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AC6お気持ち100% ゲームバランスの根本にある「非対称性を大きくしようとするもの」

 スタッガーさせて追撃するのが大味すぎる、サイティングがー旋回性能がーみたいな話の最新版です。

 ずっと思ってるんですけど、「軽量機はAPも防御も姿勢も低い代わりに速く、重量機はAPも防御も姿勢も高い代わりに遅い」っていうのがまずそもそもよくない。全体的に、速度を軽量機に、耐久を中量機に寄せてほしい。
 なんかアプデのたびに重量機弱体化したり軽量機強化したりしてるけど、問題の根本はここやろと。この非対称性がそもそもの問題の根幹根本やろと。

 AC6、組める(動く)アセンの幅が広すぎるのもよくないなーと思うんですよね。特に初心者でミッション対戦問わずありがちなのが、ワンチャン砲4つ積んでワンチャン決めて勝ちたい、みたいな機体。
 ワンチャン砲4つ積んで先にワンチャン決めたほうが勝つゲーム楽しいんか?って思うけど、本当にそういうのが楽しいひとたちも多いのがまた難しい。

 というか、そういう人達はAC(6)がそういうゲームやと思ってるので、盾とか引き撃ちとかが出てきた瞬間別のクソゲーに入り込んだ気持ちになってしまうんやろなと思う。押しつけ一辺倒になって、押したり引いたり、見て反応したり、そういうところがなくなってしまう。それでもやっていけてしまう、それで動ける機体を組めてしまう。言ってしまえば「駆け引きを楽しみましょう」みたいな導線があまりに無。これは「10年ぶりの新作だからこそ多くのひとが自分自身のスタイルを楽しめるようにしたい」っていう思いもあったんやとは思うけど。

 攻めゲーにするのはよかったけどワンチャンゲーにするのは端的に間違いやったと思う。なんかたとえばブレーダーとかも以前のACシリーズでブレーダーやってたような層とは違うと思うんすよね、今のブレーダー。

 ワンチャンゲーにすぎるってのは、1コンボ勝ちきりを狙う機体がどうこうってだけでなくて、たとえばジャベミサとかにも私はそういうのを感じます。

 仮に垂プラの使用率がジャベミサより高かったとしても、垂プラはそのままでいいしジャベータはまだもうちょっとナーフしていいと思う。

 エツジンとかダケットとかもそうやったけど(両手エツジンはまだそうやと思うけど)なんというか一方的に非対称性を大きくする武器は基本的にあんまりよくない。なぜみんなが垂プラを使ってるかと言えば、数少ない「腐る場面が少なく、かつ非対称性を割と解消できる武器だから」でしかない。

 で、その根本にあるのが、やっぱり「軽量機はAPも防御も姿勢も低い代わりに速く、重量機はAPも防御も姿勢も高い代わりに遅い」問題やと思う。これは遠くに旋回性能廃止問題もあるとは思うけど。そもそも色々があまりに重量突撃機有利に作ってあったのが問題の根本で、そこをなんかいまだに引きずってるなと思う。跳弾含めて防御のバランスとかも重装甲有利すぎてエツジン的武器のバランスが取りづらそう。エツジンとかレザオビとか、ああいう武器はあってもいいと思うんですよね。でもいまのバランスではそういうのは極端な軽量機キラーになりすぎる(もちろんエツジン両手持ちが単純にOPというのもある)。

 変な話、VE20Bが明らかにバランスおかしかったりするのも姿勢安定を過小評価してた頃の名残なんじゃないかと思ってたりする。
 VE20Bについてはレザハン軽2みたいなのがもともとの想定やったんじゃないかと思ってる。だからこそ「出力は厳しく、でもがんばれば動ける」方向で作られたパーツなんじゃないかと。

 そのへんも含めて重コアをなんとかしませんかってずっと思ってる。私は全体的に「速度を軽量機に、耐久を中量機に」寄せてほしいんすよ。それですべてが解決するとは思わんけど。

 AC6は最初の設計の時点であまりに極端に非対称性が生まれるように作りすぎてたと思う。バランス調整の傾向からしてもそこを何とかしようっていう意図は感じられるけど、でもAC6としてはここらが限界なんかなーとも思ってる。

 んで、これは単なる対戦勢バイアスではないと思う。当初から「大味すぎる」って言われてたのは結局そういうとこなんやと思う。それを対戦バランスでもずっと引きずってるというだけで(ミッションはもうやりつくされただけ)。


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