上手に妥協する人ほど事業拡大が上手という話~働きたくないでござる精神を大事にしよう
頑張ってる人がえらいという風潮に疲れた人のためのnoteです。
売上が数千万円以上の規模になっているのに現場に立ち続けている経営者(オーナー)はプレイヤーとしてのスキルがカンスト間際です。ほぼ100%、事業に必要なあらゆるスキルを高水準で持っています。
こうしたオーナーは独立後、裸一貫で売上を立て、凄まじいスピードで他者を追い抜いていきます。
これは間違いありません。
しかし、オーナーのレベルが高すぎる故に事業の拡大を邪魔するというシチュエーションを何度も見てきました。
オーナーはどこかで前線を去る必要がある
独立当初、オーナーにお客様がつくように事業展開をしていくことに悪い点はありません。
むしろ、個人の色を出さなければ大資本が運営している事業に負けることがほとんどでしょう。
バリバリ働く系の優秀なオーナーであれば、自分にお客様を付けて初年度から相当な数千万円の売上げを立てることが十二分に可能です。
しかし、ほとんどの事業で言えることですが「どんなに優秀なプレイヤーでも一人で立てられる売上げに限界がある」のです。
一人でどの程度の売上を立てることができるのか?
独立の業態として一人親方が一般的な整体の例で考えてみましょう。
60分1万円のコースを提供できるのであれば十分に高単価と言えます。独立初年度、「めちゃくちゃ働くぞ!」と意気込んで、月30日間、毎日12時間労働したとしましょう。
$${30日*12時間*1万円=360万円}$$
少々現実的ではない仮定を置いた、神プレイヤーがオーナーを務める整体院の月間売上は360万円。
どうですか?
多いですよね。この三分の一でも一人で売上げられたら十分に食べていけるのでこの神プレイヤーの凄さが分かります。
しかし!誤解を恐れずに言うとそれでも"たった"360万円にしかなりません。
命の値段はいくらですか?
一般的に過労死の目安となる時間外労働の水準をご存じですか?
月に80時間です。
つまり、標準労働時間が20×8時間=160時間とすると、240時間以上の労働をすると過労死ラインを超過していると言えます。
さて、ここでいっちょ神プレイヤー(仮)の労働時間を思い出してみましょう。なんと月間の労働時間は360時間。
いや、超過しすぎというか…
これはもうすでに…
さて、ここで質問です。自身の命を掛け金として月間360万円が支払われる賭博に参加しますか?※
まぁ、普通しないですよね。
つまり、現実よりも数段有利な状況で仮定した神プレイヤーですら「割に合わない」のです。
バコバコと売上を立てていく神プレイヤーですら、「資産を築こう」と思ったら他者の協力が必要なわけです。
以前、学校では教えてくれない不都合な真実~金持ちになりたいなら年収一千万円よりも副業収益五万円を目指すべき理由でも解説したように資産を築くためには「事業化できる」ことをしなければなりません。
事業化していくときに邪魔になるのがオーナーのこだわり
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