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美術「ふつう」人間の御茶ノ水駅界隈。TOOLS〜レモン画翠〜珈琲穂高

東京都、お茶の水。
由来をたどれば「茶の湯として湧き水が献上された」まんまの意味。

行政区域としての「お茶の水」という地名は存在せず、駅の名前や大学の名前に使われ…

え?!
お茶の水女子大学ってお茶の水にないの?!


そんな音楽と教育の街「お茶の水」。駅名は「御茶ノ水」。

インク工房を訪れたあとごはんを食べて、次の予定まで二時間ほど。駅前で少し時間をつぶすかあ。インク工房後日談、お散歩回です。

御茶ノ水駅マップ(by Google)

できたら落ち着いてコーヒーでも飲んで、手帳に落書きでもしていようか?  …いや、描けるようなものをなにも持って出なかったな。

そうだ、画材屋に行こう

当初は、万年筆の落書きを水筆でぼかしたらいい感じダナー、で完結していたんです。けれど悲しいことには絵の基礎がない。見たものを見たまま描けるようになりたい。

画用紙にやわらかい鉛筆、練り消しと買い揃えていくうち、画材売り場があれば足が向くようになっちゃった。

そんな折のお茶の水散策、こちらをおいて無い。

TOOLS

大阪梅田、横浜ジョイナス、そしてここお茶の水と三店舗を展開している画材屋さん。

画材売り場への階段をあがると、壁にイカした工具箱がディスプレイされている。

いいな、これ。

でもいきなり衝動買いは衝動すぎるぞ。気を静めよう。

二階は空いていたので、試筆スペースでゆっくりお試し。痕跡を残す。ざりざりとした画用紙の感触が手に伝わって心地良い。

最近枯れ木ばっかり描いてる、楽しい

店内をぐるっとすれば、また壁の前。
見た時点で衝動に負けていたのだ。何を入れるかも決まってないのに。

迷ったのは色だけ。白も赤も素敵だった

ミドリさんもトラベラーズノートコラボのツールボックスを出していたんだね。リフィルや小物入れ、なるほど。

そうだな、自分はこれ、無骨に画材や道具やツールを入れたいところ。積み上げてもかっこいいし。※何個買うつもりなのか

さて、今度こそ喫茶店でも?
土曜だしお昼過ぎだしチェーン店は学生で混んでいるし

ふらふら歩いていたら、また画材を売っているお店を見つけた。引き寄せられるように入る。

レモン画翠

知る人ぞ知る? 有名な「レモン画翠」さんであったことは後から知る。見慣れぬ画翠と言う単語、屋号であることはわかったけれど意味は分からず。

一階の画材売り場、コンテ・ア・パリのスケッチングペンシルがペン立てに並んでいる。セピアだけ持っているけど、他の色も欲しかったんだよねー。

てな感じで、TOOLSさんとレモン画翠さんで購入したのがこちら。

これはコレ向きといった知識がないので美術な方々にはとっちらかった印象だろうけど、本人はすこぶる満足(笑)

珈琲穂高

新御茶ノ水駅近くにある喫茶店。
駅近くで混んでいそうだし今日は入れないかも…と覗いてみたら、運良く4人テーブル席に通してもらえた。夕方まではまだまだという時間、ちょうど良かったのかもしれぬ。

珈琲でも良かったけど、せっかくなので普段は飲まないバナナジュースを注文してみる。

地元にも古い喫茶店が残っているんだけれど、シュガーポットにアイボリー色のテーブル。妙に落ち着くよねこの感じ。

飲み終わった後かい。

やたら長居したくなる店内でバナナジュースをゆっくり飲みつつ。

いつも見知った街の見知ったお店へ行くのがほとんどだけど、たまには違う街をうろつくのもいいよね。

自分がお茶の水女子大学と思い込んでいた川向こうの施設は東京医科歯科大学で、しかも直近の2024年に東工大と統合して「東京科学大学」となっていたことを知りました。

おそまつ。


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