定のDEAを除く)や認定スクラムマスター(CSM)を保持。趣味はフィットネスジムで、毎朝汗を流してから勤務開始している。

#SalesNowではたらくひと  とは
SalesNowで働く人へのインタビューシリーズです。SalesNowに入る前までのキャリア、なぜSalesNowにジョインしたのか、今何を思い仕事に取り組んでいるのか、入社後に気付いたSalesNowの魅力などをインタビュー形式で深ぼっていきます。

想定読者
・メガベンチャーや大手でデータ関連の仕事に従事されている方
・大規模データを扱い、データから価値を見出すことが好きな方
・SalesNowで働くことに興味を持っている方


ソフトバンクで大量のデータの収集・加工・活用を、イオンでは部門のデータ基盤を刷新。「データ」がキャリアの軸になっています。


まずは入社前のキャリアについて教えてください。

早稲田大学 先進理工学研究科 電気・情報生命専攻を修了後、ソフトバンク株式会社に新卒入社しました。きっかけは、ソフトバンクにてエンジニアインターンをしていた友人からの紹介です。

当時の責任者の方に「君の考えてることはスケールがでかくていいね、うちならその一歩目を踏み出すことができるよ」と言ってもらいました。大企業なのに柔軟性の高さがある点に魅力を感じ、入社を決めました。

入社後は、バックエンドエンジニア/インフラエンジニア/データエンジニアと、データに関する幅広い領域を担当し、数TB/Dayを扱うデータ収集基盤、コロナ禍で話題となった「人の流れ」を可視化するウェブアプリケーション、モバイルアプリの立ち上げ(現在100万DL超えに成長しているそう)などを行いました。

新卒入社から5年半の歳月をかけて、開発における「0→1」と「1→10」の経験を積むことができたのは、キャリアの大きな財産となっています。


その後、より身近かつ多様なデータに挑戦できる場を求めて、イオン株式会社に転職しました。

イオンでは、部門のデータ・機械学習基盤の大規模刷新行いました。当時の課題感として、手動操作や承認プロセスが入り込んでいたことや属人性の高さから、開発・運用双方でアジリティが低い状態でした。

データ基盤刷新プロジェクトを立ち上げ、データサイエンティストを巻き込み、構想3ヶ月、実装3ヶ月の約半年で刷新。結果として、多くのワークロードでは約4割のコスト削減効果が出た上に、スケーラブルかつアジリティのあるデータ・機械学習の基盤を整えることができました。

当時の記事:

当時の登壇活動:


イオンでは、データ基盤の刷新をできたものの、いざデータ活用をしようとするとさまざまな部署の利害関係の調整が必要で、もどかしさを感じていました。

大規模データ基盤の構築からデータ活用まで、よりスピード感を持ってできる環境を求めて、2024年6月にSalesNowにジョインしました。


参考)代表村岡のnote:SalesNowは「データ」に賭ける会社です


このように、私のキャリアの軸は、学生時代から一貫して「データ」です。

私は、薬が合わなかったことが原因に祖父を亡くしており、将来的に「ヘルスケア領域」で適切な大規模データの活用を推進していきたいと考えています。「ヘルスケア領域」は日本では法律などの障壁がまだまだ強いため、業界として時が満ちるのを待ち、現在は「データ領域」の経験を磨くことに尽力しています。

オフィスでのインタビュー風景


経営層がデータや技術に理解が深い。裁量権を持って働けるイメージが湧きました。

次の挑戦の場としてSalesNowを選んだ理由は何だったのでしょうか?

きっかけは、CEOの村岡さんにイオンのデータ基盤刷新の記事を見ていただき、Xで直接連絡をもらったことでした。

その上で、SalesNowを選んだ理由は5つあります。

まず、多様なデータが大量にあることに加え、データに対する理解や活用する体制がある会社だと感じたことです。
zennの記事をきっかけで、CEOから直接連絡が来たこと自体が刺さりました。これは、CEOがデータや技術に対して知見があること、また、会社としてデータやテクノロジーに理解があることの裏付け。他にもDatabricksを活用している記事などを以前から拝見しており、データに理解がある会社だと確信することができました。

Databricks取材記事:
『データとテクノロジーで営業を変革するセールスインテリジェンスと革新的データ基盤の融合』


次に、SalesNowのカルチャーデックへの共感です。
そもそもカルチャーデックがこのフェーズから用意されている自体も素晴らしいと思います。さらに「コト志向」など、自分が仕事をする上で普段から意識している価値観がさまざまな表現で言語化されており、カルチャーに深く共感できました。

SalesNow Culture Deck:


さらに、経営層の年齢が近く、仕事の進めやすさや裁量をイメージできた点です。
CEOの村岡さんもCOOの粂さんも事前に面談をさせていただいた中で、年齢が近くコミュニケーションがとても取りやすかったです。また、大企業の時のようにわざわざ上に承認を取りに行かなくても裁量がすでにあるという感覚を持つことができました。


また、インターン生を採用し、そこから新卒採用が生まれていた点も魅力でした。

スタートアップでエンジニアインターンを採用していて、かつインターン生の中から新卒入社している方もおられました。長期的に新卒はカルチャーを醸成していきます。「インターン生にも愛されるプロダクトを作っていて、そこから新卒採用されている」ことが高評価でした。


最後に、入社前段階で、社内メンバーと一緒に働く姿をイメージできたことです。
入社前の面談で一緒に働く人ほぼ全員と面談をさせていただきました。入社後に一緒に働くイメージがつき、実際に入社後も大きなギャップも無くイメージ通りの業務ができています。

セールスとPdMと、オフィスのキッチンでラフに打ち合わせ。

入社1日目から裁量権がある。データに関わることを全てやっています。

現在の役割や業務について教えてください。

入社1日目から裁量を持ってさまざまな業務に取り組ませてもらっています。

まず、データエンジニアとして、データ基盤の整備やガバナンス・コスト削減に取り組んでいます。

これまでSalesNowでは、スタートアップらしく、MVP構築のために新機能の拡充が優先されていました。そのため、長期を見据えた際にスケーラブルではない点が一定見受けられています。これからの事業拡大フェーズに伴い、コスト効率観点・運用効率観点・ガバナンスの3軸でデータ・インフラ基盤・アプリインフラの整備を進めています。


また、データ統括として、データプロダクトマネジメントも管轄しています。

チケット管理やピープルマネジメント、今後のデータロードマップ管理まで管轄しています。SalesNowでは「データ」が長期的な経営戦略の肝となっており、経営陣とすり合わせを進めながらデータプロダクトマネジメントを推進しています。経営とデータが密接に結びついており、やりがいを感じていますね。


そして、若手エンジニアメンバーの技術力向上・育成にも取り組んでいます。

例えば、月30分でエンジニアが集まりフリーで話す会に参加し、知見の共有を進めています。AWS、Databricksの各機能や開発手法など、いろいろな体験・知見を共有して、少しでも若手の役に立てたらなと思っています。SalesNowには優秀な若手メンバーも揃っているので、育成のしがいを感じています。


最後に、エンジニア採用および外部発信の強化です。

入社3日目から面接に入ったりと、スタートアップらしくスピード感持って採用にまで深く関わっています。採用広報としての外部発信の強化も開始しています。テックブログの運用を進めたり、さらに今後は、開発組織全体で登壇や寄稿なども積極的に進めていけたらと考えています。


SalesNow Tech Blog:


大規模データの基盤がすでに整っている。将来的なポテンシャルが計り知れないです。

働いてみて感じているSalesNowの魅力について教えてください!


まずは、大規模データがとにかく豊富なことです。

データ収集元の媒体数が非常に多く、かつ少人数でも回る仕組みが出来上がっています。データのバリエーションと量そのものが豊富で、データエンジニアリングの腕がなる環境ですね。

次に、データ活用の将来的なポテンシャルの高さです。

データを蓄積しておけば、将来的にやれることは無数に出てきます。そもそも通常は「データを集める」ことからスタートします。対して、SalesNowはすでにデータが蓄積され続けています。データ量が多い分大変さはあるのですが、その裏返しとして、大いなる可能性を秘めていると思っています。


また、「データ基盤あるある」なサイロ課題がなく、データ基盤が比較的整っています。

いろいろな場所にデータがサイロ化し、データがどこにあるかわからない、簡易な分析するのにもエンジニアの手が必要というような「データ基盤あるある」は、SalesNowでは少なく、DatabricksとRedash上で全て分析ができる基盤がすでに整っています。実際、ビジネスサイドメンバーもこれらを活用することで、データドリブンに意思決定、判断が日々進められています。これは入社時に結構驚いたポイントでしたね。


あとは、シンプルに開発メンバー含めて社員のエンゲージメントがめちゃ高いです。

全員が「コト志向」で事業を良くすること、ユーザの価値提供することに向き合い続けています。そのため、全員が自分で課題を見つけて、課題を共有しあい、解決していく主体性があり、いい意味で驚かされましたね。
メンバーの誰に話を聞いても課題が次々と上がってくるため、主体性の高さを感じています。
アラートの障害検知したら各自が時間を問わず主体的に対策したり、インターン生も主体的に提案を投げて自ら動いていたりと、エンゲージメントの高さを日々感じています。


さらに、開発組織と、ビジネスサイド・経営層との距離がとても近いことです。
エンジニア・デザイナー・セールス・経営層全員が一堂に会する会議が1週間に複数回あります。日頃の業務レベルで距離が近くなる体制・仕組みが作られています。

そのため、例えば「この機能があると嬉しい」という依頼を営業側から直接聞けます。それ自体が素晴らしいですし、さらにその場にPdM兼デザイナーやエンジニアも在籍しているので、話がとんとん拍子で進んでいきます。

また、SalesNowでは隔週で「ユーザ理解深める会」を開催しています。プロダクトサイドにて、営業の商談録画を見て、顧客の声を直接聞く機会を設けています。また、SlackにてFS商談やCS面談ログが垂れ流されるチャンネルが存在しており「この会社が契約してくれそうです」などの社内共有が頻繁に発生しています。「使われるものを作っている」感覚を日常的に持つことができています。

社内slack共有画像。お客様の活用状況や受注内容がオープンチャンネルで共有される。


やるべきことがとにかく多く、裁量がみるみる大きくなる。経営層との距離も想像以上に近く、スタートアップならではのやりがいを日々感じています。

入社して感じたGAPはありますか?

覚悟はしていましたが、やることがとにかく多いです。笑
事業が急拡大している中で日々新たな課題・やるべきことが出続けています。入社3日目に採用面談も出たりと、やらないとみんなが困るので、結果として裁量がみるみる大きくなるという状況です。

また、経営陣との距離の近さは想像以上でした。
前職は2社とも大手企業だったので、経営層は雲の上の存在でした。

対してSalesNowでは、日常的に経営層と話ができますし、文化として全くトップダウンではなく、現場に寄り添ってくれています。例えば、入社初日にCOOの粂さんから「櫻井さんがインフラコスト削減に困ってそうなので見てあげてください。」と依頼を受けてすぐに動くことができました。自分の役割や立場も明確になり動きやすく、経営と現場が連携するスピード感がとにかく早いです。

経営層からの依頼や要望が人伝での連絡ではなく直接話ができるので、意図もすぐに分かってスピード感を持てるのは、今のフェーズならではだと感じています。

「データの守護神」となり、事業急拡大を支えるスケーラブルなデータ体制を構築していきたい。


今後の目標について教えてください!

データ基盤の守護神として、事業拡大に備えたスケーラブルなデータ体制を創りたいです。

現在のインフラ・データコストは長期的に半減できると思っています。大量のデータを捌けるようにモダンな技術を積極登用し、さらにLLM・AIの活用も進めていきたいです。

その上で、日本のデータエンジニアリングを代表するような強力なデータ組織を作っていきたいです。

例えば、データエンジニアの大槻さんはすでに新卒2年目とは思えない優秀さです。今後業界を代表するようなレベルまで育てていくことが僕の目標の1つになっています。さらに、みんなが外向けに発信できるチームにもしていきたいです。


組織拡大フェーズのいま、どんな人と一緒に働きたいですか?

データに関連することならなんでもやりたい人です。

今のフェーズは、インフラだけ、機械学習だけなど、一部に特化している方よりも、事業のためにデータに関することをなんでもやっていきたい「コト志向」な方が必要です。
臆せずガンガンにものを言える人や、将来的に必要なことを見越して動ける人はとてもやりがいを感じることができる環境だと思っています!


最後にメッセージはありますか?

SalesNowは大規模データにスピード感持って携われるチャレンジングで稀有な環境です!
メガベンチャーや大企業にはない、スタートアップならではのスピード感で、大規模なデータに携わることができる稀有な環境だと思っています。

その上で、やるべきこと・やっていきたいことは山積しています。ここまで貯めてきた大規模データのフル活用のためには、まだまだ人が必要なので、少しでも興味がある方はぜひ一度お話ししましょう!


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