なかったことにはしません
今年こそやろうと、決意したままスルーしてしまったことが一つ。
…というより意図的にスルーした自覚があります。
数年前から「現在持っている資格の上位互換」的な資格を受けるかどうか迷っています。上司からも幾度も「猛プッシュ」されてあはあは…とはぐらかしつつ、取ったほうがいいよな…と思いつつも今一つ私の中で何か違和感があったのです。
それというのも。
私がこの職場にやってきたころ、他に同じカウンセラーとして働いていた方がいたのですが‥どうにもスタンスの違い?や大事なものがどうも違っているようで、あまりそりが合いませんでした。
その方が折々に「その上位互換資格持ってますから、私」とちょっとしたマウントのようなものを取られて、確かにそうではあるのですが…
その「上位互換資格」で人をバンバンブン殴ってくる感じが非常に嫌だった。
…といういやーな記憶として、根っこの部分に染みついている感覚があって
「はい、がんばってみます」と二つ返事できなかった、のが今までの話。
でもです。コレって「やらない理由」をこじつけているだけなのでは?と
自分に痛ーい問いを立ててみました。
その上位互換資格を取る目的は「この地域では珍しい、コレ持ってるから私すごいんです」という事なのか?
その人のように「これを持っているから私の方が正しいんだ」と周囲にマウントをとってもいいと思っているのか…?
いずれも強く、NOです。
強くNOだったら…
じゃぁ、、この資格を取る目的とは?と改めて問いかけていくわけです。
べつに誰かに虚勢を張りたい、自分がすごいってことを示したいのではないし、資格ってそういいうものじゃないと私は考えています。
対人支援系資格を取ったときのスタートは
「もっと目の前の人に役立つことにつながるのであれば、やっていく」
という点がスタートでした。
一番初めに取得した産業カウンセラーも、仕事をしながら「あれ?ただの御用聞きになっちゃないか?」とハタと気が付いたのです。
それじゃダメじゃね?と思うタイミングと「あんた産業とりなよ」とヘッポコ課長におススメされたのが同じだった。
結局傾聴とは、感情と気持ちは違う、寄り添うとは!を
みーっちり養成講座で嫌という程模擬面接で取り組み、御用聞きとは違う!とうろこがボロボロ目から落ちました。その後の相談者と向き合うときのお守りとして、今も活かしています。
その後、キャリアコンサルタントの資格を取得したのは
…実はこの職場では「必要」とされていた資格だったのですが、所持しておらず。それもあるのですが、そもそも産業カウンセラーの資格を取るタイミングで考えていたのがキャリアコンサルタントの方が先。
それもしっかり目の前の人に…と思っていたからです。
キャリアコンサルタントの養成講座では他者のキャリア支援には自分の理解もする必要があるという事で…みっちり自分を過去からさかのぼり…
もうね、本当に涙を流しつつ向き合ってみました。しんどかった。
しんどかったのですが、自分を見つめることってまずまずしんどいことがわかり、相談者に向き合ってもらえるか、そこをどうアプローチしていくか。
そんなかかわり方も知り、使いこなせてはいませんが日々調整しています。
…そうか、私原因論にばかり目を向けていたのか。と気が付きました
上位互換資格でぶん殴られて嫌な思いをした→だからその資格を受けない
みたいな。
今までの資格を取得した目的って何だろうを置いてけぼりにしていたのです。今回も「もっと目の前の学生さんたちの関わり方を、レベル上げたいな」と思っている自分に改めて気が付けました。
彼らのより良い選択、気づくというために自分がレベルアップする目的→資格を受ける。
…先日紹介した手前改めて読むぞ!と、嫌われる勇気を再読し終えて少々時間が経ってじわじわっと気が付きました。
あ、アドラー先生にボコボコにされています。(現在進行形)
…ボコボコになりながらも気が付いたので
ああ、原因論ばかりに目を向けてやらない理由をまだ見つけていた自分がいるのか。とかなりゲンナリしながらそれはしかと受け止め
目的論に気がついたよね。じゃぁ目的わかっているんだったら?
それはやるしかないっしょ。みたいな感じになっています。
手始めに、一緒に働くカウンセラーさんに「来年試験受けます」宣言をしました。(おお、いいじゃないっすか。他者に宣言するの大事ですよ、というありがたい言葉を朝から頂戴いたしました。)
あ~、今年も残すところって時にやべー自分に気が付いてお尻に着火。
いや、今気が付けたのでやるっきゃないのです。