117(25/10).[中小企業向け] ChatGPTではなく、今回は、⚫️⚫️。生成AIからさらに深い答えを知りたい場合、●●なプロンプトの●●なプロンプト
今回は、前回と同様ですが、他の生成AIがどういう答えを出しているのか気になったので。
Geminiを使って聞いてみました。
■プロンプト作成のためのプロンプトを作成する
プロンプトを作成するためのプロンプト、つまり「メタプロンプト」ですね。
どのようなプロンプトを作成したいのか、より具体的な情報があると、より精度の高いメタプロンプトを提供できます。
例えば、以下のような質問をすると、より適切なメタプロンプトを作成できます。
どのような種類のプロンプトを作成したいですか?
文章生成、コード生成、翻訳、質問応答など、様々な種類のプロンプトがあります。
どのような分野やテーマのプロンプトを作成したいですか?
科学、歴史、文学、プログラミングなど、特定の分野に特化させたい場合は、その情報を教えてください。
どのような形式で出力してほしいですか?
文章、箇条書き、表形式など、様々な形式で出力できます。
どのような特徴を持つプロンプトを作成したいですか?
簡潔で分かりやすい、創造的で面白い、専門的で正確ななど、様々な特徴を持たせることができます。
メタプロンプトの例
以下に、いくつかのメタプロンプトの例を挙げます。
文章生成のメタプロンプト: 「次の文章を起点に、[テーマ]について[長さ]の文章を生成してください。文章は[スタイル]で、[特徴]を含めてください。」
コード生成のメタプロンプト: 「[プログラミング言語]で、[機能]を実現するコードを生成してください。コードは[効率]で、[コメント]を含めてください。」
翻訳のメタプロンプト: 「次の[言語]の文章を[言語]に翻訳してください。翻訳は[形式]で、[ニュアンス]を考慮してください。」
メタプロンプト作成のポイント
具体的に指示する: 漠然とした指示ではなく、できるだけ具体的に指示を出すことで、より精度の高いプロンプトが生成されます。
様々な角度から指示する: 長さ、スタイル、特徴など、様々な角度から指示することで、より多様なプロンプトを生成できます。
試行錯誤する: 一度のプロンプトで完璧な結果が得られるとは限りません。何度か試行錯誤しながら、最適なプロンプトを見つけてください。
例えば、以下のような質問をしていただくと、より具体的なメタプロンプトを作成できます。
「マーケティング用のキャッチーな広告コピーを生成するプロンプトを作成したいのですが、どのようなメタプロンプトを使えば良いでしょうか?」
「子供向けのプログラミング学習教材を作るためのプロンプトを作りたいのですが、どのようなメタプロンプトを使えば良いでしょうか?」
というような答えです。
では、ChatGPTと同じく、
「かなり詳細なプロンプトを作るための、かなり詳細なプロンプトを作成してください。」と聞いてみた結果が以下です。
■非常に詳細なプロンプトを作成するための、非常に詳細なプロンプト
目的: 目的を明確にすることで、より特化したプロンプトを作成できます。
どのようなアウトプットを期待しますか? (文章、コード、画像、音声など)
アウトプットの長さや量はどの程度ですか? (短いフレーズから長文、簡潔なコードから複雑なアルゴリズムまで)
アウトプットの形式はどのようなものが理想ですか? (箇条書き、表形式、特定のフォーマットなど)
アウトプットのトーンやスタイルは? (フォーマル、インフォーマル、創造的、客観的など)
内容: 内容を具体的にすることで、AIがより適切な情報を生成できます。
テーマやトピックは何ですか? (幅広いテーマから具体的なニッチな分野まで)
対象読者やユーザーは誰ですか? (専門家、一般人、特定の年齢層など)
どのような情報を盛り込みたいですか? (事実、意見、統計データ、物語など)
どのような観点から記述したいですか? (歴史的背景、科学的根拠、個人的な経験など)
制約: 制約を設けることで、より洗練されたプロンプトを作成できます。
文字数や単語数に制限はありますか?
特定の単語やフレーズを含める、または除外する必要がありますか?
著作権や倫理的な問題に配慮する必要がありますか?
特定の文法規則やスタイルガイドラインに従う必要がありますか?
文体: 文体を工夫することで、AIの生成する内容に影響を与えられます。
命令的な表現: 「~を生成してください。」
質問形式: 「~について教えてください。」
ロールプレイ: 「あなたは~です。~について説明してください。」
例示: 「例えば、~のような感じです。」
例:
さらに詳細な指示:
創造性: 「創造的なアイデアをたくさん出して。」
多様性: 「様々な視点から考えて。」
客観性: 「事実を基に中立的な立場から記述して。」
論理性: 「論理的な流れで説明して。」
具体性: 「具体的な数字や例を挙げて。」
メタプロンプトの活用:
「より創造的なプロンプトを作成する方法を教えてください。」
「このプロンプトをさらに具体的にする方法を教えてください。」
「このプロンプトで生成された文章の質を向上させるにはどうすればよいですか?」
注意点:
プロンプトは実験的に試行錯誤することが重要です。
AIは完璧ではありません。 意図しない結果が出ることもあります。
倫理的な問題に配慮し、有害なコンテンツを生成しないように注意しましょう。
まとめ:
上記を参考に、あなたの目的に合わせて詳細なプロンプトを作成してみてください。より具体的な指示を与えるほど、AIはあなたの意図を正確に理解し、より良い結果を出力してくれるでしょう。
このプロンプト自体をメタプロンプトとして活用し、さらに詳細なプロンプトを作成することも可能です。
ということで、かなり詳細に出してくれています。
ChatGPTでは、メタプロンプトという表現は使ってくれなかったんですが。
例を加えておくと、
■メタプロンプトを活用したプロンプトの例
上記の非常に詳細なメタプロンプトを参考に、いくつかのプロンプトの例を作成してみました。
例1:SF小説のあらすじ作成
目的: 近未来の東京を舞台にした、AIと人間の共存を描いたSF小説のあらすじを作成する。
内容: AIが高度に発達し、人間の仕事を奪う一方で、人間とAIが協力し新たな社会を築き上げる物語。
制約: 1000文字以内、主人公は10代の高校生、AIは感情を持つ。
文体: 若者言葉を取り入れ、近未来的な言葉遣いを意識する。
プロンプト:
例2:ダイエットレシピ作成
目的: 糖尿病患者向けの、低糖質で高タンパクな一週間分の献立を作成する。
内容: 朝食、昼食、夕食、間食の4食を全て網羅し、飽きないように様々な種類の食材を組み合わせる。
制約: 各食事のカロリーを計算し、総カロリーを1800kcalに抑える。
文体: 簡潔かつ分かりやすく、調理時間や難易度も明記する。
プロンプト:
例3:歴史イベントの解説
目的: 第二次世界大戦中のノルマンディー上陸作戦を、中高生向けに分かりやすく解説する。
内容: 作戦の背景、目的、参加国、戦況、結果などを、歴史的年表や地図を交えながら説明する。
制約: 専門用語を避け、比喩やたとえ話などを用いて分かりやすく説明する。
文体: 歴史ドラマを見ているような臨場感が出るように、情景描写を詳しく書く。
プロンプト:
あえて、ビジネスに使えるという指示を出さなかったので、中々創造的な内容も入ってきていますが、このようなものも、サクサク作れていくということですね。
今回は、以上。