「なんかダメだな…」と思ったとき、脳の中で何が起こっているのか?

仕事をしていても、何かを学んでいても、「なんかダメだな…」とふと感じる瞬間がありませんか?

特に新しいことに挑戦しているときや、期待通りの結果が出ないときに、この感覚は強くなるのでは?

でも、この「ダメだな」という気持ちは、単なる感情の問題ではなく、脳の仕組みが大きく関わっている、。

では、脳の中では何が起こっているのか? そして、どう対処すればいいのか書いてみます。

「なんかダメだな…」が生まれる脳のメカニズム

1. 扁桃体の過剰反応(ネガティブバイアス)
 脳の中には「扁桃体(へんとうたい)」という部分があり、ここは危機を察知するセンサーの役割を持つ。
 「失敗したらどうしよう」「これでいいのかな?」という不安を感じると、扁桃体が活発に働き、危険信号を送る。
 結果、「なんかダメかも…」と自己否定のスイッチが入ってしまう。
2. ドーパミン不足(やる気の低下)
 何かを達成すると、脳はドーパミンという快楽ホルモンを分泌し、「もっとやろう!」とやる気を促す。
 でも、思うように成果が出ないと、ドーパミンの分泌が減り、モチベーションが落ちる。
 その結果、「やっても無駄かも…」という気分になりやすい。
3. 前頭前野の働きの低下(論理的思考の低下)
 「ダメだ」と感じているとき、ストレスホルモンであるコルチゾールが増え、脳の前頭前野の働きが鈍くなる。
 本来なら「じゃあ次はどうすればいいか?」と考えられるのに、感情に流されてネガティブな思考のループに陥る。

「なんかダメだな…」を克服するための実践テクニック〜だいじょうぶたぁ〜

①「今は脳がそう言ってるだけ」と気づく
 「ダメだ」と感じたら、それは脳のクセであって、自分自身の価値ではない。
 「今、扁桃体が過剰反応してるな」とか「これは単なるドーパミン不足かも」と、一歩引いて観察すると、感情に飲み込まれにくくなる。

② 小さな達成を積み重ねる(ドーパミンを増やす)
 いきなり大きな結果を求めるのではなく、「今日やることを一つ決めて、それを終えたらOK」と考える。
 例えば、「5分だけ作業する」「1ページだけ読む」など、超簡単なタスクを設定して、達成感を積み重ねるとドーパミンが分泌され、やる気が戻ってくる。

③ 深呼吸と運動で脳をリセットする
 ネガティブな気分のときは、コルチゾール(ストレスホルモン)が増えている。
 深呼吸を5回ゆっくり行う、軽くストレッチをする、散歩するなど、体を動かすことでストレスホルモンが下がり、思考がクリアになる。

④ 「ダメかどうか」を決めるのは未来の自分
 今の自分が「ダメだ」と思っても、それはただの途中経過。
 数カ月後、数年後の自分から見れば「この経験があったから今がある」と思える可能性は高い。
 だから、「今ダメと思っても、それはただの過程」と考えると、気持ちが軽くなる。

あなたも私も
\ついてる ついてる!/


「なんかダメだな…」と感じるのは、脳の仕組みのせいなんですよね。
でも、その感覚に引っ張られすぎる必要はないです。
• 「今、脳がそう言ってるだけ」と気づく
• 小さな達成を積み重ねてドーパミンを増やす
• 深呼吸や運動でストレスホルモンを下げる
• 「ダメかどうか」を決めるのは未来の自分と考える

こうした習慣を身につけることで、「ダメだな…」のループから抜け出し、前に進む力が湧いてくる。

「ダメな時間があるからこそ、成長の余地がある」
そう思えば、今の自分を少し優しく見守れるかもしれませんね。


脳の仕組みを理解して、ついてるループに持っていきましょう!

それでは

いいなと思ったら応援しよう!