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「はじめてのUIデザイン」で伝えたいこと

noteで初めましてです。ヤフー株式会社の宇野です。

今日は「はじめてのUIデザイン」という本を書くことになった経緯と本の紹介、ほんのちょっとした意気込みを書いてみようかと思います。

まず、はじめに。

たくさんの方に支持をいただき、無事執筆が決定しました!
お陰様で最速の4時間で達成となりました。
ご支援ありがとうざいます!!!!

今回機会をいただいたこの書籍は、PEAKSさんのクラウドファウンディングで募集をかけたものです。最低購入数を上回らない限り出版ができません。つまり7/30(月)現在で1,000人をこえる方が購入をしてくださっていますが、実は僕はまだ一文字も書いていないのです

"書いていない本が売れる"というのは非常に不思議な気分です。今まで2冊の本を書かせていただきましたが、いずれも書き終わった段階で初めて世に発表されました。苦しみを乗り越えた末にゴールが待っていたのですが、今回は皆さんからの期待値が、まだ存在していない本に対して頂点まで高まっている状態。これはプレッシャーではありますが非常にテンションが上ります!ぜひ皆さんの期待値に答えられるよう良い本を書いていきたいと思います。


何を書くの?

今回の書籍はこのような構成になっています。

第1章 UIデザインとは何か
第2章 UIデザイナーの仕事の流れ
第3章 UIの見える部分を学ぶ
第4章 UIの見えない部分を学ぶ
第5章 UIが機能する環境を学ぶ
第6章 UIをデザインしてみよう
第7章 UIデザインができたら
第8章 UIデザインの前に考えること
第9章 デザイナー座談会

このうち僕が担当をするのは「第6章 UIをデザインしてみよう」と「第7章 UIデザインができたら」の2つ。UIデザインの考え方や作り方、作ってどのようにリリースするのか、それの評価や運用の仕方など、実際の経験を通して得た知識をお伝えしたいと思っています。

大前提としてUIデザインの技術やTipsなどを盛り込んだ本は多くあり、僕自身が勉強になったものもたくさんあります。(本書の発起人である吉竹さんが書かれたSketchの本は穴が空くほど読みました)

しかしUIデザインは、実はグラフィックソフトを使う前から始まっていますし、リリースをしたその後も続くのです。その一連のフローを書いた本は非常に数が少なく、それがこの本を企画された吉竹さんの言葉につながります。

「UIデザインを学ぶための良い教科書がない」、この企画は吉竹 遼のこんな一言から始まりました。
https://peaks.cc/ui_design

ですので、今回はデザインツールの使い方は既にある他のスバラシイ書籍におまかせして、僕のパートではデザインに至るまでの思考やプロセスを今までの経験から語っていきたいと考えています。

こういったものには一つの正解の型はありませんが、「こうやったらうまくいった」というナレッジの蓄積は存在します。僕からは大規模サービスを多くのメンバーと共に育てるという経験から得られた視点を、大いに盛り込んで語っていきたいと思っています。

三者三様の執筆陣ですので、他にもいろいろな視点からのナレッジが書かれることと思います。僕も今からとても楽しみです!


この本を書くことに決めた経緯

最後に本の内容とは関係ない、僕自信のお話をちょっと。

先に書いたように僕は単著と共著で一冊ずつ、合計2冊の本を書いています。しかし執筆というのは大変孤独な作業であり、実は「もう二度と本は書かない」と心に決めていました。

でも発起人である吉竹さんから共著者の候補を聞いた時にはもう二つ返事で承諾をしていました。

↑これはそのときのMessengerログ

ここまで興奮するほどに、全員がよき友人であり心のそこから尊敬するデザイナーだったからです。

ということで僕の独断と偏見にまみれたご紹介。


吉竹さん:本書の企画者であり、UIデザイン論をことあるごとに語り合う良き仲間。気づいたら神々のおわすところ、THE GUILDに参画してた。僕が欲しいガジェットは大概僕よりも先に買ってる。

坪田さん:デザイン組織の立ち上げといえばこの人。最近ではCXO Nightなどデザイナーがより輝くためのイベントなどの主催も。僕のキャリアプランに大きな影響を与えた人。お酒飲めないのに飲みに行ってくれる。

池田さん:その昔はてなに在籍されていたときからの憧れの人。池田さんが書かれた本は今でも会社のロッカーに置いてある。一部上場企業の役員を経験しながらも、現場でコードを楽しそうに書いていたりするスタンスは本当に素敵。

上ノ郷谷さん:その昔シックス・アパートに在籍されていた時に書かれた本は、当時Movable Typeを利用していた僕のバイブル。僕の中でAmazonの中に住んでる神くらいに思ってた。現在はトレタのCDO。今も神は神のまま。

元山さん:池田さんと同じくはてな在籍時代からの憧れの人パート2。なぜか僕がやりたいことを検索すると元山さんのブログに行き着いて悔しい。元山さんの作ったデザインに憧れ真似てた時代があったのは今だから言える内緒の話。


全員が本当に憧れていて今も大好きな人たち。この人たちが書く本、僕だったら即買います。読む用、配る用、保存用と最低3冊買います。

そんな人たちと一緒に本を書かせてもらえるなんて、やらないわけないでしょ。

これだけの良き執筆陣に囲まれ、また数多くの方に支援をいただき、あとは良いものを書くだけ!きっと今、誰よりも僕が一番ワクワクしています。

リリース予定は来年の1月と少し先ですが、ぜひとも楽しみにしていてください!よろしくお願いいたします。

はじめてのUIデザイン

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宇野雄 / note inc. CDO
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