今すぐパクれてめちゃくちゃ売れそうな謎解きゲーム事業から学ぶスモールビジネス
おはようございます。手離れの良いスモールビジネスを愛するプロコンです。
手離れの良い(自分の時間を使わない)事業を行うのも良いのですが、最近は手離れが悪いけど自分の性質にあった事業を行うのも大事だなと考えています。というのも、noteの執筆は本業よりも圧倒的に時間を使っている&売り上げは小さいのですが、モノを伝えることが好きな自分に合っているように感じているからです。つまり、自己正当化です。
さて、今回紹介する事業は、謎解きゲームを販売する「Crimibox」。
このCrimiboxはめちゃくちゃ面白い発想の商品(アイデア型)で、架空の未解決殺人事件を開発して、それをプレイヤー(顧客)に販売するという形式の商品です。
売上はそこまで大きいわけじゃないのですが、プロダクトがユニークで日本での再現性も高そうだったので取り上げました。
刑事事件の捜査官の体験ができる謎解きブランドCrimibox
Crimiboxで事件を購入すると、購入者の元に
などが届きます。
あなたは、事件の捜査官となり、捜査資料から犯人を捕まえることを目指します。
プレイヤー(Crimiboxでは探偵と呼んでいます)は届いたアイテムだけでなくオンラインの情報も使う必要があります。
ターゲットとしているのは、謎解きゲームと親和性の高い脱出ゲーム好きな人が顧客でリテンション率(購入継続率)は38%程度。
単品で完結する商品のリテンション率としては非常に高く、満足度が非常に高いことがうかがえます。
それもそのはず、架空の事件を扱っているのですがSNSアカウントやGoogleマップなど日ごろから使用する現実世界のものとリンクしているのです。ここまでプロダクト力が高ければそりゃ満足度も高くなりますよね。
しかも、謎解きゲーム(イベント型)の市場は国内で4~500億円といわれ、そこまで大きくありません。なので、大企業が参入してきて荒らされるといった心配も少なそうです。
事業アイデアを思い付いたきっかけ
創業者Jimmyはベルギーの連邦警察の犯罪捜査部門に勤めており、毎日何十件もの未解決事件が届いていた。
ここ数年で、現場よりもデスクで事件を解決することが増えていったため、その追体験を架空の事件でしてもらうことを考えました。
製品プロトタイプと製造までの流れ
証拠品の印刷などは普通にオンラインプリントを使用している。
事業開始時点では予約販売を行ったので先に入金があってから発注をかけているのでほとんど金銭的リスクをとっていないのが非常に優秀ですね。
最初の発売までのプロセス
Webサイトを作って、コンセプト実証のために数行の説明でFB広告を出稿
気に入った人にメールアドレスを登録してもらい$200で1000人以上のリストを集めた(1リスト20円!安い!でも納得!)
1リスト20円は激安です!
今だと、もうちょっと高くなるかもしれませんが、Facebookのターゲティングで謎解きとか好きな人に絞ってやれば登録率は良さそうなので確かに安く集められそうな商品であることは間違いありません。
リスト取りを経験したことのある人であれば、この謎解きゲームプロダクトの凄さ分かってもらえると思います。クリエイティブもめちゃくちゃ工夫してつくられたというわけでもなさそうですし伸びしろはまだありそうです。
さらっと、事業開始前に広告を出して市場の反応を見ていますが非常に優秀な創業者だと思います。
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FB広告のCPAやトラフィックあたりの単価,実際に使ってたクリエイティブなども明らかになってるので面白い。すぐにパクれるし、指標も公開されているのでベンチマークも既にあるという最高の事業ですね。
発売後、集客や顧客維持に役だった施策
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