ケトルベルについて思う私見
こんにちは。
私はケトルベルを2003年の11月頃に知り、2004年からは自分自身のトレーニングの主流はケトルベルになりました。
当時はまだ情報も少ないというより全くなく、やっと探し当てた情報は本当に信頼できるものでした。
それだけケトルベルを始めてトレーニングしようという人達の情熱も真剣さも本物でした。
現在はケトルベルもたくさん販売され、トレーニングに関する情報もたくさんあります。ケトルベルを愛する私にとっては大変嬉しいことです。
しかし、ケトルベルに関する情報であきらかに間違っているものも多くあります。
どこでそのような情報を得たのか、私にはわかりませんが、特にケトルベルはちょっとした間違いが怪我につながりますので、本当に責任を持って情報を発信して欲しいです。
私自身、情報が全く無い時代に腰を痛めたこともありますが、左肘も痛め、今では曲がってしまい真っ直ぐに肘が伸びません。
このようなこともありますから責任を持って情報を発信していただきたいと願います
最近、ミリタリープレスについて気になる記事がありましたが、まずトレーニング優先順位ですが、
1.関節可動域、柔軟性: 関節が動くことです
2.スタピリティ: 柔らかいだけでは不安定です。動作のコントロールがスタピリティです。スタピリティを担う箇所をスタビライザーと呼びます。
これが腹部や足の裏などにあります。
3.持久力: 持久力がなければトレーニングを継続できません。トレーニング継続できなければ強くなれません。持久力は心肺機能だけではありません。1.柔軟性と2.スタピリティも持久力の一部です。最大酸素摂取量の増加回復力など色々な要素が絡んで持久力になります。
4.力: 時間がどれだけかかってもいいので物を一定の空間動かす力です。
5.パワー: 必要なタイミング、必要な時間内、必要な時間内、必要な空間に物を動かす力です。重い物を時間内にどれだけの距離移動させるか。より競技やスポーツに関係します。
そして人間の動作、呼吸などが重要になりますが、ここは割愛します
さて、ミリタリープレスですが、私は下半身の力を上半身に連動させるイメージで行っています。実際に行って感じるのは単に肩と上腕三頭筋の動きでは無いこと、全身を運動させていることを感じます。
ミリタリープレスもスナッチもケトルベルを頭上へ挙げる動作ですが、下半身動力を重点的に鍛える種目とはいえません。ではこれらに下半身動力が必要無いか?といわれるとそうとも言えません。
下半身の詰めが重要です。特にスイングやバーベルデッドリフト等が効果的になるでしょう。
下半身動力を上半身に移すイメージで私は行っています。プッシュプレスを行っているわけではありません。
やはり自由に動き回る鉄球を休むことなく振り回すのは難しいものです。そこに完璧な型などは皆無に等しいのではないかと。スナッチはスイングができてはじめてできます。ミリタリープレスは見方によってはスナッチを静的に行っているといえます。
これら3つ、動作はそれぞれ違いますが、同じ線上に位置する種目ととらえてよいと思います。
スイングがケトルベル種目の基本中の基本と言われるのはここにあり、ミリタリープレスが単なる肩の種目で無いのもここにあると私は思います。
だからこそ全身運動であり、バーベルやダンベルと異なるということです。
そこをとらえずにバーベルやダンベルと同じように説明する方がいますが、私の思うところはそうではなく、以上書いた内容にあるようにケトルベルにはケトルベルの動きがあり、ケトルベルにはまた違う利点があると言うことです。