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22時過ぎ、会社のエレベーターで。

22時過ぎのエレベーター、会社の同期と出くわす。
年功序列の強く残る会社なので、彼も同じ中間管理職。
すでにお互い50代になり、出世競争からは距離を置いていると思っている。

顔を見合わせて、お互いに失笑。
『この歳になってこんな時間まで残業して、何やっているだろうね』と。
エレベーターを降りてしばらく歩いてから、それぞれの家路に。

交わした言葉は多くはなかったけれど、通じ合うものを感じて何だか心地よい。

本当はもっと楽しいシチュエーションが良かったけれど、まあ、これはこれで良い。

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