「プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略」という現代に現れた禁書について
まえがき
そもそもこの本に出合ったきっかけが、世界四季報というツイッターアカウントのつぶやきをプロ奢ラレヤーさんがRTしてたから。
わかる?この違和感。
わかんない人のために拡大するわ
結構お堅めの投資本、良書って言われてるやつが多くて持ってないやつもあったから読んでみよっかなって思ってたわけ。
画像2枚目も期待して読んでたわけ、「投資本ではないけどおもろそうだなー」って
そしたら右上にやばい感じのあるじゃん。
「なんやこれ?間違えたんか?ウケるww」って思って深夜にもかかわらずKindleで買ったわけ。
しかも期間限定キャンペーンで499円で発売してんの、ウケる。
で、地道な認知を増やす活動の結果でこれを買った自分がいるので、その地道な活動や認知の獲得がむっちゃ大事やぞ!って意味も込めてツイートしたの。
そしたら本人から「Amazonレビュー頼むわ」って偉そうにリプが来たからしっかり全部読んでレビュー書いたわけ。
で、せっかく書いたけどAmazonレビューへの反映って時間がかかるからこっちにも書き留めておこうって思ったのが今回のnoteのきっかけ。
じゃあレビューというか感想書いていくわ。
Amazonレビューで書いたのをベースに書いてるから興味ある人は下のリンクの画像を見て
結論:こんな邪教徒が書いた本を読むな!
まぁ、こんなこと言っても「ハイハイ、脳死批判勢乙」ってなるからちゃんと読んだ私が、まだ読んでないあなたたちのために理由もしっかり書くから。
長くなっても読めない人がいるから最悪な点を超がんばって3点まで絞ったから!
もう口に出すのもおぞましいくらいの内容がみっちり詰まっていたので大変だったよ、マジで。
最悪な点1つ目 現代まで残るコロッセオに気づかされる
しょっぱなからこの2020年という時代にもかかわらず残っているコロッセオについて気づかされてしまう。まじウケる。
現代人の私からすると超絶野蛮に思えるコロッセウムですら数百人の死者だったの知ってる?
それについて「うわー野蛮ー、古代人って未開人ー」って思ってたわけ。
それなのにそれ以上の絶望を毎年生み出している風物詩がか現代にも残ってるいることに気づかされてしまった。
漫画カイジなどで鉄骨渡りを見学する金持ちをみて「なんだこいつら悪趣味すぎんだろ…引くわ…」と思っていた自分が実は同じようなことをしてたなんて誰が思うの?
そして実は、自分もその被害者になり得るだなんて知りたくないじゃん?
最悪な点2つ目 プロ奢ラレヤーとかいう"いかがわしい人物"と”普通に生きている人物”が同じ価値観だと気づいてしまう
ぶっちゃけ、プロ奢ラレヤーのことはSNSで頻繁に見かけてました。
この人認知の集め方えぐいなーうまいなーって思って。
ただ、「プロ奢ラレヤー?なんだこの変換しにくい名前は。奢られて生きていくなんていかがわしいの極みだな。」と吐き捨ててたんです。
そんな"いかがわしい人間"と"普通に生きている私"は価値観が違いすぎると思ってましたよ。
でも本書を読んですぐに「あ、やばい、言ってる事、わかっちゃう。」と気づかされるんですよ、マジで。
”100個の欲しいもののうち99個をあきらめれば残りの1個は手に入る”
という主張は世界最高峰の投資家ウォーレンバフェットの言っていることと一致してるんです。
そして、私はバフェットの主張に同意してるわけ。
いかがわしい人物の主張 = バフェットの主張
バフェットの主張 = 自分の主張
やばい、A=B、B=Cならアレが出てしまう。
「A=C」つまり「いかがわしい人物の主張 = 自分の主張」
うわ、世界一の投資家を媒介にして"過去にいかがわしいと吐き捨てていた人物の主張"と私の主張が一致してしまった。
最悪だ。
私は自分で言うのもおこがましいけど幸せに生きている。
そんな自分といかがわしい人物の主張が一致するなんておぞましい以外の何物でもない。
そしてこのあきらめる主張以外にも日頃自分が幸せに生きるために意識している指針が一致している。
マジでヤバイ。
もし、資本主義教を信じてまだ幸せになれていない人がこの邪教の聖典を読んだら幸せになってしまう。
本当に読むのはやめておいたほうがいい。
3. 邪教のくせに教えが具体的かつ丁寧でどう転んでも実践できてしまう
この価格帯のビジネス書っていろんな人がちょっと違う表現で同じようなことを書いてるのが常道で
抽象的過ぎて気分は上がったが実際の行動に移せん!って人多いと思いの。
どうせこの本もあきらめたら人生楽だ!あきらめよう!みたいなことが本を1冊無駄使いしながら書いてあるんだろうなと思ったんです。
ところが、第三章からあきらめるにあたってのハードルを説明し、第四章からは具体的な実践の方法が書いてあってどんな人だろうが行動に移せるようになってしまっている、最悪ですよ。
極論をいうと、この本を一冊買って実践するだけで幸せに生きることが可能になってしまう。
髭の生えたおじさんが書かれた紙を2枚(今なら大き目の硬貨) 渡すだけで人生を通して幸せに生きることができてしまう。
仮に実行しなかったとしても、「何かが起きてすべてを失っても大丈夫、なんせこの本を実践すればいいから」というメンタルを身に着けれてしまう。
何が最悪って?
そりゃ、いかがわしい人物の書いた本がROI(費用対効果)がめちゃくちゃ高いというこの現実から目を背けることができないことが最悪でしょ!
と、まぁ以上3点がこの本の最悪な点ですよ。
本当はもっとやばいところ書きたいんだけど、長くなるとつらいし。
余談: イエスキリストも最初はカルト教祖だった話
余談ですが、イエスキリストっていう人物いるじゃないですか?
あの人って最初から「イエス様ー!すげー!」って思われてたわけじゃないって知ってました?
あの人が活動し始めた時期ってキリスト教のもとになったユダヤ教が資本主義みたいに超絶はやってて「イエス?あーあのやばいカルトの人ね」って感じだったんですよ。
ユダヤ教って娼婦に医療行為を行ってはいけないとか休日に医療行為を行ってはいけないっていう厳格な教えがあったんですね。
それに対してイエスキリストは「は?なんで?困ってる人がいればいつであろうと助けてあげればいいじゃん」って感じで救いを授けてたんですよ。
だからユダヤ教を信じる人からは「マジヤバイよあいつ。ぶっ飛んでる。こわ。いかがわしい人物だわ。」ってひかれてたし、
集会で教えを説いてた時に親が来て「なにやってんの!帰るよ!」って言われたりしてたんです。
まじウケるよね?
親に言われてやんのwwwって感じ。
その時イエスは機転を利かせて「私の家族はこの場所にいるみんなです」みたいな感じでその場にいる人に向き合ってしのいだらしい。
現代人の私からしたらユダヤ教よりイエスのほうがよくね?って思うんですが、当時は違ったみたいですね。
そう考えると、当時やばいカルト宗教の教祖だった人が今では23億人の人が信じるようになってるってすごいですね。
当時の総人口よりも圧倒的に多いって考えたらもうびっくりですよね。
そんなことを思い出して、邪教ってなんなんだろうな?
困っている人を助けることが邪教扱いされるなんて古代の人はめちゃくちゃ野蛮じゃねえか。
ってふと思いました。
まぁ、この本は完全に資本主義教の教えに逆らういかがわしい人物が書いた邪教の禁書なので
読めば確実に救われる人が増えるし、困っている人の助けになることは間違いないと思うけど
絶対読まないほうがいいですね、マジで。
って感じ
普段は時間を持て余しながら実店舗持ってる人向けに完全成功報酬で売上を増やしたり、ECサイト運営してたり、ほかにもいろんなことやってる会社を経営してます。