「ウマ娘 プリティーダービー 2期」感想
お疲れ様です、サラダです。
今回はこちらのアニメの感想になります。
ウマ娘 プリティーダービーとは
これは異世界から受け継いだ輝かしい名前と、
競走能力を持つ“ウマ娘”が遠い昔から人類と共存してきた世界の物語。
シンボリルドルフに憧れ、
無敗の三冠ウマ娘を目指すトウカイテイオーと、
名家の誇りにかけて、天皇賞連覇に挑むメジロマックイーン。
二人はライバルとして、親友として、
お互いの夢をかけて<トゥインクル・シリーズ>を走り続ける!
1期が部活ものだとしたら、2期はアスリート
評価指数10。
個人的最高得点です。いやもうめちゃくちゃ熱かった。
1期のときはわちゃわちゃ楽しい学園もの的雰囲気がありましたが、2期は文字通り人生をかけた戦いを描いています。
”勝つか、負けるか”だけじゃない、今後”走れるか否か”を問われてくるんです。
だからそのストーリーはもの凄くシビア。
心無い現実が主人公2人の前に立ちはだかってきます。
実話という説得力にフィクションならではのドラマ作り、それを丁寧に一本の物語に仕上げていて、盛り上がらないはずがないんです。
トウカイテイオーの成長
物語初期のトウカイテイオーは、きゃぴきゃぴした元気でお調子者な女の子っていう感じでした。
この頃の明るい性格は将来への自信がみなぎっている感じです。
そんな彼女がどんどん変わっていきます。
三度の骨折で完全に自信を失くし、引退を決意。
そこからライバルたちやファンに支えられて復活。
一番のライバルだと思っていたメジロマックイーンの病気、、
こんな苦難を乗り越えた最終話のトウカイテイオーは、
顔立ち、声、立ち姿までも凛々しい姿に成長しています。
今まで自分のために走っていた彼女が、誰かのために勝たなくちゃならない理由を背負った姿は本当に美しいです。
まさに不屈の帝王。
誰もが脇役じゃなく”主役”なんだ
ウマ娘が熱いのは最終話だけじゃありません。
なんと、2話からもう熱いです。本気出し過ぎじゃないのか?
2話はトウカイテイオーの出れなかった菊花賞を描いていきます。
自分の出れないレースで「もし自分が走っていたら」とイメージするテイオー。
ここまでは我慢、この次のコーナーで仕掛ける
ここからギューンって追い上げる!
先頭に立つ!
誰も僕に追いつけない・・・
レースに出ていたら勝っていたかもしれないのに、と悔しさのあまりテイオーは涙します。
しかし、実際にやってきたレースのトップ集団はテイオーの予想よりも速かったのです。
そんな彼女たちの熱気にテイオーは思わず息を呑みます。
「もしテイオーが出ていたら」
レースを見た人にそんな感想を持たれる。
これほど不名誉なことはありません。
ひょっとしたら実際のレースでも、スター騎手の引き立て役って思われてる馬はいたのかもしれません。
それでも、どんな馬にも意地がある。
結果負けてしまったとしても、どうせ勝てないと思って走ることはありません。
誰よりも勝ちたいと思っているんです。
だから誰もが「自分はテイオーより上なんだ!」と信じて走っています。
決してかませ犬や脇役なんかじゃないんだと。
ここには製作者のすべての馬への愛が感じられます。
ウマ娘2期の主役はテイオーとマックイーンですが、二人だけの物語じゃないんです。
どのウマ娘にもドラマが感じられて、だからこそ熱いストーリーが成り立っているんです。(あー思い出したらまた目頭が熱くなった笑)
最後に
本当はもっと早くに投稿する予定だったのですが、何度書いてもウマ娘の熱さが伝わってない気がして、そのたび書き直していました。
面白い作品の面白さの伝え方は、今後の課題になってきそうです。
あと個人的にすごいと思うところは、話がびっくりするほど簡単な所ですね。
複雑な設定だったり、混乱する要素が一切ないので子どもでも楽しめる作品だと思います。
ちなみに、もう超絶野暮発言なのですが、僕はウイニングライブはいらないんじゃないかなーと思ってる派です、すいません。
その分最終回はトレーナーとテイオーの会話を増やしてほしかったなーと思います。
しかしここまで熱い作品は本当久々に観ました。
僕の掲載した評価作品の中では「宇宙よりも遠い場所」がトップなのですが、それに匹敵する面白さだったと思います。
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