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ガラスにぺたり


*今回も苦手な人が多い「ケロロ」さんのお話なので嫌いな方は読まずに閉じてください*

今朝も変わらぬ時間に家を出て、通勤道をブイブイ(速度は緩やか)運転していました。いくつか橋を渡っていくのですが、一本目の橋を渡ったところで視界に違和感がありました。

はて、朝から頭痛か?

私は片頭痛もちで、「太陽や強い光」を見たときのチカチカした残像がだんだん大きくなり視界がおかしくなるサインがあります。

ただ様子がおかしいのです。チカチカしているのではなく緑色の小さなぽつがモゾモゾ動いています。
右ワイパーから顔を出したのは小さな小さなカエルでした。

カエル!わわ、一緒に乗ってきちゃったのか~
とつい声を出してしまいました。

現在の仮住まいの周りには、小さなカエルがどうやら多く暮らしているようでリビングやお風呂場に何度も出没。
家には猫ちゃんがいますので、見つけたら多分…(ご想像にお任せします)

入ってきちゃだめだ、見つかる前に逃げなさい。とつかんで外に逃がします。母はカエル大の苦手。キャーっと悲鳴を上げます。
「え、カエルいたの?外に出してくれた?(しかめっ面)」
・・・嫌だよね。大丈夫、逃がしたから。

そんな群生地の仮住まいから
フロントガラスにくっついていたのを私が気が付かないまま
発車させちゃったんだ
どどど、どうしよ。まだまだ職場は先。
そして職場周辺は山が近いから鳥が多い。

そう、そこで放してもすぐ…

運転しながらよく考えます。
そこでまぁまぁ水辺もありそうなコンビニがあるため
刺激しないようにふんわりブレーキ、ふんわり発進をすること10分。
目的のコンビニにつきました。

無事ワイパーにいたカエルちゃんを手でくるんで、駐車場の隅から
草場に放します。
どうか無事であれ。そんな願いを込めます。

私は小さい時から「両生類」の仲間たちはスキなので
「果たしてあそこでよかっただろうか」
「もう少し先のドラックストアの方が裏田んぼだったなぁ」
と後悔しました。

でも「その環境」でどうにか生きていけるかもしれません。
心配しても、相手の生き方は相手のものですもんね。

ほんの数十分の出来事でしたが生き物から教えてもらった気がしました。

毎朝車に乗る前に気を付けなくては…


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