見出し画像

サヨナラの予感


長きにわたり、お話をしてきた「彼」との関係を今日終えました。

・・・なんて、意味深な感じで書き出してしまいましたー。
彼は、1年前の春から私が担当キャリア相談員としてお話を聴いてきた学生さんです。


noteの中でもちょいちょいこの学生さんの話を書いてきました。
結構気持ちの上がり下がりがあり、こちらがびっくりするほど自分で就活の準備をしている時もあれば、「もうダメかも・・・」とお部屋にこもってしまう日もありました。


とにかく「自分はみんなができることを当たり前にできない」という気持ちが強く、そんな発言が毎回ありました。
上がっている気分の時もです。


そうかもしれないけど「みんな」が「当たり前」のことって何だろうね
と問いかけながら
こ~んなみかたも、あ~んな見方もできますよ~と投げかけながら
1年数か月、時に途切れなかがらも彼の話を聴き、そっと伴走してきました。


前回相談の時間に来なかったので、

「今がんばっている企業の応募、どうなったかなぁ」と気がかりにしながらの今日でした。


でもですね、変なこと言いますけど
「あ、この学生とはあと数回だわ」という謎の予感があるのです。
一昨年、担当していた学生さんの時も「そろそろ終わるな」とピンときて
本当にその後、相談は終わりました。


実は6月上旬くらいから「そろそろ」だな信号は届いており
(そのときだいぶダウナーだったのですが・・・)
今日も「もしかしたら、最後だわ」と来る前から感じていました。


予感的中です。
選考中の企業から内々定がでた。とのこと。なんだか恥ずかしそうに
でも嬉しさがにじみ出ています。
安心しました、とも話しています。よかったねぇ。


で、この「予感」ってなんだろうか?と改めて振り返るのですが
長い間相談担当していると、一人でできる。という意思やら、言動が
目立ってくるのです。


この彼も「すごく心配」だったり「エントリーシート送りましたけど多分ダメです」とか結構沈んでいたのですが
そうはいっても自分でエントリーシート書き上げて、結局全部通過しているんじゃん!できてるできてる。

心配って言いながら、面接もう一回終わっているね、そして2次面接免除で最終呼ばれてるの?
他も?面接次の段階呼ばれた?


そっとの伴走者、はもういなくても大丈夫ダス。


内々定が出たらそれで終わりではなく、会社に入社してが本番であるのは
本人も重々承知で、しっかり考えて決めてすっきりした表情です。


・・・・とはいえ相談時間30分遅れてきやがったので
「そういうとこはまずいぞ!」と珍しくたしなめる私。
この言葉を餞に、これからがんばれよと送り出しました。


そっと伴走し、そっと離れる。
そんな風にこれからも日々を重ねていきたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?