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マネージャー必見!チームメンバーとどう向き合ってる??〜ピープルマネジメント座談会イベントレポート〜
みなさんこんにちは!
セールスギルドコミュニティ運営のみきひこ(@mikihiko_do)です。
今回は2月5日(水)にコミュニティ内で開催された
「ピープルマネジメント座談会」のイベントレポートをお届けします!
今回のイベント開催のきっかけ
きっかけは私のXの投稿
リプをいただいた堀内さん(@y_horiuchi_)と
プライベートでシーシャに行くことになり、
その場のノリで開催が決まりました。
ざっくりいうと、このやり取りからの
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この会からの
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このイベントが実現といった感じです。
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ちょっとざっくり過ぎましたね💦
具体的にはこんな感じの会話からでした。
みきひこ:
「最近、皆さんの経験や強みにスポットライトを当てた企画が
コミュニティらしい学びがあって、個人的なトレンドなんですよね〜」
堀内さん:
「たしかにバイネームで発信されるイベント最近増えてますよね!
自分、ピープルマネジメント関連ならネタ持ってるので色々話せますよ!」
せっかくなので、
「信念やこだわりを持ってメンバー育成に注力して成果を上げてきた、
そんな”セールスギルドコミュニティが誇る最高マネージャー陣”に
マネジメント論を語ってもらったら絶対に面白い💡」
ということで、「#メンバーマネジメントにこだわってる」で脳内検索して、
上位にヒットした川波さんと小棚木さんにお声がけして、
今回のイベントが実現しました🙌
といった感じです
何が言いたいかというと、セールスギルドコミュニティで大切にしている
”コミュニティ内での継続的な交流”だったり、
”日々のSNSの投稿やコミュニケーション”から、
お互いのことをよく知った結果、
こういったイベントや新たな学びが生まれています!
ちなみに、事前に用意しているのは
サムネイル画像(自作)と箇条書きのトークテーマだけ
台本なしのぶっちゃけトークでお届けしています
登壇者紹介
前置きが長くなりましたが、
当日のイベントの内容を一部ご紹介させていただきます。
登壇者の紹介
「#メンバーマネジメントにこだわってる」で
私の脳内SEO上位3名に登壇いただきました!笑
(快く参加いただき、ありがとうございました。)
🟧堀内さん(@y_horiuchi_)
新卒からディップ一筋16年の営業部長で東京/千葉/神奈川の3拠点を統括
🟦川波さん(@ict_community_)
昨年12月にセールスギルドに入社、前職はソニーグループの営業部長
🟪小棚木さん(@shizuka_is)
声優→エンジニア→営業という異色の経歴を持つISマネージャー
3人に共通した「人」対「人」で正面から向き合うスタンス
まず初めに、「マネジメントの基本スタンス」を語っていただきました。
メンバーのマネジメントをするにあたって
「プライベートにどこまで踏み込んで良いのか分からない」
といった距離感に悩みを抱える方は多いと思います
そして無難な距離感で接し続けた結果、
「仕事上だけのドライな関係」に収束してしまう
そんな方も多いのではないでしょうか。
そんな中、3人ともベースとなっているスタンスは
まさに「人」対「人」でした。
🟧堀内さん
根源的には人対人なので、”相互理解”を大事にしてます。
だから、最初に必ず1人1時間ずつ時間を取って、
まずはきちんと自己開示をする。
そして、相手のモチベーションの源泉や
そのベースとなる原体験まで把握するようにしてます。
あとは、芦田愛菜さんの名言にもある
「相手に期待せず、信じると決めた自分に期待する」
という言葉も大事にしてます。
🟦川波さん
自分も人と人というスタンスが大事なので、”人間力”をテーマにしてます。
だから、その人が部下じゃなくなったとしても、
何なら違う会社に行ったとしても、
一生その人に残るような価値のある時間にしていきたい。
たとえ嫌われたり、後ろから刺されまくっても、
その人のためになることをしたい。
「その人の人生に一緒に向き合う」が僕のテーマです。
🟪小棚木さん
私はその人の”人生曲線を上げに行く”をテーマにしてます。
なので『あのときめっちゃ嫌だったけど、今思えば良かったな』って
10年後振り返った時に思ってもらえるように
だから新卒メンバーとの一番最初の1on1では必ずこう伝えてます。
「将来的に転職はいいけど、そのためにあなたの市場価値を上げてほしい。
けど、転職したあともまた帰ってきたくなる。そんな関係を築いていきたい」
新人メンバー受け入れ時に大事にしているポイント
新しいメンバーを受け入れる時、何から伝えたらよいか良いのか分からない
そう思われる方は多いと思います。
実際に、この点に関しては三者三様の意見がありました。
正解は無いと思いますが、3人の共通点は
「フェアな関係を作ろうとする」ことと、
それを「きちんと伝えること」
「安心してコミュニケーションを取れる」体制を大事にされていました。
🟧堀内さん
まず一番最初に相手に伝えるのは
「自社を選んでくれてありがとう」という”感謝”です。
新卒メンバーは2ヶ月の研修を経て6月に本配属なのですが、
そこに向けての準備は結構みっちりやります。
この受け入れの体制をしっかり整える。
それによって感謝を示すようにしてます。
🟦川波さん
受け入れ時というよりは月初のMTGで話すようにしているんですけど、
「Mission・Vision・Valueをきちんと共有する」ようにしてます。
同じ船に乗って同じ港を目指す仲間なので、船の進路がずれないように、
「この船がどの港を目指していて、辿り着くためにどっちを向くべきか」は
定期的に全体で確認するようにしてます。
あとは、「自分も間違ってることあるから、間違ってたらちゃんと言ってね」
は最初にきちんと伝えていて、
実際に言われたら素直に認めてちゃんと謝るようにしてます。
🟪小棚木さん
新人だけど”侮らない”ことを大切にしてます。
その人に能力が無いのではなく「知らないから出来ないだけ」
なので、早い段階から”任せる”ようにしてます。
そうすると、責任感を持つハードルも下がるんですよね。
配属後3ヶ月は個人目標は持たせないんですけど、
求める基準自体は最初から先輩たちと一緒
なので、「先輩たち、いつ追い抜く?」はよく言ってますね。
「スタンス」VS「スキル」最初に育成すべきはどっち?
この問いも多くのマネージャーたちの悩みの種かと思います。
実際に、3人の間でもきれいに意見が分かれました。
しかし、これも個人の好みというよりは、
「どんな人材を採用するか」によって
判断されていたんじゃないかと聞いてて思いました。
入社後にスタンスを1から形成していくスタイル
自社のスタンスにマッチした人を見極めて採用するスタイル
表向きの方針は違えど
「スキルを伸ばす前に土台となるスタンスが出来上がっている状態」を
しっかり作っているということが3人の共通項であるように思えました。
🟧堀内さん
ウチは新卒で入社してくるメンバーがほとんどなので、
まずは”素直にチャレンジする”というスタンスを大事にしています。
最初は何も出来なくても、挑戦し続ければ
スキルや結果はあとから付いてくると思ってます。
あとは、「1年後に入社してくる後輩に失敗した数を自慢しろ」
と伝えるようにしてます。
🟦川波さん
会社の方針としてはスキルを重視してました。
入社3ヶ月で商談を1人でできるようになって、
1年後には後輩を教えられるようにするのがゴール
一方、自分はスタンス面についてもその合間で
自主的に伝えるようにしていました。
例えば、「〇〇さんのために一生懸命頑張ります!」のように
他人や組織のために頑張りますはNG
それだけだとモチベーションが長続きしないし、
そう言ってる自分に酔っているだけなので、
モチベーションのベクトルが自分に向くように、
「自分を見失うなよ」とよく伝えてます。
🟪小棚木さん
ウチはスキルに全振りしてます。
入社してくれるメンバーは成長したくてウチを選んでいるはずなので、
入社の段階でマインド面は既に出来上がっている前提なんですよね。
だから、面接でミスマッチが起きないように包み隠さず全部伝えます。
「ちゃんと結果を求めるし、残業もそこそこあるし、
電話もすごい架けるけど大丈夫?」って
そこに納得してもらったうえで、
入社を決めてくれる人を採用するようにしてます。
マネジメント苦労話①:生意気でプライドの高いトップライン
ここからはメンバーのマネジメントをするにあたっての
苦労話や印象深いエピソードについて語っていただきました。
その中で、川波さんと堀内さんが挙げたのが
「若手の内に成果が上がったメンバー」
大丈夫だと思って、後回しにしてしまいがちですが、
気づいたら色々と手遅れになってしまうようです。
(私も上司から放置されがちなタイプだったので分かる気がします。)
🟧堀内さん
生意気だったりプライドが高かったり、けど成果を残している人たち
なかなか成果の上がらないボトム層にばっか目を配って後回しにすると、
勘違いして組織の輪を乱したり、早期退職のリスクがあるので、
今はこのトップラインの育成にも力を入れてます。
具体的には「いずれ管理側に来て欲しいから同じ目線で接するね」と伝え、
渡せる範囲で裁量権と情報を与えて伸び伸びやってもらうようにしてます。
🟦川波さん
トップセールスに近づいて、調子に乗り始めているハイパフォーマーは、
商談に同席する時などに、”営業力の差”でねじ伏せるようにしてます。
きちんと背中で見せて、「上には上がいる」ことにちゃんと気づいてもらう
そして、いつになっても学ぶ姿勢を崩させないようにしてますね。
マネジメント苦労話②:なんとなく営業、一番を目指していない人
また川波さんから出てきたのが
「配属されたからなんとなく営業やっている人」
営業で一番を目指していないなら、何を目指して頑張るのか
その人の奥底に眠る「欲望」と向き合うために
独自の取り組みをされていました。
🟦川波さん
最近結構多いと感じるのが、なんとなく営業をやっていて、
そもそも一番になろうと思っていない人
何のために仕事するのかって絶対必要だと思うんですけど、
何をしたいのか、何になりたいのかっていう
“自分自身の欲”が見えていないんですよね
そこで考えたのが、「夢ミーティング」
会社の文脈を抜きにして、人生レベルで夢とか人生観を語ってもらって、
その夢や目標が、今の業務にどうつながるのかを一緒に探して、
仕事に対するモチベーションや楽しさを見つけるのをやってます。
イベントを実施しての感想
今回は3人のセールスマネージャーに登壇いただき、
実際に実践されてきたピープルマネジメントについて、
たくさん語っていただきました。
「自分もこんな上司と仕事したかったな〜」なんて
羨ましく思いながら話を聞き入ってました😂
商談も、マネジメントも、
相手が「人」である以上
「一人の人間に対してしっかり向き合う」姿勢が
ベースにあるべきだと改めて思いました。
また、イベントを聞きに来てくれた方から、
Xでこんな感想をいただきました。
(こういうの嬉しい☺️)
「自分は部下のマネジメントに失敗した過去があるけど、
今度またメンバーを採用してチームを持つことになったから、
今日得た学びをヒントに準備します。」(40代 男性)
こうやって、コミュニティの誰かの発信によって、
他の誰かのプラスになる
そういった学びの場となって、良かったなと思います。
最後に
セールスギルドコミュニティでは、
若手から経営層まで様々な営業が日々交流を深めています。
今あなたの抱えている営業の悩みも、
他の誰かが通ってきた道かもしれません。
きっと、誰かが解決のヒントを持っています。
私も、自分とは異なる営業キャリアを歩んできた仲間との交流を通して、
日々たくさんの学びと刺激をもらっています🔥
もし興味があれば、ぜひ下記のLPから参加登録し、
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(ご安心ください。全然ゴリゴリじゃないです。いい感じの緩さです。)
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