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【コミュニティ運営者のリアルな学び】起業家志望者が行動できない理由とその解決方法

今回は運営している購読者限定の無料コミュニティに関する生々しい話をします。

普通だったらクローズドの場に誘導させてバックエンドを売りつけるのでしょうが、そんなこともありません。

コミュニティを作った理由も普通に隠さずに公開してます。それこそ、普通顧客に言わないような理由含めてね。ビジネス的に役立つことを書いてる※んですが、スキの数が異常に少ないです。

タイトルがどれだけ重要か実感できる良い事例ですね。

※コミュニティ設立の大きな理由から順に説明した後に、私が施策を打つ際に意識していること、マーケティングの理論と現場が乖離した場合にどう折り合いをつけているか?などについても書いてます。
「顧客に伝えなくていい話」も話すスタイルですのでリアルを知りたいという方はどうぞご覧ください。

今回はそんな購読者限定コミュニティで新しく始めた取り組み【厳しくても現実をみたい人】向けチャンネルを開始した経緯と目的、そこから得た学びを共有していきます。

生々しいうえに、厳しい内容を含んでいるので購読者限定です。不快感を覚える人も居るかもしれませんが、それを乗り越えたら、確実に成長できます。

厳しくても現実をみたい人限定チャンネルとは

5月20日、唐突に参加者を募集したのがチャンネルのことです。

当時の投稿
投稿したその日に締め切ったが結果として24人の方が参加してくれました。

参加条件に「目標があって、行動する必要がある人」とあるように、行動する意思のある人を集めました。

動けない人を在籍させて、他のメンバーの投稿がタダで見られるという状況は避けるため「言われたことができない、アクションが遅い」という人は退出していただくという厳しめのチャンネルです。

限定チャンネル設立の経緯

以前からSlackのDMで事業の壁打ちや起業をしたい人の相談に乗ってました。【05_相談】チャネルがあるのでそちらでやってほしかったものの「恥ずかしがり屋なのかな…」と思いスルーしてました。

ただ、相談が増えていくにつれて「これをシェアしておけば、この人はDMする時間を割かなくて済んだのに…」という内容が増えてきたんですね。

そこでIQ980の私は閃きました。

購読者限定コミュニティの中に更にクローズドの場を設けてサポート付きで双方向コミュニケーションとっていけばいいのでは…?、と。

そっからは実現可能性と便益を検討していくフェーズです。

目的は本当に満たせるのか?私個人の嬉しみはあるのか?参加者の嬉しみも当然あるよな?マガジン的な嬉しみはどうだ?などを考えていったわけです。

検討の結果、複数の成果が狙えることが分かったので募集を掛けました。


狙っていた成果:一つ目

まず、一つ目「コミュニティエンゲージメント率の上昇」。

購読者限定コミュニティですが、無料ということもありますし発言者が非常に限られていました(投稿いただいていた皆様本当にありがとうございます)。

運営側としては皆さまから共有されるビジネス的に興味深い情報をありがたく受け取っていたのですが、あまりカジュアルな相談ができる雰囲気ではなかったなと。

これは完全に設計と運用のミスです。DMでも相談可にしていると当然DMから相談したくなりますし、他の人に見られるの恥ずかしいですよね。

新しく更に閉じられたチャンネル【06_厳しくても~】を作って、行動しないフリーライダー的な人を退出させるようすればプライベートも守られたうえで投稿ができるだろうなと。

この成果は完全に目論見通りです。これまでとは比にならないくらい投稿者・投稿数が多いチャンネルとなっています。

同時にDMによるクローズドな相談件数が減って一元化されたのもナレッジマネジメント的に良かったと思ってます。

狙っていた成果:二つ目

二つ目「toCの人の挫折パターン、目標達成に必要な要因を確認したかった」。

以前の記事にも書いた通り、将来的にはtoC向けの”ちゃんとした”コンサルをやりたいなと思っています。しかし、圧倒的にtoBの方が行動してくれますし楽なので全くすすんでませんでした。こんなもん当たり前です。既に行動して独立起業している人を対象にしたほうが楽に決まってますよね

ただ、”toBの方がtoCよりも楽”という構造は時間が解決するものでもありません。いつの間にかカスタマーの行動力が上がってマインド激ツヨになってコンサルがやりやすいぜ!なんてありえないですからね。

今一度、スモールビジネス大全の最終目標に立ち返ってみて、面倒くさいけどやらなければならないことを動かし始めました。

結果として、個人が挫折するときのパターンなどを体感することができましたし、目標達成に導くための光も見えてきました(後述)。

二つ目の成果を狙う過程で得た学びが多く、興奮してます。

狙っていた成果:三つ目

三つ目は「コンテンツ制作順序の参考にする」。

コンテンツのアイデアには困ってないのですが、どの順番で発信していくべきか?は常に頭を悩まされています。

既に起業してしまった立場からすると「起業前にどういう順番でどんな内容の情報を得たかったか?」というリアルな感情を忘れてしまってます。そして、「多くの個人が躓くところがどこか?」もまたリアルに想像できません※。

※需要がある内容(集客、自動化、ビジネスモデル、利益率を上げるなど)は分かりますが、起業前の個人に必要なのは「行動までの壁を無くすこと」であって事業を成功させるための情報じゃないです。

事業家と起業前の個人向けコンテンツの違い

結果として、目論見大成功です。行動までの壁を無くすための情報が具体的に意識出来ました。そうして執筆したのが以下の2記事。

この2記事は起業前の人に是非読んで欲しい内容となったは良いものの、2点気付きもありました。

  • 起業前の個人は事業家向けコンテンツでも満足する(行動はしない)

  • 事業家は起業前の個人向けの実践用コンテンツでは満足できない(既に超えた道なので)

「事業家=常に実践する人」というわけでもないですが、上のような傾向にあるんだろうなということが分かりました。

当然良いことだけではない。

今回の限定チャンネル設立、Slackコミュニティ設立の時とは違い、避けられない明確なデメリットがありました。

皆さん、何か分かりますか?ちょっと考えてください。

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